ああ 満月、真っ正面に輝いて
カーテン開け窓辺に佇めば
白く白く白銀に生き在り、
そして遥か昔から
言祝ぐように
向かいの家に灯った橙の明かり
観てる私は誰?
思考停止し詩想する ...
まどろみの午後、鼻毛を抜いていた
また白いのが一本
何事もなかったように、また鼻毛を抜くことにした
鼻毛
まどろみの午後、鼻毛を抜いていた
おや、白いのが一本
ち ...
キンタマが二つあるのは
何故なのか?
考え出すと
夜も寝られなくなっちゃうんですよ
バランスの問題でしょうか?
世界にひとつだけのキンタマ
一人一人違う種を持つ
この歳になると
...
宙空を見つめていると
無音の内ざわめき刻まれ
意識の奥行き、浮遊する声
沸き立つ力動が私を捕らえる
均衡は保たれ静かさ充ちるこの時、
私はこの力動に導かれ私の内に沈み込む
意識の奥 ...
臨終の時が迫ってきていた
母と娘で長年過ごした
平屋のあばらやで
床に臥せっていた母は娘に言った
今まで苦労を掛けてごめんね
一生貧乏な暮らしで終わった
自分の人生に付き合わせた娘に
...
○「有難い実家」
今度娘が
二人の孫と一匹の犬を連れてきて
10日もいると妹が笑う
実家に泊まれない人たちもいる中で
誠に有難い実家だ
○「中古車不正問題」
急に中古車が
事故車に ...
ふたり分の沈黙を乗せて
笹舟は遠ざかる
意識を過去へ葬るための
ひとつの光の繭となって
むかし使っていた腕時計が
どこかで針を揺らしている
重ねた手が夜の魚のよう
夏の体温に静かに跳 ...
どこいったっておんなじさ
あのまちこのまち
もう少しでなくなる
さわやかな減少の中で
さまざまな現象の中で
大きな音で音楽を聞きながら
泣き言がいつか
尽きるのを期待して歩いているん ...
なにもかも字書にゆだねる僕たちの心知りつつ理解あきらめ
*
Inkweaver
創作のモノマネは、他のキャラクターや声色を自分なりに表現することで、創造性や想像力を刺激し、新しい ...
博士、ふざけているんですか?
電気じゃなくて便器自動車だなんて
まぁ、そう怒るな、説明だけさせてくれ
これは便器に座って走る自動車だ
トイレだから、渋滞をものともしない
今の時代、それく ...
ビックリモーターの報道は
日本車の優秀さに驚く報道だ
百円交換の格安オイルでも走る
更に頼んだオイルや部品の交換を
していないくても壊れない
たとえ部品交換しても
新品ではなく中古品を取り ...
天道虫畑の朝露に
濡れながら
もうすこしできる話が
あったような気がした
痩せ細った夏草の礼儀正しさ
わたしはすっかり
風邪をひいてしまった
少しずつでも構わない
そう思ってい ...
ついにわたしの頭から木こりは離れなかった
そこでわたしは木にいった
「切ってしまうぞ」と
しかしそれはわたしのもっともお気に入りの四季であり
秋だった
...
重なる地層の貝殻は
私がこどもだったときと同じように
だんまってしましまの地層に
連なっている
この貝たちが生きていたとき
夏は夏だったのか
夏と名付ければ
きっと夏であったその季節 ...
草は
大地(ほし)からあふれるエネルギーの現れ
こんなにも草が育つ
私たちの国
水が豊富な
土が肥沃な
明るい
恵まれた土地なのだ
砂漠化が進む
この地球(ほし)の上で
特 ...
蜘蛛 小さな柔らかな足取り
はったハッタと白紙を這って、
殺そうかと一瞬想ったが
なぜか指先 取り留めた
その姿立ち振舞い 繊細に伸びやか大胆に
透明な瞬間 捉えた眼差し視覚 私に語り
...
ちいきをまもる
ぐりりとぐらら
りんせんたいせい
すいかのもよう
ちゅうかんかんりの
ぐりりとぐらら
りそうのゆめは
すぐそこなのに
ゆめのような
うつつのような
...
夏空青く太陽を欲望し
ギラギラ輝き熱す
燃える光の円球、
爆発し続け
眩む意識、
堕ちる
堕ち続け
深みへ深みに
燃える情動の流出し
開く、魂という無限に
異様な意識の階層 ...
十九時半は回っていただろう
仕事帰りでもなさそうな洒落たポロシャツの中年男が
客のまばらなカウンター席で飲んでいた
そこは、いつもなら私の指定席だったのに
仕方なく隣で
梅 ...
君が「孤独」と名づけた場所
そのさらに奥に
小さな部屋がある
くすんだ象牙色の壁紙
いくつかの黒ずんだ木の棚
そこには本 小函 硝子壜
円い置時計 何処かの土産といった風情の
人形や ...
新聞屋は忙しい
その日のうちに記事を書き上げて印刷する
日が明けてまだ暗い夜明け前、遅くとも2時までには配送される
各々集積所から各家庭に配らなければならないからだ
だからといって投稿欄の ...
夏の日には祭りがありまとまった休日がある
夏はいつも遠い記憶を作る
だから夏とは愛であり
私はその中を生きる
かき氷でも食べて涼しくしよう
海辺や川辺でのんびりしよう
夏を壊さないで
完 ...
星が降る夜もある
傘をさして歩いたら
星の熱でビニールが解けた
海にポタポタ落ちるたび
じゅうじゅう煙を上げている
雹もぼたぼた降ってきて
拾いあげて見てみたら
氷の球の真ん中に
...
日差しの刃に斬られ
だらしなく溶けてゆくかき氷の
まだ冷たいスプーンをなめながら
またひとつ星がおちたのに気づく
小豆とぎと河童と
座敷わらしとあと誰だっけ
訃報を連絡するために
黴 ...
熱風に吹かれ
太り始めた半月、
夜闇に浮かんでます
白く白く白銀 空
なんだろう?この感覚
助けて! と、
落ち着き払い
誰かに 誰でもないダレカに
叫んでいるのです、 ...
左手に溶けたアイスクリーム
右目に遠ざかる稜線
風の音しかしない口笛
右足で蹴ったゴミ箱
左耳で聞いた流行歌
海の匂いしかしない溜息
右手は枯れたサボテン
左足は錆びた自転車 ...
その
無名の深み
見つめ聴き入る、
歴史的平面的に辿らず
個体的立体的に観入り
巨大な細やかなもの 突然頭もたげる
歌詞カードは要らない ただ響かせて
脳髄から濃密に魂に ...
ホントに海なんだって
あるつってんだよね車座のばあちゃん連が
あの丘をこえたらザザザ
と、むかし たぶん一度きり
お波とお供からあっとさらわれると云い
舟のり達なら躊躇うわず ...
不動の時、
伸び広がる瞬間
掴み取り 委ね揺蕩い
濃密に青の空、
響き奏で
なぜ僕ら生きているのか
忘れてしまう
いつも
声、あなたの
起伏のない温かな
包み ...
ゲームセンターの活気は
見ているだけがいい
かつてハイスコアを争った
夭折たちの親しみが鎖されている
憧れた景品は
一度もとれたことがない
冷媒は触れると綺羅をすり潰す
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夜想70
ひだかたけし
自由詩
4
23/7/30 20:50
鼻毛 それから
殿上 童
自由詩
2
23/7/30 20:30
キンタマがひとつなら
花形新次
自由詩
0
23/7/30 18:21
THRAK
ひだかたけし
自由詩
3
23/7/30 17:46
天使 (群馬県館林市にて)
ばんざわ く...
自由詩
1
23/7/30 17:30
独り言7.30
zenyam...
自由詩
2*
23/7/30 14:28
怪異のはだえ
ただのみきや
自由詩
5*
23/7/30 13:06
reveairth enghage ean reings.
竜門勇気
自由詩
1*
23/7/30 10:36
創作のモノマネして何がたのしいのか?
足立らどみ
短歌
2
23/7/30 10:17
便器自動車
イオン
自由詩
1*
23/7/30 9:33
ビックリモーターカー
〃
自由詩
0
23/7/30 9:26
夏風邪
たもつ
自由詩
5
23/7/30 7:18
きこりとスゥイーパー
菊西 夕座
自由詩
2*
23/7/29 23:48
新しい夏のソネット
佐々宝砂
自由詩
1*
23/7/29 21:45
志
日朗歩野
自由詩
5*
23/7/29 21:06
夜蜘蛛
ひだかたけし
自由詩
5
23/7/29 19:26
虫送り(チグリス チグリス ユーフラテス)
AB(なかほ...
自由詩
9
23/7/29 18:23
出来
ひだかたけし
自由詩
3
23/7/29 17:09
二人酒[まち角20]
リリー
自由詩
4*
23/7/29 15:38
小さな部屋にて
塔野夏子
自由詩
11*
23/7/29 9:52
太郎新聞が行くよ
アラガイs
自由詩
9+*
23/7/29 7:26
夏
黒髪
自由詩
4*
23/7/29 0:04
星が降る
木屋 亞万
自由詩
3*
23/7/28 23:37
失う夏のソネット
佐々宝砂
自由詩
6*
23/7/28 20:01
Help!
ひだかたけし
自由詩
3*
23/7/28 19:54
私
夏井椋也
自由詩
5*
23/7/28 18:50
夜想70〇ドミナンテ
ひだかたけし
自由詩
2
23/7/28 18:26
ザザザ
soft_m...
自由詩
8*
23/7/28 16:37
断章・あなたと共に
ひだかたけし
自由詩
4*
23/7/28 16:17
ゲーマーズハイ
soft_m...
自由詩
2
23/7/28 15:26
330
331
332
333
334
335
336
337
338
339
340
341
342
343
344
345
346
347
348
349
350
351
352
353
354
355
356
357
358
359
360
361
362
363
364
365
366
367
368
369
370
加筆訂正:
太郎新聞が行くよ
/
アラガイs
[23/7/29 17:43]
二連冒頭部、忙しないに訂正
太郎新聞が行くよ
/
アラガイs
[23/7/29 17:42]
二連ーチャリンコを付け足しました
3.06sec.