その瞬間から、敵兵たちの攻撃は、正確なものとなった。
(俺たちの動きが分かっているのか?)と、アイソニアの騎士は惑う。
「おい、ヨラン、状況はどうなっている?」
「はい。敵は暗視の呪文を使ったと ...
ただでさえ暗い時間帯に、この漆黒の地下室は、
敵味方双方にとって不利であるように思われた。
しかし、アイソニアの騎士はゾフィアスの剣を持って歩いていく。
この剣は、幾度となくアイソニアの騎士を、 ...
昨日は三時頃に昼食を食べたので
夕方に洗い物をした時に
水に漬けておいた時間が短すぎて
炊飯器の内釜にこびりついた米を
かき取ることが出来なかった

それで米を炊くことは諦めて
八時に車 ...
初冬の光は
ちょっとあたたかで優しい

川のほとりで
すすきが日光浴している

若いすすきは
つややかな穂先をしならせて
本当の冬を迎えうつにあたり
どう生きていこうかって
ささや ...
月が落ちた衝撃で
髪が何本か絡まったらしい
拡大したら平べったい毛ね
みんなぴょんぴょん跳ねたって

今朝の夢がまるで予定調和
黒々と野良豚の群が現れて
ぼくも黒っぽく決めて
尖った靴 ...
同じ二音を持てる単語をかさねて詩歌は作れぬか
「{ルビ窓=まど}辺に{ルビ惑=まど}うマドンナが{ルビ魔道=まどう}師を呼ぶマドリード」

こっから先が出てこない 考え続けて十二年
そろそろ新 ...
天空の青
熱失う肉

輝く太陽、
ひかり
ひかり

東の空、

なんにもない
なんでもない

うっすら白い月、
巨大な輪郭 
現し浮かぶ

西の空、

横断歩道を渡 ...
ざる蕎麦の蕎麦の香りが鼻にくる昔から変わらず自然な味

松島の島々めぐる遊覧船島の形をものに例える

真夜中に火球見かけて驚いた普通の流れ星より赤い

始発から電車は遅れ進めない旅行プラン ...
○「今年も独り言で暮れていく」

○「あなたののは短いから
いいのよ、というシルバーあり」

○「山に登って見知らぬ山ガールと話をするのも
なにかの縁なり」

○「おしゃべりしたければ ...
僕は何かを考えていることによって
そして 夢を 見ている 僕は
この 誰のためでもなく
手にしたハガキを そこで
手に見つめているだけの時間の中で
僕は書くべきことを思っている そして
橋 ...
二〇二二年十月一日 「ネモ船長の最後の冒険」


 海外SF傑作選『異邦からの眺め』6作目は、ヨゼフ・ネスヴァドバの「ネモ船長の最後の冒険」太陽系を破壊しに来た異星人たちをやっつけに地球から ...
すまふおがうまれてからながいあいだ

わたしはすまふおといることをゆるされなかった

せかいぢゅうのにんげんがすまふおをとおして

つながったのに

わたしだけひとりでいるのがいいとお ...
 国の予算について、新規国債発行で賄えばいいと主張してきたが、もちろん政府が国債発行という貨幣の供給を、民間や国民の側にし過ぎると、モノに対する貨幣の価値が下がってしまう。ここは個人消費や景気の動向を ... 外は一面の雨跡、うっすら
わたしの脳髄、拘束され
記憶の光景、次々再生する

なんだろう?

ピーナッツを頬張りながら
無限の広大に震えしずまり

夜、概観

心音の響きに 耳、 ...
炊飯器が天に召されて三度目の冬
あれから飯はフライパンで炊いてます
浸水三〇分ってのは変わりませんが
一〇分で炊けるんだからやめらんない

着火して 最大火力で加熱
ガス台の隣でうすい文庫 ...
一生かけて
一枚の自画像を

雨の日も晴れの日も
鉛筆を動かす

長い年月を経て
現れたのは
自分とは似ても似つかぬ
見知らぬ誰かの肖像だった

呆然と立ち尽くす
これはいった ...
なにもない
だれもいない
凍結した
大雪原の
真ん中で

まわりの山々の雪崩レル
脳髄貫く 巨大な響キ、

どぉんどぉん どぉんどぉん 


立ち尽くす
少年、

雪降る ...
なにひとつ持っていかぬという気持ちで
日々、靴をはき
仕事をし
夕飯の買い物をして
靴をぬぐ

思い出も悲嘆も後悔も
生き残った人たちのもちもので
三途の川の向こうには持ち越せぬ

...
去年の年末に
急に
母がご飯を食べられなくなった

入院して退院してご飯だけは食べられるようになった

みんなに迷惑をかけたくないからと自然に弱って死ぬのを決めた日に父にすき焼きを作っても ...
思いでをつくる
まずは目
動物なんだよ こんな時
迫りくる灰色の展開の前で
ふくらんで見えるあんたの目

つぎに声
これがたぶん一番 思いで深いよ
弦はやわらかめ
冬の午後は木の根が ...
十二月三日 日曜
天氣 晴
起床 六時三〇分
就床 九時二七分

今日は日曜だけれど父が太田へ集會に行かれるし私も亦學校へ来なければならないので何時もの様に起きた
朝食前に妹のシヤツ・ズロ ...
ぼく達が 猫にするように
猫もぼく達をアイコンにするとしたら
吹きこぼれそうな世界にも
意外と芯がやわらかい
救いが見つかるかも知れないね

そんな風にしのび
ひと粒のみかん 皮ごとほお ...
あの覚めた感覚は味わいたく無い、心が高振らず醜い自画像でも見ているような気分を数時間過ごすのは全く詰まらない それより昼過ぎた後、空気が沈み出し未完成の音楽流れる まだ正気に戻っていない頭に少し風が入 ... 女は3ヶ月の子供がいるわ、と話し始めた
薄暗い室内灯が小さな女の顔を照らしていたせいか幼く思われた
主人とは別居しているの、と私が返事をする間も無く続けた
どこか一点を見つめながら暗誦するように ...
魔女はパーティーをする
おとこもおんなも関係なく
みんな赤い靴をはいて
死ぬまで輪になって踊る
叫ぶような歌声
かなしい歓び

輪のそとは
危険だから
出ていけない

手を離さな ...
有刺鉄線をナイロン弦に張りかえて
ビヤン、ビヤンと音を奏でる
音を聴いて目覚めた鳥が飛び立った
丘の向こうの仲間に知らせる
警笛ではない、静かな寿ぎ

地下室ではテーブルを囲んで作戦を立て ...
ヨランは、すぐさま、この地下室の燭台に向かって矢を放った。
ぱちん、ぱちんという音を立てて、燭台は破壊されていく。
しかし、視界を奪われたのは、味方だけではなかった。
「おのれ、ガージェス。俺は ...
「わたしはあなたを見くびっていましたが、
 あなたもわたしを見くびっていましたね、騎士殿」
ガージェスが、不敵な笑みをもたらしながら、言った。
「わたしは、ここに来るまでに三つのことを考えていま ...
その時だった。一つの声が響いた。
「助けてください! グーリガン様! アイソニアの騎士様!」
それは、イリアス・ナディの声だと思われた。
「イリアス? 無事なのか? まだ生きているのだな!」
...
○「ありのままを認める
これこそ愛なり」

○「多様性の時代
夫婦食い違ってあたりまえ」

○「小言は
自分への不平不満を
まわりに向ける行為である」

○「加害者は
被害者をよ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
暗闇のなかの戦い(三)朧月夜自由詩1*22/12/12 17:03
暗闇のなかの戦い(二)自由詩1*22/12/12 17:03
「経済の真実」ジム・プリマ...自由詩3*22/12/12 16:08
日光浴そらの珊瑚自由詩9*22/12/12 14:40
十一月十五分soft_m...自由詩1*22/12/12 14:21
サバカレ46U自由詩2*22/12/12 13:14
光の青に包まれるひだかたけし自由詩422/12/12 10:52
遊覧船夏川ゆう短歌122/12/12 10:36
独り言12.12ホカチャン自由詩1*22/12/12 8:16
12月の部屋番田 自由詩022/12/12 1:24
詩の日めくり 二〇二二年十月一日─三十一日田中宏輔自由詩14*22/12/12 0:01
すまふおといっしょ秋田の米はう...自由詩122/12/11 23:53
「クレクレ星人の独り言6」ジム・プリマ...散文(批評...2*22/12/11 22:33
夜、概観ひだかたけし自由詩5*22/12/11 21:50
拝啓、浄土の炊飯器46U自由詩4*22/12/11 20:05
自画像やまうちあつ...自由詩122/12/11 19:31
宇宙の心音ひだかたけし自由詩4*22/12/11 19:27
向こうの花畑だけが凍湖(とおこ...自由詩1222/12/11 19:08
死ぬ、のはなし秋田の米はう...自由詩622/12/11 18:47
つみ木あそびブルースsoft_m...自由詩122/12/11 18:33
女學生日記 四十二TAT散文(批評...122/12/11 18:16
しのび足ブルースsoft_m...自由詩2*22/12/11 17:43
溶け出す音楽nia自由詩222/12/11 15:56
聞こえてきた声と音について自由詩022/12/11 15:42
サバトーー輪になって踊る凍湖(とおこ...自由詩322/12/11 15:11
ナイロン弦にXIAO自由詩5*22/12/11 12:44
暗闇のなかの戦い(一)朧月夜自由詩1*22/12/11 12:43
ガージェス・ノルディア(八)自由詩1*22/12/11 12:42
ガージェス・ノルディア(七)自由詩1*22/12/11 12:41
独り言12.11ホカチャン自由詩0*22/12/11 6:28

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加筆訂正:
しのび足ブルース/soft_machine[22/12/11 17:44]
雑餉 ざっしょ、雑餉隈(ざっしょのくま)地名
冬の禁断症状/ただのみきや[22/12/11 12:48]
修正
3.61sec.