あらたに開通された高速道路と道の駅にとって替わられたとても広いパーキングの、そのとても強い潮風にさらされた。元直売所の窓ガラスはいくつも破れはて、そこにはオニグモが何匹も巣を張りめぐらし、その赤茶けた ...
我は燃え盛る火の玉
より良い人生を送りたいという願望の権化
願望が強いほど 不安や緊張は大きくなるが
それらをいじくらず あるがままに感じつつ
突き動かされるように 努力前進
怠けること ...
ぽかんと浮いてるじゃん
ぽかんと輝いてるじゃん
不思議な太陽、
一つの恒星、
絶対の否定のその後にも
墓碑銘刻んだその跡にも
うっすらと時を生き抜き
信じられない過去の堆積
...
潮騒の浜辺に無数の小蟹の赤々と横走り
懐かしい原初の磯の香に包まれ、
聖なるもの 降って来る
異様なもの 降って来る
独りの人 思い出の予感に打ち震え
記憶の奥から取り出され ...
後悔しても
後悔を味わう
今
未来の今に
今を生きるために
その人のその時を
私が生きることは出来ないので
私は私の今を生きる
誰のものでもない
私の人生を生きる
...
その影は
駐輪場で談笑しているオバチャンを
横目で捉え
建設中のマンションの傍を行き
細道抜けて
一軒の 美容院へ向かいます
二時間後
チリリン!
ガラス扉が開 ...
グループ旅行は晴れて欲しい
旅のちもっと晴れ
二人旅は風に吹かれたい
旅のちそっと晴れ
一人旅は雨に打たれたい
旅のちきっと晴れ
職場がホワイトすぎて
霧の中にいるみたいなんです
ここまででいいからと
最後まで任せてもらえなくて
この霧が晴れるのかどうか
わからなくて怖いんです
大切にされてはいるけど
信用され ...
悲しくて涙が流れることはないんだよ
思わずこぼれてしまうのは
くやしい時
情けない時
感動 感激したとき
そして君に背をむけられた時
どうして
...
夏まっしぐらの緑したたる峠にあって
世のくさぐさは置き去りにみちている
だれがいったい気にかけてくれるだろうか?
路傍の瀬戸際でひんまがったガードレールを
曲がりなりにも身を呈して明け暮れ ...
まだあたらしい平日、
月曜日とおなじくらい性質(タチ)のわるい、
前半のまだ前半、
週末の解放と賑やかさへとたどり着くゴールテープまでは、
まだほど遠く、
しかし、身体のなかのエンジンはもう ...
ダリアの花をみて
生々しいなと
ふと思い
ガーベラに怒られた事を
思い出す
花を愛でる趣味はないのだけれど
紫陽花を眺めながら
ふと自分の事をカタツム ...
白月、輝く果て
何が在るのか
混沌に呑み込まれ
現 仮の住まい、
間借り人
私は此処に佇み
静か激しながら
激しながら静か
一時に滞在する、
この世界の一位相
壊しなが ...
時々、手に負えないところまで来てしまった、と思う。ふしぎと軽い気持ちで、すかすかした、他人を見下ろすような安全な心持で。
室内と、外気の掛け離れた温度がそうさせるのかもしれない。夏の盛り、あるい ...
ふわっと風、
吹いて来て
わたしを洗う
わたしは笑う
この慎ましい空の息吹き、
ふわっとふいて
わたしをあらう
わたしをわらう
そして消えて この時にこの朝に
...
暗やみに
はり 巡らされた 糸
目ざめ る
頭蓋に は
蜘蛛 が棲む か
吐きだ された
糸 が伸び て老いて
朝 を待たず
足音 に
ちぎられてゆ く
...
人魚の名前が アリエルだとしたら
膿ばかり見てきた こんなアリエルも 有り得る
膿には 国境はない
膿には清濁も いっしょくたん
わけることのない暗い世界で
大波小波 ちぢにみだれ ...
最近よく良いことが起きる
奇跡なんかではなく
そうなることが決まっている
視野が広がったような
目の前が明るく見える
良いことすれば
良いことが続く
身も心も元気で溢れる
...
たどたどしい指が生み出す
バッハのプレリュードを
小さな鉢植えに収まったサボテンだけが
棘をかたむけて聴いている
他の観葉植物は枯れて
手元に残ったそれは
巣立っていった息子が置いてい ...
欠けることのない月が
いつでも私を照らしている。
屋根の下にいても、
眠っていても、
この目に映っていなくても、
月は私を照らしている。
月は私を太陽だと言う。
いつでも私を暖める、 ...
孤独という実体、
実体としての孤独、
いつのまにか確固と在り
*
真夜中 両脇に眠る
父親と母親に挟まれ
僕は突然目覚めた
豆電球に照らされ
薄暗闇のなか
浮かび ...
あーーーーーーーーー
あーーーーーーー
あーーーーーーああ
っと
なんだっけ
・・・
...
昭和、平成、令和と
時代は過ぎて
流行り廃りはあろうとも
男一匹
包茎だけは
何が何でも守らにゃならね
剥いて剥かれて
諦めて
泣いて明かした夜もある
だけど
余り物には福があるの ...
580円払って屋内におる夏
図書館には1時間しかおれんねんて
死ぬほどは不便ちゃうから
って黙っておれる人たちが
努力が足らんみたいに
どの口が言うねんて
足引っ張らんといてな ...
この世界という
永遠の力動
両眼を開く今、
私は私の他者と成り
世界へと注ぎ込まれ
私の中で世界が躍る
優勝したレーサーが
表彰台に立ち
彼は語った
風と一つになった
と
彼は事故で
この世を去ったが
その言葉とともに
伝説のレーサーとなった
わたしは今
目を閉じ
風の音を ...
お湯を沸かしながら
まだ眠い気だるさには
モカブレンドのドリップコーヒー
昨夕スーパーの陳列棚に一袋だけ
お買い得商品のプライスで残っていた
この一杯の 目覚めが心地良い
...
天井が透けないまま
朝が来るのだとしたら
それは夢を見ていないからだ
こうしたい
あぁなりたい
頭から漏れる息は
軽いのに
最後まで昇り切れずに
目玉焼きの白身になったりする
...
蠢動する思考、イメージに充たされ
なにものか 入って来る、
わたしの内に
蠢動含霊、宙に飛び立つクラゲの自在
王様に導かれていた民たちの狂乱、
感覚印象から遠く離れ
異様に ...
熱気充満する夕、
庭先赤々と
幾筋もの斜光集まり
沈みゆく太陽の
夜闇に領されながら
輝き躍り染める死者達の眼、
徘徊し始める黄色い犬を追い
せめぎ合い薄れ始める境の残像、
闇と光 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
浜茄子
本田憲嵩
自由詩
5
23/7/23 1:08
FIREBALL(ファイアボール)
ひろのふ
自由詩
1+
23/7/22 22:14
なぜ生きてるのですか? って
ひだかたけし
自由詩
3+*
23/7/22 18:51
聖なるもの異様なもの
〃
自由詩
2
23/7/22 17:31
※五行歌 四首「後悔しても 後悔を味わう」
こしごえ
自由詩
8+*
23/7/22 17:10
影法師[まち角19]
リリー
自由詩
2*
23/7/22 15:37
旅のち快晴
イオン
自由詩
1*
23/7/22 11:21
ホワイトアウト企業
〃
自由詩
1*
23/7/22 11:20
涙
佐白光
自由詩
0
23/7/22 8:21
美の真髄は置き去りのガードレール
菊西 夕座
自由詩
3*
23/7/22 5:13
火曜日
本田憲嵩
自由詩
6
23/7/21 23:32
めも
うし
自由詩
0
23/7/21 21:08
混沌のプロセス
ひだかたけし
自由詩
2
23/7/21 18:18
メモ
はるな
散文(批評...
3
23/7/21 17:10
この朝に
ひだかたけし
自由詩
5
23/7/21 16:06
夜のうちに
soft_m...
自由詩
2+*
23/7/21 15:49
こんなアリエルも有り得る
るるりら
自由詩
9*
23/7/21 15:41
良いこと
夏川ゆう
自由詩
5
23/7/21 13:02
夏の日のプレリュード
そらの珊瑚
自由詩
11*
23/7/21 10:08
月と太陽
utsuwa
自由詩
2
23/7/21 0:17
自我というもの
ひだかたけし
自由詩
3*
23/7/20 23:08
めも
うし
自由詩
0
23/7/20 20:20
包茎一代
花形新次
自由詩
0+*
23/7/20 19:47
580円払って
奥畑 梨奈枝
自由詩
1
23/7/20 16:29
穏やかな飛翔6
ひだかたけし
自由詩
2
23/7/20 15:58
風
銀薔薇
自由詩
2*
23/7/20 13:00
一片の空
リリー
自由詩
8*
23/7/20 12:43
spring and fall
ミナト 螢
自由詩
2
23/7/19 18:49
穏やかな飛翔5
ひだかたけし
自由詩
2
23/7/19 18:36
夕に焚べる2
〃
自由詩
2
23/7/19 15:54
333
334
335
336
337
338
339
340
341
342
343
344
345
346
347
348
349
350
351
352
353
354
355
356
357
358
359
360
361
362
363
364
365
366
367
368
369
370
371
372
373
加筆訂正:
夏の日のプレリュード
/
そらの珊瑚
[23/7/22 13:21]
少し加筆しました。
6.11sec.