もう
どうでもいい

放てば
満ちる





またね


言える
ありがたさよ
弧を描いて塞ぐ 白地に光を無駄に注ぎ褪せるまで


 新天地から口移しで呂律を絡ませ捌いている。なにも
 なにもかも、嘘つきだから あやとりしながら手拍子して
 作為的な二枚舌で覆いかぶせる ...
明けて静かな正月
少し笑顔の戻ってきた母の顔を見て
また あの青空を思いだしてしまい



それから
僕らのパイロット・プラントを吹き抜ける風は
いつでも同じ音になった
...
あなたを音にする
わたしも音になる
狭いけれど
小さく響き合う
梨の実のように
透きとおった瞼に
指先で触れてみる
それだけでもう
抱きしめている

古い通り
澄んだ廃屋 ...
あすは大事なひとに会う
あかりを落として伽羅を焚く

あすでくるりと生きざま変わる
あかりを落として伽羅を焚く

あすでくるりと生が変わるなら
いまのわたしは今宵かぎり
さいごのわ ...
永遠はどこにある?
時間の繰り返しなのか?
それとも時間の長さか?

私が生きてから死ぬまでの時間は
人によっては短く見え
そして長く感じるだろう
私は産まれてから数10年生きて死に
...
東京事変の恐るべき大人たちが大好きだ~

そんな気分の秋の夜長だー
一度は殺し捨てたこの人生、
オノレ貫く力動の
坩堝の唸り 聴き入り
病みと共に生き進化し続ける、と
この肉身滅ぶ迄


灯火、
遠く確かに
輝き在り
律動の波打ち際に
独り生き続 ...
あざやかに
ひろがりひびく
次々湧く想い出の
白い花々を鉄空の荒れ地に
投げ入れ放ち突き破り喰い入る
記憶の原初を細やかに辿り遡行する

感じ取ること と、感じ取られたもの 峻別し

...
物心ついた頃にはTVがウチに居座っていた。
自分の運命よりも他人の運命を察しては笑い、憂う…
そんな日々を疑うことなくたぶん、続けているのだと思う。
こんな環境を半世紀以上続けられていること ...
蜂蜜の小瓶にバゲットは半分の長さ
ダイハツの看板を左に曲がる
アジサシの悪口散々聞かされて
戻らなくちゃ、森だか海だか
案山子の着換えを先に済ませたら
右足あるかちゃんと確認して
帰りは安 ...
光る風
青空に
ぽっかりぽっかりと雲
あああ
生きている
時には
仕方無いこともあるが
私は
選んだのだ
命を
 すすきの穂が暮れ終わって
 秋が もはや殆んどない

 御寺の緑に
 ふとこぼした涙は何処へ行ったのか
 荒々しい血汐のざわめきが
 遠い日のことであったと
 気附いたのか
 一 ...
横断歩道のラインの梯子
とおりゃんせ、がスピーカーからあふれる
さあ渡ろう
白だけを踏んで
くちさびしいからつぶやく
「アネモネ アネモネ アネモネ」

猫みたいにやわらかな足で
...
寂れた町の匂いのする
季節外れの席でビールを飲む
砂粒だらけの赤い足で、
板張りの床を踏んでいた
濡れた髪の女の子が
ハンバーガーとポテトを運んだ
台風が去った跡の景色が、
そのままこの ...
そよぎゆらぎ
煌めく葉群れ

ひかりの匂い
引き締まる気

囀ずる鳥達の
響きに絆紡ぎ

界の木霊に人
震わせる言葉
とらわれている
とらわれないようにすることに。
だから
向き合おう
いのちと共に
 
 慈悲とつれあって深夜のスーパーを歩いた
 あるいは慈愛とつれだって萩の花をばらまいて歩いた
 おれたちにとっての幸運が猫のしっぽであったような、
 あるいは取り残された者たちの最 ...
ありがとう
空よ
私の至らない部分が
人のこころを傷つけてしまうのは
私が至らないからです。すると
みんなが至らないよ、と
空は
青ざめてくれる
空よ
ありがとう
いくつかの雲は  ...
ライナスのナイフは安心ナイフ
あの時ナイフがあったから
血は流れなかった

ライナスのナイフは安心ナイフ
言葉は役立たずだったから
血は流れ続けている

ライナスのナイフは安心ナイ ...
  梱を解く
  潮風に鳴る 缶ごみ
  いろどる 比喩たちの面皰

  梱を解く
  あなたの二枚の手を思う
  ひらたく延ばした糊状の意味

  荷はひろげられたまま
  ...
馬鹿な連中が屯していたって
今日は気にしない
街角の商売女にだってそうさ
何故なら今日俺は大宮少女に会いに行くんだから
京浜東北線に揺られ荒川を越えてさ

一週間は長い
デスクに坐ってパ ...
リハビリ中

リハビリなか

なか‥‥シホ
高速で切り刻まれた、記憶の断片の産卵、街路の水溜りの中で澱んだ紙屑になる、血を感じられない日々の中で神経組織が煙を上げている、いつでもどこか鼻腔が焦げ臭いのはきっとそのせいさ、都市の回転はドラム式 ... 魚屋の前ではきっと
夕焼けが足りないと 
うつ向いてしまうのだろう



戻って来た理由もどうでもいいので
僕も
ほんとにくさいと笑って食べた



世界の全てが ...
どこでもないここで

或るものを在らしめる、
生動する思考そのもの

やわらいでゆくことば、
広がる光の大地溶かし

どこでもないここで

太陽を直視しながら、
躍る無限の緻密さ ...
三連覇すれば充分なのかもとカープのファンは四連覇願う

湖の綺麗な水に触れてみた地球の愛として湧き出た水

湧き水のお薦めの場所教わったやや山奥の薄暗い場所

世羅町は空気美味しい花の町観 ...
神様がいないことをこれほど欠損と感じるものか  苦悩というものについては、ぼくは、よく知っているつもりだった。しかし、じつはよく知らなかったことに気がついた。ささいなことが、すべてのはじまりであったり、すべてを終わらせるものであったりするのだ。た ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
※五行歌 二首 「放てば満ちる」こしごえ自由詩3*23/10/26 10:04
みたされたすべてが真直ぐだった あらい自由詩223/10/26 8:18
sayonara.com 11-20AB(なかほ...自由詩423/10/26 8:14
愛おしいたもつ自由詩423/10/26 4:43
伽羅を焚く福岡朔自由詩4*23/10/26 0:22
リィ自由詩023/10/25 22:26
めもうし自由詩123/10/25 20:33
五行歌、こしごえさん「選んだのだ 命を」に呼応詩ひだかたけし自由詩723/10/25 17:48
詩想27〇心自由詩423/10/25 15:06
いまはもうだれもいなくなったナンモナイデ...散文(批評...3*23/10/25 14:21
つづくよどこまでも妻咲邦香自由詩123/10/25 13:13
※五行歌「あああ 生きている」こしごえ自由詩0*23/10/25 13:03
※五行歌「選んだのだ 命を」自由詩5*23/10/25 10:53
涙の行方リリー自由詩3*23/10/25 10:51
アネモネアネモネ福岡朔自由詩2*23/10/24 23:38
幽霊たちの砂浜atsuch...自由詩18*23/10/24 17:39
詩想26〇言葉ひだかたけし自由詩423/10/24 15:25
※五行歌「とらわれている とらわれないようにすることに。」こしごえ自由詩0*23/10/24 15:08
黒犬の眼球中田満帆自由詩623/10/24 13:03
失礼しますこしごえ自由詩11*23/10/24 11:27
ライナスのナイフ竜門勇気自由詩2*23/10/24 10:41
梱を解く草野春心自由詩223/10/23 22:59
大宮少女花形新次自由詩123/10/23 22:24
リハビリシホ.N自由詩1+23/10/23 22:15
壊れた受話器に泣かないでホロウ・シカ...自由詩1*23/10/23 21:54
okaeri.com 1-10AB(なかほ...自由詩523/10/23 20:43
詩想25ひだかたけし自由詩323/10/23 16:36
花々夏川ゆう短歌423/10/23 15:15
欠損かち自由詩123/10/23 6:21
陽の埋葬田中宏輔自由詩11*23/10/23 1:00

Home 戻る 最新へ 次へ
322 323 324 325 326 327 328 329 330 331 332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 
3.78sec.