もしあなたに
自称詩人って言われたら
他称自称詩人になってしまって
こんがらがってしまうので
自称詩人とは言わないで
あれとかそれとかこれとか
呼んで欲しい
あれが息をしている
あれが ...
勝つためには
辛く苦しいことを
耐え忍ぶことが必要だと
思っていたが
それだけじゃないということが
今日証明された
日常に当てはめてみても
仕事は苦行だと信じていた人が
実はそれだ ...
アブラゼミの
ムクロ ひとつ
アスファルトに
転がり
、
躯 あやうく
踏みそうになった私、
左足でそっと隅へ寄せ
ムクロ改め見る観入り
息をする、大きく大きく
...
私は通り魔に刺されて死んだ
犯人は赤く熱い太陽
私は太陽の日に刺された
いつしか時は満ちていた
いつしか雨はやんでいた
いくつかの傷はまだ響きやまないけれど
しずかに吹く風が告げている
ひとつの旅が終わったのだと
振りむくにはまだ重すぎる日々も
見わたすに ...
白い、
そして少し青みがかった雪に身を投ずれば、
はるか昔の少年がいる
そういえば私は昔、少年だった。
と言葉を発する
誰にでもない、
おびただしく佇んだ雪達に向かって
私は ...
草が草の記憶を語りだすと
風の結晶はふと風に溶けていく
掌で温めていた卵が消えてしまった時
わたしは初めて言葉を知った
その日の夕方
新しいベッドを買ってもらった
感謝の気持ちを伝 ...
昼間は 陽射しにためらって
雑木林の奥に潜んでいる
秋が
しのび足で
次第に満ちて来る夜
軒ばの低い 村の細道
懐中電灯をてらして歩くと
いやに星がきれい
...
草むらで月鈴子がリリリンと鳴くから
季節が移り変わっていくのを感じる
風鈴の音色とも少し似てしまうから
間違わないように風鈴は小箱に仕舞おう
静まり返った夜の向こうで
あなたは何を思うの ...
焼けつく夕日が焼けつく 脳裏を焼いて 焼き付く夕日
まぶしく夕日がまばたく まばらに赤く 火をまぶす
赤錆びて ブランコ 赤錆びて 回る子の鎖
うらぶれて倉庫の 何世紀 遠いどこそこに かぶ ...
悲しみばかりが増えて
このままではいけない
花弁をバラしてみても
ご飯を食べても
言葉を知って勇気を出して
幸せを探しに行こう
どんなに遠くにあってもかまわない
歩くための足の準備は ...
ずる休みをして、駅の喫茶店でホットケーキをたべた。何にもならない恋みたいな良いことが落ちていないか、街をうろうろする。本屋をはしごして本の匂いを嗅ぎ、またちがう喫茶店で紅茶をのんだ。色だけが濃くて ...
空の割れます、
わたし水の色
肉の魂の苦痛
絶え間なく、
僅かな安息の瞬間
捕らえ入り込む、
「究極の円 巨大
粉雪と為って溢れ舞う」
わたしの内に私とい ...
宇宙のどこかで超新星が爆発している頃
ぼくは縁側で爪を切っている
我々という混沌を気にもせず
おはようございますと近所を装う
猫が欲しい 人も欲しい お金も欲しい
そろそろ寝ますか
それと ...
韓国の女DJが半分乳出して
踊り狂っているのを
頭の悪そうな男と女が
手を出して乳揉んだら
乳出しDJが恐怖を覚えて
訴えたとか何とかだって話
乳出して半狂乱の奴らの前に
立つことに先ず ...
蒼穹の動かず
足跡を辿る
神々の
こうべ上げ
何処までも深まる青、暗まる青
執着を突き抜け虚脱を突き抜け
到来する、
見晴るかす限りの光の野辺に
硬直した意識、遊ばせて ...
ちいさくて固い 心臓が
そっと弛まるように
白い雲は
もう 空の高さを競わなくなった
風が足跡をうずめるように
虫達も その聲を次第に顰ませて
次つぎと落ちて プリズムの ...
揺れる、揺れるよ、カーテンは
揺れるよ、揺れる、いつまで揺れる?
孤独な僕の、この部屋で
全て幻想なのだとしても
今日吹く風の清らかなこと
僕は僕とて不安が多く
薬を飲んで、ごまか ...
秋の午後には、詩を読んで、
ギターを弾いて、風景も、
人の挙動も、忘れたい。
中原中也だけを読み、
ニック・ドレイクだけ聴いて、
全てを捨てて、死にたいのです。
秋の午後には、音楽 ...
○「処理水放出」
「説明不足」というよりも
「信用不足」なのである
信用されてない総理が
いくら説明しても
同意はえられないのである
○「田舎の人間関係」
強ければ多少悪くたって
...
ゆきゆきてららららうたう晩夏かな
お昼ごろまろやかな粉のような白い雪が降って、触れる度に、溶けていく。冷たさに、濡れる。
霧になった雪に触れて増していく色並みが加えていく、濃さ深さ。街並みが輝いている。息を静かに繰り返す。吐息の ...
車体は低速な運転だ
もわっとした熱気に包まれ
夜闇に次々走り抜ける街道、
ちょこまか花開く
路傍に野性、
いろんな色おどらせ
青々艶めく猫じゃらし、
冬枯れ色褪せから蘇り
夏の ...
〈揺り籠の鳴る気息に点いて。〉
梢の濡れた通り狭く開かれた
頭上は
輝きだけでも ない。
藪蛇さえ 喉を通らず 羽の揃わない天使のころも、
きっと い ...
返還された軍用施設跡を覗きに
まだ子供だった僕らはフェンスを越えた
建物はまだ残されていて
バーらしき場所には
ボトルが転がっていた
中途半端に積まれたパレットに腰掛 ...
中心が多様な中心であり
多様な中心が中心であり
唯一の中心に多様な中心が呑み込まれる
(象徴天皇制・既存のキリスト教・唯物科学etc. )
コトナイ、
ノンセンス波打ち際に遊び ...
蝋細工の、人間の形をした名前の無い紛い物が、夏の温度によって次第に溶け瘦せ衰えていくさまを記録した短いムービーが、失われたシアターでリフレインされていた、それにはBGMどころか音そのものすら記録さ ...
ふりこにふれるたびに。このおもいでもちかいうちに。うけつがれていくのかな。ってなっていく。たかなるのはなんですか?
もしてつくられたもぞうひんであっても。わたしたちのあかしとしてのこる。 ...
ビーチもゲレンデもナイトプールもダンスフロアもレストランも、そういうのぜんぶいらなかった。あたしに必要なのは、きみの声が届く静かな空間だけ。音程、はずしてもいいからその声で歌ってほしかった。小さく、静 ...
未知の道の途上に在り
根っこ深々と張り出し
次第に熱帯びるノスタルジア
濃密に暗まる空の青みに沈潜する
日を追うごとに
思念は衝動は強く熱く
虚脱と執着は止むことなく
お前は何を求 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
自称詩人って言わないで
花形新次
自由詩
1
23/8/23 19:49
甲子園
ひろのふ
自由詩
1
23/8/23 18:19
光景の夏
ひだかたけし
自由詩
4*
23/8/23 15:24
日刺し
リィ
自由詩
0*
23/8/23 12:35
薔薇の泉
塔野夏子
自由詩
2*
23/8/23 9:41
あしあと
山人
自由詩
8*
23/8/23 7:22
待合
たもつ
自由詩
12*
23/8/23 7:07
虫の音
リリー
自由詩
4+*
23/8/23 6:06
音色
久遠恭子
自由詩
2
23/8/23 4:24
赤
なけま、たへ...
自由詩
5
23/8/23 2:53
言葉に勇気をもらい
黒髪
自由詩
6*
23/8/23 0:03
メモ
はるな
散文(批評...
3
23/8/22 23:30
オモイデ
ひだかたけし
自由詩
2
23/8/22 20:59
外でも内でもなく
空丸
自由詩
10+
23/8/22 20:38
セカンドレイプはセカンドプレイ
花形新次
自由詩
2
23/8/22 20:37
孤独の断章(新訂)
ひだかたけし
自由詩
4
23/8/22 16:32
回帰線
soft_m...
自由詩
8
23/8/22 15:06
カーテン
由比良 倖
自由詩
0
23/8/22 14:12
秋の午後
〃
自由詩
0
23/8/22 13:47
独り言8.22
zenyam...
自由詩
3*
23/8/22 12:59
進軍
足立らどみ
俳句
3*
23/8/22 5:32
『細息』『ささめいき』
武下愛
自由詩
2*
23/8/21 23:53
走り抜ける街道
ひだかたけし
自由詩
1
23/8/21 21:25
びしょう
あらい
自由詩
2*
23/8/21 20:21
ヘーグのフェンス 青空
AB(なかほ...
自由詩
5*
23/8/21 19:32
詩想8*
ひだかたけし
自由詩
1
23/8/21 18:34
この夢のどこかに
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
23/8/21 18:27
『いのちのかたち』
武下愛
自由詩
1*
23/8/21 16:59
エンドロールだけを、ずっと。
大覚アキラ
自由詩
1
23/8/21 16:32
ノスタルジア(新訂)
ひだかたけし
自由詩
2
23/8/21 16:29
321
322
323
324
325
326
327
328
329
330
331
332
333
334
335
336
337
338
339
340
341
342
343
344
345
346
347
348
349
350
351
352
353
354
355
356
357
358
359
360
361
4.13sec.