くつろいでいるんだな
いつものイートイン、
いつもの濃いめのアイスコーヒー

午前だけ、
朝の薬に病状は落ち着き

顔を上げればガラス越し、
街はいつのまにか
雨に濡れ
傘の黄、黒 ...
 新しい朝が来るのが嫌で、それは誰も理解しないことで、新しい美しい朝が、過去の自分を殺していくのは確実にそう、遠い過去に存在する幽霊みたいな自分が、自分の地続きだって、確証を持って言える?遠い未来に存 ... 止まない雨はないように、そう言って傾ける傘の方向に、居ない私を見ないままだ。傘の下にある君の濡れた半身と、傘の下にある君の半身と、外にあり見つめている、羨ましいような妬ましいような、いや、そんなものじ ... ○「争い」
ケンカも戦争も
どんどんエスカレートする
いったん始めると仲直りは難しい
行き着くところまで行かないと気がすまなくなる
うちの地域でもちょっとしたことがエスカレートして
裁判沙 ...
我が子抱き強うなりたしスクワット 野に咲く花は可憐な娘の
胸に抱かれて摘まれて行った
可愛い娘は優しい男の
瞳に恋して嫁いで行った
若い男は愛と自由と
正義の名のもと兵士となった
愛しい娘に別れを告げて
若い兵士は戦地へ ...
二〇二二年二月一日 「たくさんのぼく」


 ぼくはたくさんのぼくからなっていて、なにごとかを言ったりしたりするときには、そのたくさんのぼくの同意のもとで行われており、ときには少数のぼくの見解を ...
最近ミスチルの曲を聴いていた
サブスクで聴けたからだった
カラオケに行きたくなった 久しぶりに
歌いたいと あの頃のように
僕は思ったのだ


そんな歌を口ずさみながら
腰を堤防に下ろ ...
祝福の瞬間は、闇に沈み佇む時と共に

この孤独という人生に唐突、到来する

永遠の剔抉、すべて在るものとの共生

若い、老い、病み、自然な必然を生きる過程で

出逢い別れ、また出逢い別 ...
俺はお前を殺さんで
ほんまによかった
お前はどっかで生きて死ぬ

俺はお前を殺さんで
ほんまによかった
お前はどっかで生きていく

俺はお前を殺さんで
ほんまによかった
お前はどっ ...
○「インターネット」
もっともっと技術が進んで
IDもパスワードもいらない社会になることを
僕は心から願っている

○「家電十年もの」
家を新築してから
十年目に入る
まずトイレが故障 ...
ひそやかに
野辺の一角で
根を張り芽を出し
やがて見事な花咲かせ
遂には色褪せ萎れ枯れていく

密やかな野辺の
一角で出来し消滅し
降り注いだ瞬間、瞬間の
在るもの在るもの、艶やかな ...
十月八日 日曜
天氣 晴
起床 六時十七分
就床 十時〇分

今日は家の清潔で疊を出したりたゝいたりしてとても忙しかつた
お晝前にやうやく濟んだのでお晝から篠塚さんと妹・真ちやん等と田圃の ...
太陽が陰に隠れた隙の月


名前から抽象的に広がった


未知満ちる道を my go 舞う迷子


実体のない実験の実体験


頑なに語らなかった固い肩


太陽は勿体な ...
野菊

トップクオーク

石亀
神から見捨てられた者でさえ

人の手によりて熱く掬われる

神が手に余るほどの破廉恥も

人に宿りて救わせる神の御業
千のドラゴンは、まさにアイソニアの騎士たちに襲いかかろうとしていた。
この時、剣を捨てることとは、まさに己の死を意味する。
(こんなところで死んでたまるか)という思いが、
アイソニアの騎士にもエ ...
アイソニアの騎士は、一頭のドラゴンを斬って捨てた。
「ぎゃっ!」という悲鳴を、オーマルであったドラゴンが上げる。
しかし、「アイソニアの騎士様。騎士様。ここは対話すべきです。
 ここハーレスケイ ...
「人間が……ドラゴンに変わったのか?」アイソニアの騎士は、呆気にとられた。
エイミノアも同様である。剣の柄に手をかけけたま、その光景を呆然と見守る。
ただ一人、盗賊ヨランだけは、それがありうべきも ...
  かの女は亡くなった
  たとえばの話 飴玉を 歯でくだいた

  あらい生地の 喪に服して
  いななこうとする肌の
  ごく健康な寒気

  葉かげでつぎつぎ破擦する 秋の ...
特別なものを持たない女は答える
「優しい人が好き」
前提条件の「私だけに」を言わない
勘のいい男は
他に厳しくすることで
「私だけに優しい」ことを強調する

特別なものを嫌う女は答える
...
ほのかに しずか 迫り来るもの

時間の持続、通り過ぎる人
髪を掻き上げ、白髪落ち

ヴェールに包まれ ただ 在るもの

降り注ぐ瞬間、喋り続ける人
この曇天に、息を継ぐ

どこか ...
なにも、持たなくてよいと信じた

さまよえるあのころ、コーラが好きだった

忘れられなくない絶望、でも忘れず

むねのおくに刻み込む、勇気と信じて

あすを夢見ない現実に ...
いくつかの枝葉をのこして、花を切っていく。もっと沢山の花を咲かせるために必要な処理だ。
そして、わたしたちはまた違う街へきた。

これまででいちばん短い期間での引越しだった。短い春と長い ...
眠りについて

夢の世界が
扉を開くまで

さあ今日は
どんな夢を見るのだろう


小さな期待に

いつも
ちょっとした幸せを感じている

でも
夢はそんなに甘くはない ...
夜風に紙垂がゆれる

 一文字だけの汗

斜影のない自転車を追いかける

       金星はいつも金星で

見上げれば笑う檸檬の月

御前三杯酢をと乾く舌から 季節は巡り
...
10月15日(土)、
 少し遠くの図書館に行って、小説を借りてきた。陽だまりは懐かしく澄んでいた。小説からは、少しレモンの匂いがした。
(小雨の朝とは違う昼の光や、少し遠くに来たという身体の浮遊感 ...
雪の頂きへと進みます
あなたと隣り合いお茶を飲み

雪壁は凍りつき輝き神が宿るよう
あなたはいつもチーズケーキと紅茶

頂きは遠い途方もなく遠い
あなたは若く微笑みは優しい

ピッケ ...
ぽつんと ひとり
つめたい かぜ

ふいてふきつけ
つーっ と 水 

はだをつたわり
したたりおちる




母の腹の底に沈む
母の腹の其処に浮かび
六歳の美奈坊と絡み合 ...
「さあ、ドラゴンたちが来ました」オーマルは上空を見つめて言った。
「龍どもか! 一匹残らず殲滅してくれる!」
アイソニアの騎士は旌旗堂堂と声音を上げた。だが、オーマルは意義を唱える。
「いけませ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
朝にくつろいでひだかたけし自由詩7*22/10/17 11:39
正しい間違い這 いずる自由詩122/10/17 10:26
自由詩022/10/17 10:25
独り言10.17ホカチャン自由詩1*22/10/17 9:48
我が子抱き強うなりたしスクワット奥畑 梨奈枝川柳122/10/17 3:30
When will we know?板谷みきょう自由詩1*22/10/17 0:08
詩の日めくり 二〇二二年二月一日─三十一日田中宏輔自由詩13*22/10/17 0:01
いつもの川で番田 自由詩322/10/16 23:04
一つになる一つになれるひだかたけし自由詩1*22/10/16 21:56
ほんまによかった奥畑 梨奈枝自由詩422/10/16 20:21
独り言10.16ホカチャン自由詩1*22/10/16 20:06
直観的思考と命の饗宴ひだかたけし自由詩122/10/16 19:08
女學生日記 三十五TAT散文(批評...022/10/16 18:39
隙間水宮うみ川柳3*22/10/16 18:03
令和4年10月16日(日)みじんこ自由詩1*22/10/16 17:48
神の見えざる手菊西 夕座自由詩1*22/10/16 17:36
クーゲンドルにて(六)朧月夜自由詩2*22/10/16 16:22
クーゲンドルにて(五)自由詩1*22/10/16 16:21
クーゲンドルにて(四)自由詩1*22/10/16 16:20
品性の喪草野春心自由詩122/10/16 14:49
勘のいい男イオン自由詩022/10/16 12:35
天のラッパひだかたけし自由詩122/10/16 11:29
夜を、歩く秋葉竹自由詩222/10/16 9:30
メモはるな散文(批評...422/10/16 8:45
時間の真実st自由詩522/10/16 7:38
晩秋アラガイs自由詩15*22/10/16 5:34
日記、思ったこと由比良 倖散文(批評...722/10/15 23:14
あなたと隣り合いお茶を飲みひだかたけし自由詩122/10/15 21:54
キオクの怪物自由詩122/10/15 19:06
クーゲンドルにて(三)朧月夜自由詩1*22/10/15 16:14

Home 戻る 最新へ 次へ
332 333 334 335 336 337 338 339 340 341 342 343 344 345 346 347 348 349 350 351 352 353 354 355 356 357 358 359 360 361 362 363 364 365 366 367 368 369 370 371 372 
加筆訂正:
晩秋/アラガイs[22/10/17 6:49]
御前三杯酢をと~御前~改訂上これも足しておきます
晩秋/アラガイs[22/10/17 6:43]
見上げる~修正ですね、畏れ入ります
永いひとつの息の向こうから/ただのみきや[22/10/16 12:09]
誤字脱字修正
晩秋/アラガイs[22/10/16 6:35]
見下ろすー見上げるに変更
3.67sec.