自分で自分の機嫌を取るとか卑屈な奴隷じみたことを言うな。

自分自身がパートナーや思わなどないすんねや。
見えるものがある
見えないものがある
意識はどちらにも開かれ
わたしは目醒めながら
じっと耐え見据えている

白い骨、剥き出された肉
灰色にウネル空、歪み伸びる糸杉
無数の肢体が躍る宇 ...
この曇天の大気に

秋の甘やかな匂い
微妙に含まれ漂い

確かな秋という季節の現れが
わたしの意識を鮮明にする


用水路の土手沿いに
赤々と咲き並ぶ
彼岸花は未だ
見い出せず ...
こんなに
さびしい 夕方は
ぎゅっと 固めたとうふ

幸せしかない
テーブルの片隅

ほくほく 崩れると
あまい香りが
ぷわりと 胸いっぱい
ふくらむのが いいのです

こんな ...
旋回

ゆっくり

飛行機雲
激しく降り注いだ
雨は
想い出と共に路面で弾け

君は
二度と引き返せない
短い言葉を

鋭利な刃物の
ように
差し出した

雨が上がった後
僕は一人だった
古い
探 ...
太陽へ 昇っいく
闇に 包まれ
悪夢を 抱え
太陽を 目指す

すべては剥奪され
すべては創造され
恐怖と歓喜、恐怖と歓喜

  *

意味を思考を奪われた
あるものアルモノ襲 ...
女の身体に
夢中だった10代、20代
他のことに興味なんかなかった

学問になんて
何の意味もなく
一所懸命勉強している奴が
バカに見えた

俺には女の身体と
音楽があれば良かった ...
白いシャツを
洗う時
襟から夢が
羽ばたいてく

音も立てないで
舞い上がり
全ての信号を
青にして

空の果て
逃げて来た
つもりなどない

これから何かを
探しに行く ...
眼が在り映り凝視し続ける眼に
脳裏の戦場の消えない殺し合いか
眼前の草むらの裸の子供らの激しい絡み合いか

展開され焼き付けられるその光景

草むらの草いきれも
左足にぐるぐる巻かれた包 ...
水曜日


「ああ
もうまじみんながなにをいってるのかわからない
やってることはなんとなくわかるが
言葉そのものが
ぜんぜんわかんない
本当によくわかりません
言葉にす ...
大人になっていく僕を
古い恋は嘲笑っている

「無理だ。お前に花を愛さずに、
『畢竟意志の問題』なんて」

そうだ。閑雅な肉欲が
襟を掴んでぶん殴れってさ

バラッタバッタレラッタラ ...
その年の
名曲たちを知ろうと

ここ数年
紅白歌合戦を見続けているが

なんと
ほとんど心に響くような
名曲には出逢わない

もちろん
古い昭和のヒット曲や

昭和の有名な
...
九月三十日 土曜
天氣 晴
起床 六時〇分
就床 九時十七分

英語の時ノ|トを調べられました
お晝休み木曜日に見てゐただかつたので今日見て戴きました
今日はお漬物です
「紅顔美談」を ...
交わされる会話と会話との狭間に
干からびた蜻蛉の羽を
玻璃のように砕く
緩慢で冷たい秋の風に舞いあがって
日めくりの暦はもはや作業的に剥がされてゆく
はいいろのため息を漏らすために
つくら ...
いつも川辺の釣り人の集まるポイントを眺めに行くのだが、まだ釣れているところを見たことはなかった。それはおろか春と秋というベストシーズンで、このあたりでは一度たりともバスが釣れているところを目撃して ... ステンドグラスの天守閣からはただ丘陵を拵え
優れた拡声器で深呼吸する地下街とは愛に抱かれるもののこと
電子版のゲンコツは致命傷に当たらずただ底にあり
締め付けられる、一円の頭脳では作者不明のスリ ...
         幻想は果実をおおう皮のように一枚また一枚と落ちていく
                    ――ジェラール・ド・ネルヴァル


森の奥、池のほとり、古城の豊かな眠りの中で
...
叫び、裂ける
記憶の奥に佇み
記憶の億を掴み

ただただ、わたしは畏怖する
ただただ、わたしは優しくなる

神々が踊る躍る
頂きの透明な湖面に
内底から、ぽつんとポツンと
涌出する ...
混沌とする現実に、

均衡を欠きそうになりながら

薄氷、噛み砕き

バランス、
ばらんす、

中庸、保ち

太陽を凝視しながら
喜んで溶けて盲いる

限り無く闇に沈み
...
自称詩人が
自称詩サイトに投稿している
背後から
煮えたぎった湯を
浴びせかけてやれば
目を覚ますのではないかと
思います
大火傷で死んでしまうかも知れませんが
それも仕方ないかな、と ...
うさぎの奥歯ひろった
ナイフにひらめくかがやき

しずかに落ち葉かさねた
鳥の朝とおなじ不安

枕は人の恋を
大袈裟ねと笑う

勝手に覗かないでって
あれほど言ったのに

舟を ...
川の横広い公園完成し子供の数が増えない地域

マンションの周りの環境整って住みたい人の心を掴む

夏終えて足早に来る秋の気配何もかも極端な昨今

まだ夏が続いてほしくないらしい酷暑の渦に飲 ...
虚無の笑いというものが
実在するのか分からなかったが
ずいぶん身近にあるものだ
彼はいつでも笑っている
彼は痛いところを見つけて突くのが大好きで
突かれた人が痛がったり
それを見ている人が ...
「生き物は絶滅したこの島に 命令だけがこだまする」
 
 家族設置義務 第1条
“マンションには 家族仲良く住む義務がある”

 四角い窓にぶつかって跳ね返る
 約束のような
 声たち  ...
幼子、ちっちゃいね
父親、おっきいね

でも、同じ肉体なんだ
同じ肉体を纏っている

なんでかな?どうしてかな?

可愛い綺麗な成長の渦、
私のこころ驚きに満ち、

髪掻き上げた ...
  火葬場で
  親しかったものの焼失を
  ただ待つことの夏に似ている
  そのイーゼルは ほどなく
  別の出来事に似ていく

  喚ばれて
  追憶をなめらかな塊のように撫 ...
散歩をする君は多彩で、私と妻が辿ってきた人生の来歴を一つ一つ口に放り込んでいるかのようだ。君は新しい景物にふれることで心身の底が熱され、ほとんど走るように前進しながら喜びの声を上げる。散歩をする君 ...  惜しい負けなどあるものか

 全身を駆け抜ける脱力感

 あの時にこうしておけば

 ああしておけば

 勝負は 100か0か

 勝ちに等しい負けなどあるはずもなく

...
二〇二二年一月一日 「多元世界の門」


 ロバート・シルヴァーバーグの『多元世界の門』、さいごの245ページまで読んだ。主人公と娘はスパイ容疑から外れて助かった。のちに主人公は死んだと思わ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
自分自身とデートせんかい奥畑 梨奈枝自由詩122/10/12 20:36
ゴッホ、あるいは思考するものひだかたけし自由詩122/10/12 20:10
初秋のうた自由詩322/10/12 17:25
とうふsoft_m...自由詩222/10/12 17:04
令和4年10月11日(火)みじんこ自由詩022/10/11 23:07
LOST MY PROOFホロウ・シカ...自由詩1*22/10/11 21:17
どうか、どうかひだかたけし自由詩122/10/11 20:45
乳輪花形新次自由詩022/10/11 20:19
洗濯ミナト 螢自由詩022/10/11 19:21
老人と幼子たち(改訂)ひだかたけし自由詩1*22/10/11 18:18
全然大丈夫? 30秒モマリサ公自由詩022/10/11 15:18
スランプ狂ってる八朔 恋自由詩022/10/11 9:42
昭和へのタイムトラベルst自由詩222/10/11 9:02
女學生日記 三十四TAT散文(批評...022/10/11 7:51
秋星より本田憲嵩自由詩322/10/11 1:32
水の影番田 散文(批評...022/10/11 0:56
嚥下リズムあらい自由詩022/10/10 23:23
白ユリ~またの名をシルヴィ菊西 夕座自由詩2*22/10/10 23:13
記憶の奥/余りに早く亡くなった元義母へひだかたけし自由詩222/10/10 22:53
走破する、声へ威容へ自由詩122/10/10 17:35
T-fal花形新次自由詩022/10/10 16:28
月夜のひかりsoft_m...自由詩022/10/10 14:39
子供夏川ゆう短歌122/10/10 13:50
虚無の笑い紀ノ川つかさ自由詩022/10/10 12:27
国道アンダーコンストラクション松岡宮自由詩422/10/10 12:25
私という神聖、街行く人の一人ひだかたけし自由詩122/10/10 11:17
火葬場草野春心自由詩322/10/10 10:42
食べていく葉leaf自由詩222/10/10 6:18
惜敗佐白光自由詩2*22/10/10 0:43
詩の日めくり 二〇二二年一月一日─三十一日田中宏輔自由詩12*22/10/10 0:01

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