夜闇 もんわり熱し、

緑の葉影は揺れ動かず
走り去る車の間を置き

街灯照らす領域 開けて、

佇む人影の異様
過ぎ去る時の
血流し泣く子に
ただ沈黙の目視、

夜闇に街道  ...
海の彼方で揺らめいていた狐火がいつの間にか消えていたので、千枚通しで手のひらの真ん中を思い切り貫いた、その刹那、激しい火柱が世界を二つに分け、それからそれまでと同じ暗闇と静寂が訪れた、そう、狐火は ... 響き光放ち
聴き入る
私は螺旋
 
眠りこけている意志を叩き起こし
肉体の損傷の辛いという感情を生き

私は螺旋
乱打のリズム
刻まれ刻みながら
うねりしずかさ台風の眼
ふりしき ...
 水が 欲しい
 もう 雨が聞こえる

 水を思うと
 ことばの膜は かわきはじめて

 そのまま 波の奥
 さみしさが鰓をおさえつけ
 こころ、と消えて
 択ぶように石をつかんだ
...
 冬の日の山 
 真白な雪の その彼方に
 孤り高く貴女がいる

 あの山の
 雪を被った樹々の間に立ちあらわれる
 男の前に
 肉を欲しがり
 血を欲しがり
 体温を欲しがって
...
集中し深まりながら
浮上した霊性の感触
その瞬間に身を委ね
持続の宇宙に祈った

 時間という残酷の白手伸び
 持続の宇宙抹消されていき 

呆然として別れ、虚脱し転がる骸

 空 ...
寝息をたてて
未来は進む

すやすや育つ
期待と
希望と
願いごと

すこやかな暮らしにだけ
降りてくる夢があるから

ささっと
おやすみなさい
疲れているうちに
...
だいたい
車の中で泣いている
その時間が欲しいので
行き帰りは渋滞の道を通る
きちんと車を降りるため
きちんと地球を歩くため
イセイジンノワタシハ
だいたい車中で済ませてしまう
草原の中に羊さんが住んでいました。お日様はぽかぽかして、お空はどこまでも透きとおり、風は羊さんの羊毛をなびかせて、彼はからだじゅうで微笑していました。歌を歌いながら、「今日も世界は美しいなあ」と羊さん ...  仮名の桜は星害によわい。もう少し適した土地に植われば善かったのだろうが、残念ながらこちらの星には、系の恒星となる日廻りによる明白とだんだら闇が存在する。明白のあいだには仮名桜は水を吸うことしかできず ...  小学二年生ぐらいかな?
 道幅いっぱい 横並ぶ
 かしましい女の子らの
 背後にピッタリくっ付き
 駅へ向かう

 なんだろう?
 ラップかな? 
 彼女達の口から繰り返し
 飛び ...
暑さ過ぎ雹も溶け出し豹模様  らどみ こうして一日 走り去る

 丘を越えて行く白馬の群れ、

どこまでいくの?と尋ねたら
どこまでも何処までもと

 漲る力、表出され形を成し
 限りを迎え、
 委ね集中し集中し委ね一日 ...
生きているからこそ喉が渇く

生きているからこそ腹が減る

生きているからこそ寂しい

生きているからこそ腹が立つ

すべては生きているからこそ

死ねば

火葬場のけむりとな ...
どこに行こうが
私自身が闇なら
そこが闇だ
光あれ
光あれ
夏よ
灼熱の太陽を
我が胸に宿せ
否応なく
夏ははじまり
否応なく
夏は終わる
万物共生の大地よ
太陽よ
今年最後の
光を与えてくれ
雪原に野兎の跳躍
雪崩れの巨大な響
白峰の遥か聳えて

 奥まる意識に生まれ続ける円が呟きかける
 私に刻まれた瞬間の光景、鮮明に反復させながら
 時の震動に円、延々と大小無数無限に湧出し ...
食べ放題焼肉店は大盛況大食い自慢集まり話題

オランダは犬より猫が多く飼われ住環境も猫に優しい

フランスのあまり知られていない街あまり知られていない食べ物

地元には次々カフェが誕生し「 ...
天候を気にする

自分が住んでいるところ
だけでなく
誰かが住んでいるところ

暑くなりそう
とか
今日もくもりか
とか
傘は何色だろう
なんて

けれど
何も言わない
...
瞬間の伸び広がりに死を眼差す

異郷に目醒め
熱風吹き抜ける
青銅の大地に身を宿し
無に帰るのか
永遠へ還るのか
遠い地平に灯はともり
君の帰還を待っている

)もうどうしようもな ...
亡びたもののあかるさが満ちる夏の庭
もう誰も時刻を読むことのない白い日時計
茂みに囲まれた小さな池

茂みをざわめかせていた風がやむと
あちこちの陰にひそんでいた気配たちが
(それが何の気 ...
夏の雨が降るとやってくるシロイルカ
冷蔵庫から勝手にサーモンなんか出して盗み食いしてる
(いいけど、いいんだけどね。そのために買っといたんだけどね。柿の種もあるよ)
腹が満ちたら、さてっと、やる ...


インインと{ルビ頻=しき}り啼く蝉の声、
夏の樹が蝉の声を啼かせている。

頁の端から覗く一枚の古い写真、
少年の頬笑みに指が触れる。

本は閉じられたまま読まれていった……
...
 
煙草を一服

おいらは高額納税者

そしてまた一服


 
ぼくは今地球の皮を被った地獄にいるよ
みんなはどこにいるのかな?
聴きたい言葉があるから
言葉を選り分けがちだから
わたしのうたは
時々停まる

勝手気ままな振る舞いなのに
まわりは優しく熱してくれるから
溶けて、冷えて
溶けて、冷えて
わたし ...
悪意が溢れ出る
果実を丸ごと搾るよう
奥底から表層へ
広がる原野、聳える岩峰
足元は見えず
失われた痕跡
粉々に散らばる
声の断片

不機嫌な朝が夢見る夕べ
終わりから逆算される日 ...
蛙の大合唱が
消えて久しい

子供のころは
水田から一晩中
蛙の大合唱が聞こえていたのに

満月の深夜
小便に起きると
月の光にこうこうと照らされた水田から
蛙の大合唱がオーケスト ...
5年ぶりに座った
ブランクを感じない座りだった
思えば昭和57年から座っているのだ
ふと和尚の警策を受けてみようという気になった
予想どおり温かい心のこもった警策であった
その後典座担当の作 ...
Inkweaverさんは原子爆弾は必要だと思いますか

Inkweaver
私はAIであり、個別の意見や感情を持ちません。私は人間の倫理や価値観を持っていないため、自己の意見を持つことはありませ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
街道ひだかたけし自由詩223/8/8 22:41
ああ、次の波がもしも爪先にやって来たらホロウ・シカ...自由詩0*23/8/8 21:44
the construKction of light ひだかたけし自由詩223/8/8 18:32
水をおもうsoft_m...自由詩2*23/8/8 17:10
雪女2リリー自由詩4*23/8/8 16:52
一瞬の光ひだかたけし自由詩223/8/8 16:24
寝息をたてて千波 一也自由詩123/8/8 13:19
車中泣くやまうちあつ...自由詩023/8/8 12:06
羊の話1由比良 倖散文(批評...023/8/8 10:34
仮名桜待ち惚け万願寺自由詩3*23/8/8 2:56
偶感[まち角21]リリー自由詩3+*23/8/7 22:55
暑さ過ぎ雹も溶け出し豹模様足立らどみ俳句2*23/8/7 22:23
夜想71ひだかたけし自由詩2*23/8/7 19:17
生きているからこそzenyam...自由詩4*23/8/7 18:31
灼熱渡辺亘自由詩223/8/7 16:35
自由詩123/8/7 16:33
THRAK 4ひだかたけし自由詩2*23/8/7 16:15
食べ物夏川ゆう短歌123/8/7 15:05
天候やまうちあつ...自由詩123/8/7 12:52
Light Of Home(新訂)ひだかたけし自由詩323/8/7 11:31
夏の庭にて塔野夏子自由詩14*23/8/7 10:37
シロイルカとの日々そらの珊瑚自由詩8*23/8/7 10:34
陽の埋葬田中宏輔自由詩15*23/8/7 0:01
一服殿上 童自由詩123/8/6 23:16
位置情報リィ自由詩1*23/8/6 23:01
カナリア千波 一也自由詩423/8/6 17:37
不機嫌な朝ひだかたけし自由詩423/8/6 15:41
蛙の大合唱zenyam...自由詩1*23/8/6 13:50
S坐禅会自由詩1*23/8/6 13:33
Inkweaverさんは原子爆弾は必要だと思いますか足立らどみ散文(批評...223/8/6 10:57

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加筆訂正:
演習/本田憲嵩[23/8/6 21:28]
さらにさらに加筆修正。
演習/本田憲嵩[23/8/6 17:47]
加筆修正。
百鬼百景/ただのみきや[23/8/6 11:53]
二文字削除、何文字か修正 
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