薔薇の美少年
かれの手よりも おおきなオレの手で
エスコートするように そのかたく骨ばった
小さな手をとって
かよ ...
今日の残り時間を いや
これからの日々を
一体どうやり過ごせばいいのか
博物館の展望室の幅広い窓から
霧に包まれた青い湖をみる
博物館って言ったって
それほど大きい訳じゃないから
あの切 ...
歩けば下を向き
人に会えば上を向き
嫌な事があれば横に向き
ちゃんと前を向いたのはいつだっけ?
私は変わらないのに
まわりは変わっていく
あの日がなければ
何にもなかった
自分で決めたと信じてる
どこかの遠い星が見てる
未来も過去も生も死も
静止した
14次元のテーブ ...
眠りをさますのは
グラスのピアノ
窓のカタコト
外気が漏れている
天井が笑っている
風に去られ
人目からも外され
膨らんでゆく実をあたたかに想う
たったひと粒 ...
肉体という
形姿帯び、
それぞれがそれぞれに
進み歩み脱落したり先頭切ったり
あきらめて
あさましくいどんで
果てには悟り
絶望もなく希望もなく
諦めてただ挑み続ける
...
悲しいくらいの青い空に
僕は吸い込まれそうになっている
僕に山や空や海を
謳ういのちを下さい
青空の悲しみを
謳ういのちを下さい
春 おそく
雲低い空の下
裾のほつれをまといつけておいた
小花柄のフレアースカートはいて街へ出る
図書館の帰り、線路わきの公園で
ひとり眺めみる
八重桜
ぼったり ...
手荷物を運んでいる途中
手荷物の無い手で触って欲しい、と人に言われ
代わりに国鉄時代の記念切符をあげた
質感が気に入ったようで
喜んで人は去っていった
遠くから連れてきた犬を飼い
笑っ ...
今日はよく晴れていて、スペースマウンテンに乗ってきた。
とても空いていたので3回くらい乗り込んで、馬の骨も、馬の皮もみてきた。
見上げると所々天井が剥がれてきてしまっていた。
ご機嫌な写真を一枚 ...
ああ、ほら
零のなかに壱がみえる
いえ
いってみたかっただけです
ぽつんと 取り残された
わたしは、何処にも属さずに
まっ逆さま空中でシャドウ
ずっとずっとかがやいて
白骨咥え肉を喰い千切る
貫通する対角線、
無数無数交錯し伸びる
直線たちに支 ...
morning
buy the poem at convenience store
cling poem on train
by way of a wicket
pass each othe ...
総武線が僕を運ぶ
大きな川をいくつも越える
すばらしいスピードで、チーバ君のあごのあたりに
たいへん多くの人生を乗せて、突撃
(hello!)
ホームに滑り込む勢いそのままに、
僕は階 ...
色あせた政治家のポスター
が見つめる こうえんからまっすぐにのびていた道は
とうきょう行の 一方通行で
希望だった
このどうしようもない こうえんの周りで
くすぶっているはずじゃない わたし ...
手を出さないでください!
(握手だけだよ!なんでダメなの?
手を出さないでください!)
黄色な歓声の中でひらひらひら~舞うピンク色。そんな雑然とした場所を僕は忌避していた。
数時 ...
天空、ぼうと青く
葉桜、ゆらゆらの揺れ
子供、両手委ねひろげて
緩やかな風に向かい
走り出す、走り出す
僕の心はイチゴ模様
街へ世界へ溢れる愛惜
天空に火を放ち、葉桜むしゃむ ...
1
水門の釣り人たちがいる
その長い長い棹を振りまわしながら
おのが鯉のぼりのように
まるで浮遊している
座布団の上に立っているかのようだ
2
ついぞ一度も
...
人は変わる
かなしみか、よろこびか
雲の形が変わるように
誰かの声も変わる
その声で呼ばれても
きっと気が付かないだろう
わたしもまた
変わってしまった
にくしみか、いとおしさ ...
1.
夜の陽だまりに
昼間見つけておいた
幽霊の足が咲いていました
窓辺で奇妙な咳をする
子どもの背中は丸くなる
(月のドーナツを齧ったのは
(わたしです
(歯型がぴったり ...
小さな小さな
柔らかな新芽
ひとつの命の繋がりの
たくさん たくさんの新芽
ひとつひとつが
別々の命のよう
ひとつひとつが
喜々として
じきに立派な
一人前の枝葉とな ...
まひるの
やさしい風が吹くころに
きらきら
ふりそそぐあたたかい
はるのひかり
あたらしい
一年が始まります
すこし
わくわくする
ひかりの舞踏が視えます
...
○「女ごろし」
友人夫婦と普賢岳に登った
前日の冷たい強風がすっかりやんで
登山日和となった
桜の花と新緑と360度の海の眺望が
映画のシーンのように僕の瞳に映った
山育ちのせいか海の ...
羽虫が渦を巻く
屋根裏の寝床で産まれた
産声はか細く
皆がこの子は駄目だと思った
けれど乗り越えた
四つになるまでは
臥せってばかりだったけど
学校には馴染めなかった
教師とも ...
いろんな生き物 いる
美醜、嫌悪共感 催させ
いろんないきもの いる
緩やかに飛翔しながら
すべて私たち、進化を共にしながら
地球に帰属し 大地、踏み締め浮遊しながら
...
枝垂れる桜のそれは
たおやかに美しく
雨粒の重みに抗うことができず
うなだれているかのようで
助けてやろうと手を差し伸べることなく
あともう少しこのまま見ていようと
自らの心に潜むマゾヒズ ...
橙の灯りみたいに
優しい君の声は
頭の中では
涼し過ぎるから
心の中で
聴いていよう
音符は黒のはずなのに
君の歌はロウソクみたいに
探し物を照らし続けている
その炎を借りた ...
ひとつ物音が消えてなくなれば、
かき消されていた音が聞こえてきます。
テレビを消してみましょうか。ちょうど今頃
は庭先から、みなさんがよく知ってるものや
そうではない虫 ...
この、
洗練され切った
野蛮な社会にて
貴女の顔に触れられる
初めて、その機会与えられ
独り切りになる
解る ということ
その瞬間 のこと、
言語は他者に伝えるため
只 そのため ...
私は日に日に純粋になっていく
私は日に日に成長していく
当に伸びんとする蒲公英のように
生きれば生きる程
私の周りに興味を持つ
いや私の中にあるものに興味を持つ
輝いているなぁ 世界は ...
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
過去作二編(薔薇の美少年、百合の男)
本田憲嵩
自由詩
3+*
23/4/12 21:24
市立博物館の星より
〃
自由詩
1*
23/4/12 20:14
傾き
リィ
自由詩
2*
23/4/12 18:59
銀河のハッピーセット
mizuno...
自由詩
2
23/4/12 18:42
ひと粒の
soft_m...
自由詩
3*
23/4/12 17:32
魂の進化
ひだかたけし
自由詩
5
23/4/12 16:20
悲しみ
渡辺亘
自由詩
2*
23/4/12 15:30
八重桜
リリー
自由詩
10*
23/4/12 8:49
手荷物
たもつ
自由詩
12*
23/4/12 7:36
150年
白書易
散文(批評...
2*
23/4/12 4:33
めも
うし
自由詩
2+*
23/4/11 21:05
夜想45〇官能愛の向こう
ひだかたけし
自由詩
5*
23/4/11 19:28
the poem at conveni
モリマサ公
自由詩
1*
23/4/11 17:54
This is the Chuo-Sobu Line tra ...
fujisa...
自由詩
5
23/4/11 15:53
いちごシロップ
〃
自由詩
2
23/4/11 15:50
桃色批評 (1)
アラガイs
自由詩
4*
23/4/11 15:49
命の大地
ひだかたけし
自由詩
6*
23/4/11 15:40
旧水門の星より
本田憲嵩
自由詩
4*
23/4/11 15:27
光る虫
やまうちあつ...
自由詩
2
23/4/11 15:03
Ghost/Leg
ちぇりこ。
自由詩
11
23/4/11 11:42
新芽
日朗歩野
自由詩
2*
23/4/11 10:41
はるのひかり
秋葉竹
自由詩
2
23/4/11 7:46
独り言4.11
zenyam...
自由詩
1*
23/4/11 7:08
それだけが
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
23/4/10 21:54
夜想44〇緩やかな飛翔
ひだかたけし
自由詩
5
23/4/10 21:14
桜憎
坂本瞳子
自由詩
0
23/4/10 20:56
アカペラ
ミナト 螢
自由詩
3*
23/4/10 19:37
夜半、消えゆく音に
AB(なかほ...
自由詩
3
23/4/10 19:13
五行歌、貴女を解する
ひだかたけし
自由詩
3*
23/4/10 17:58
透徹
渡辺亘
自由詩
0+
23/4/10 16:34
308
309
310
311
312
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334
335
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337
338
339
340
341
342
343
344
345
346
347
348
3.36sec.