二〇二二年十月一日 「ネモ船長の最後の冒険」


 海外SF傑作選『異邦からの眺め』6作目は、ヨゼフ・ネスヴァドバの「ネモ船長の最後の冒険」太陽系を破壊しに来た異星人たちをやっつけに地球から ...
すまふおがうまれてからながいあいだ

わたしはすまふおといることをゆるされなかった

せかいぢゅうのにんげんがすまふおをとおして

つながったのに

わたしだけひとりでいるのがいいとお ...
 国の予算について、新規国債発行で賄えばいいと主張してきたが、もちろん政府が国債発行という貨幣の供給を、民間や国民の側にし過ぎると、モノに対する貨幣の価値が下がってしまう。ここは個人消費や景気の動向を ... 外は一面の雨跡、うっすら
わたしの脳髄、拘束され
記憶の光景、次々再生する

なんだろう?

ピーナッツを頬張りながら
無限の広大に震えしずまり

夜、概観

心音の響きに 耳、 ...
炊飯器が天に召されて三度目の冬
あれから飯はフライパンで炊いてます
浸水三〇分ってのは変わりませんが
一〇分で炊けるんだからやめらんない

着火して 最大火力で加熱
ガス台の隣でうすい文庫 ...
一生かけて
一枚の自画像を

雨の日も晴れの日も
鉛筆を動かす

長い年月を経て
現れたのは
自分とは似ても似つかぬ
見知らぬ誰かの肖像だった

呆然と立ち尽くす
これはいった ...
なにもない
だれもいない
凍結した
大雪原の
真ん中で

まわりの山々の雪崩レル
脳髄貫く 巨大な響キ、

どぉんどぉん どぉんどぉん 


立ち尽くす
少年、

雪降る ...
なにひとつ持っていかぬという気持ちで
日々、靴をはき
仕事をし
夕飯の買い物をして
靴をぬぐ

思い出も悲嘆も後悔も
生き残った人たちのもちもので
三途の川の向こうには持ち越せぬ

...
去年の年末に
急に
母がご飯を食べられなくなった

入院して退院してご飯だけは食べられるようになった

みんなに迷惑をかけたくないからと自然に弱って死ぬのを決めた日に父にすき焼きを作っても ...
思いでをつくる
まずは目
動物なんだよ こんな時
迫りくる灰色の展開の前で
ふくらんで見えるあんたの目

つぎに声
これがたぶん一番 思いで深いよ
弦はやわらかめ
冬の午後は木の根が ...
十二月三日 日曜
天氣 晴
起床 六時三〇分
就床 九時二七分

今日は日曜だけれど父が太田へ集會に行かれるし私も亦學校へ来なければならないので何時もの様に起きた
朝食前に妹のシヤツ・ズロ ...
ぼく達が 猫にするように
猫もぼく達をアイコンにするとしたら
吹きこぼれそうな世界にも
意外と芯がやわらかい
救いが見つかるかも知れないね

そんな風にしのび
ひと粒のみかん 皮ごとほお ...
あの覚めた感覚は味わいたく無い、心が高振らず醜い自画像でも見ているような気分を数時間過ごすのは全く詰まらない それより昼過ぎた後、空気が沈み出し未完成の音楽流れる まだ正気に戻っていない頭に少し風が入 ... 女は3ヶ月の子供がいるわ、と話し始めた
薄暗い室内灯が小さな女の顔を照らしていたせいか幼く思われた
主人とは別居しているの、と私が返事をする間も無く続けた
どこか一点を見つめながら暗誦するように ...
魔女はパーティーをする
おとこもおんなも関係なく
みんな赤い靴をはいて
死ぬまで輪になって踊る
叫ぶような歌声
かなしい歓び

輪のそとは
危険だから
出ていけない

手を離さな ...
有刺鉄線をナイロン弦に張りかえて
ビヤン、ビヤンと音を奏でる
音を聴いて目覚めた鳥が飛び立った
丘の向こうの仲間に知らせる
警笛ではない、静かな寿ぎ

地下室ではテーブルを囲んで作戦を立て ...
ヨランは、すぐさま、この地下室の燭台に向かって矢を放った。
ぱちん、ぱちんという音を立てて、燭台は破壊されていく。
しかし、視界を奪われたのは、味方だけではなかった。
「おのれ、ガージェス。俺は ...
「わたしはあなたを見くびっていましたが、
 あなたもわたしを見くびっていましたね、騎士殿」
ガージェスが、不敵な笑みをもたらしながら、言った。
「わたしは、ここに来るまでに三つのことを考えていま ...
その時だった。一つの声が響いた。
「助けてください! グーリガン様! アイソニアの騎士様!」
それは、イリアス・ナディの声だと思われた。
「イリアス? 無事なのか? まだ生きているのだな!」
...
○「ありのままを認める
これこそ愛なり」

○「多様性の時代
夫婦食い違ってあたりまえ」

○「小言は
自分への不平不満を
まわりに向ける行為である」

○「加害者は
被害者をよ ...
 この先に何があるのかなんて

 かけっこには関係ないんだ

 気になるあの子に

 先頭でゴールする姿を見せたいだけ

 鬼になっても

 ボールを追っかけても

 スタ ...
他者と共に
住むことの孤独
ひとり
住むことの
孤独

結局、
それだけなのか
人と人は
出逢い寄り添った
ときの、熱

敵は誰?なのかも
もはやわからない
洗練され尽くし ...
 防衛費の増額とその財源をどうするかの議論を皮切りに、与党内の政局が大きく変わろうとしている。
 一番の変化は与党の若手議員の多くが経済を勉強して、正しい貨幣観を身につけたことだと思う。
 財務省 ...
漆黒の
闇の静かさに
潜むもの
余白、一拍
風吹き抜け

傘がない
貴女に逢いに行かなくちゃ*
街はイルミネーション
降りしきる
雨、冬の

開ける海
初めてみた
その広漠 ...
リアルな打合せの
ホワイトノイズで
トイレでサボれた職場
リモート会議で
抜け出せない

エンジン音の
ホワイトノイズで
無言でも平気だったが
アイドリングストップで
コミュニケー ...
{引用=鬱蒼}
鉈で枝をはらう
雑木林に入口をつくる
入ったからといってなにもない
暗く鬱蒼としたそこに
誰を招くわけでもないが
時おりもの好きな通行人が
ちょっと覗いては去ってゆく
...
  

心がとっても嬉しくて
笑いたくなる帰り道、

夕暮れ時の家々に
あたたかい灯(ひ)がともるころ、

体は少し寒いけど
すぐに我が家へ辿り着く。

悲しみなんて世界には ...
「具体的な考えを聞かせてもらおうか? いや、まずお前の名前だ」
「わたしは、ガージェス・ノルディア。オーバ・ニーチェのナンバー2です」
「オーバ・ニーチェは、祭祀クーラスの作った密偵網だと言ったな ...
事態というのは、刻々と移り変わっていくものである。
しかし、長い間平和な時代が続いたライランテ大陸では、
今回の戦争は、痛手と悲痛とをもたらすものだった。
「戦争というものは、誰が勝ってもおかし ...
「それは出来ません。彼女は大事な人質、いいえ、交渉の{ルビ緒=いとぐち}です。
 あなたから、最善の道を引き出すためのね」ガージェスの口は滑らかだった。
「わたしはあなたに一つの提案があります。こ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
詩の日めくり 二〇二二年十月一日─三十一日田中宏輔自由詩13*22/12/12 0:01
すまふおといっしょ秋田の米はう...自由詩122/12/11 23:53
「クレクレ星人の独り言6」ジム・プリマ...散文(批評...2*22/12/11 22:33
夜、概観ひだかたけし自由詩5*22/12/11 21:50
拝啓、浄土の炊飯器46U自由詩4*22/12/11 20:05
自画像やまうちあつ...自由詩122/12/11 19:31
宇宙の心音ひだかたけし自由詩4*22/12/11 19:27
向こうの花畑だけが凍湖(とおこ...自由詩1222/12/11 19:08
死ぬ、のはなし秋田の米はう...自由詩622/12/11 18:47
つみ木あそびブルースsoft_m...自由詩122/12/11 18:33
女學生日記 四十二TAT散文(批評...122/12/11 18:16
しのび足ブルースsoft_m...自由詩2*22/12/11 17:43
溶け出す音楽nia自由詩222/12/11 15:56
聞こえてきた声と音について自由詩022/12/11 15:42
サバトーー輪になって踊る凍湖(とおこ...自由詩322/12/11 15:11
ナイロン弦にXIAO自由詩5*22/12/11 12:44
暗闇のなかの戦い(一)朧月夜自由詩1*22/12/11 12:43
ガージェス・ノルディア(八)自由詩1*22/12/11 12:42
ガージェス・ノルディア(七)自由詩1*22/12/11 12:41
独り言12.11ホカチャン自由詩0*22/12/11 6:28
かけっこ佐白光自由詩022/12/11 1:23
五行歌、暴力と愛1ひだかたけし自由詩422/12/10 23:43
「クレクレ星人の独り言5」ジム・プリマ...散文(批評...3*22/12/10 21:09
五行歌、五感の未知ひだかたけし自由詩6*22/12/10 19:18
ホワイトノイズイオン自由詩1*22/12/10 15:46
冬の禁断症状ただのみきや自由詩4*22/12/10 14:23
ハッピー・クリスマス秋葉竹自由詩122/12/10 13:25
ガージェス・ノルディア(六)朧月夜自由詩2*22/12/10 12:27
ガージェス・ノルディア(五)自由詩1*22/12/10 12:26
ガージェス・ノルディア(四)自由詩1*22/12/10 12:25

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加筆訂正:
しのび足ブルース/soft_machine[22/12/11 17:44]
雑餉 ざっしょ、雑餉隈(ざっしょのくま)地名
冬の禁断症状/ただのみきや[22/12/11 12:48]
修正
3.61sec.