自称詩人が
自称詩サイトに投稿している
背後から
煮えたぎった湯を
浴びせかけてやれば
目を覚ますのではないかと
思います
大火傷で死んでしまうかも知れませんが
それも仕方ないかな、と ...
うさぎの奥歯ひろった
ナイフにひらめくかがやき
しずかに落ち葉かさねた
鳥の朝とおなじ不安
枕は人の恋を
大袈裟ねと笑う
勝手に覗かないでって
あれほど言ったのに
舟を ...
川の横広い公園完成し子供の数が増えない地域
マンションの周りの環境整って住みたい人の心を掴む
夏終えて足早に来る秋の気配何もかも極端な昨今
まだ夏が続いてほしくないらしい酷暑の渦に飲 ...
虚無の笑いというものが
実在するのか分からなかったが
ずいぶん身近にあるものだ
彼はいつでも笑っている
彼は痛いところを見つけて突くのが大好きで
突かれた人が痛がったり
それを見ている人が ...
「生き物は絶滅したこの島に 命令だけがこだまする」
家族設置義務 第1条
“マンションには 家族仲良く住む義務がある”
四角い窓にぶつかって跳ね返る
約束のような
声たち ...
幼子、ちっちゃいね
父親、おっきいね
でも、同じ肉体なんだ
同じ肉体を纏っている
なんでかな?どうしてかな?
可愛い綺麗な成長の渦、
私のこころ驚きに満ち、
髪掻き上げた ...
火葬場で
親しかったものの焼失を
ただ待つことの夏に似ている
そのイーゼルは ほどなく
別の出来事に似ていく
喚ばれて
追憶をなめらかな塊のように撫 ...
散歩をする君は多彩で、私と妻が辿ってきた人生の来歴を一つ一つ口に放り込んでいるかのようだ。君は新しい景物にふれることで心身の底が熱され、ほとんど走るように前進しながら喜びの声を上げる。散歩をする君 ...
惜しい負けなどあるものか
全身を駆け抜ける脱力感
あの時にこうしておけば
ああしておけば
勝負は 100か0か
勝ちに等しい負けなどあるはずもなく
...
二〇二二年一月一日 「多元世界の門」
ロバート・シルヴァーバーグの『多元世界の門』、さいごの245ページまで読んだ。主人公と娘はスパイ容疑から外れて助かった。のちに主人公は死んだと思わ ...
「今一度問う。お前は、わたしに従うか、従わないか?」
「ふん。その結果を見たいのであれば、今すぐわたしを釈放することだな。
そこに、お前の見たい結果も見えてくることだろう、魔導士よ」
「わたし ...
「ふふ。罪人ごときが何を言う。今、俺がお前に従うふりを見せたとして、
本当に俺がお前に従うと思うのか? エインスベルよ。
世界とは、為政者の知恵によって成り立つものだ。理性によってではない」
...
「魔導士を殺すだと? どうやらお前はとち狂ったらしいな。
我が宿敵はアイソニアの騎士。剣だけでも奴を倒せる」
「しかし、お前は負けたではないか。わたしは、
お前が何を望み、何を目途としている ...
今日のような満月では窓辺に腰掛けて
暗闇に踊るように舞う、ひとひらが
老蝶と落ち葉にくすぐられる
まっすぐにのびた星が流れるように
わたしたちは歩いていたことに気付かされる
秋の汀で記憶も体 ...
蛾も蝶も僕の中ではアゲハチョウ
引き分けの喧嘩で帰る赤とんぼ
眠たい正午ダンゴムシいじってる
時計の針がさしている虫刺され
踏んづけた蟻の数だけ怒られる
蜘蛛の巣に絡め取 ...
棚引く雲のように
白く身を浮遊させ
何の企図も無く
この世界の旋律に
わたしは深く
包み込まれる
荒涼とした大地、
倒れゆく街並み、
闇の匿名性の襲来、
老いて生々しい
あ ...
{引用=季節は詩作と飲酒を奨励する}
ナナカマドの実を髪に飾って
わたしの夢と現実を行き来する
顔のない女のようなものが
縫い付けたり解いたりして
季節の匂いを囁いている
雨上がりのしどけ ...
あなたにはあなたの、
私には私の、
世界がある
それぞれに
それぞれの
{引用=※五行歌とは、「五行で書く」ことだけがルールの、新しい詩歌です。}
あの女が高速脇の電波塔のそばで折れるほどに自らの首を切り裂いたのは、フェデリコ・フェリーニが運命の脚本を閉じた日だった、抗鬱剤を浴びるほど飲んだ上での行為だったと聞いた、くだらない真似をしたものだ ...
暗黒物質や
暗黒エネルギーなんていう
いやな名前の
おかしなものが
宇宙にはあるらしい
あるらしい
なんてもんじゃなくて
なんと
宇宙全体の物質エネルギーは
74 ...
私だけの悩みではないと知ったとき
とても安堵したことを覚えている
時間ギリギリまで寝ているが遅刻はしない
期限ギリギリまでかかるが仕事は終わらせる
財布の中身は月末ギリギリで食いつなぐ
何と ...
くそう、近所のスーパーが一軒潰れただけでこのざまだ。
歩いて行ける距離、安さ、おいしい肉海鮮。完璧だったものを。
実は近所にもう二軒スーパーはある、十分じゃないかな。
しかしおいしい ...
彼岸花の熱に服を焦がされ
黒と茶のまだらになった
最初は白いシャツだったのに
空は膨張し雲は引きちぎられていく
喉の奥がいがいがする
息も唾液も通らない
秘密の部屋で
黄色く発酵して ...
「わたしはお前の拘束を解こう」エインスベルは言った。
「そして、再度クーラスの暗殺を命じる」
「ふん! 命じるだと? お前はいつから国を代表する者となった?」
「この国の代表はクーラスだ。だから ...
「お前は何を知っている?」フランキスは問うた。
「何も」エインスベルは答える──「しかし、
お前がこのエイソスの妻を誘拐しようとしたことは、知っていた。
クーラスの差し金なのであろう?」
...
「おかしなことを言う。だいたい、なぜお前がここにいる?」
「それは、わたしが牢から放たれたからだ」
「それは誰によって? そこにいるエイソスではあるまい」
「そうだ。エイソスの手によるものではな ...
言ってはいけない言葉がある
振り子のように揺れている
あなたの胸の内側を
言ってはいけない言葉がある
渇いた喉を塞いでる
吐き出されるのを待ちながら
想いは蜘蛛の糸
あなたは捕ら ...
父は沈黙を支配し
静謐は直観に従う
深夜に一日は生動し
わたしの思考は
宇宙へひろがる
この戦慄を貫く混沌、
この旋律を貫く企図、
躍る世界は荒野の声を響かせ
雪に ...
これはなにごとでもない、忘れていた。「椅子を壊した。」
雷鳴、)喉から、背景が/表情がひゅっと逃げ出したようだ。高らかであれエンジン音、乳白色の泥の中で、耕された砂地をたどる類語辞典 夜想曲とキ ...
・看護師になることを誓わされるところ
・看護師像を押し付けられた上におめでたいと感じてもないのに、祝いを強制されるところ
・準備の空き時間が多すぎて、スマホで時間を潰せばそうでもないのに、勉強して ...
日付順文書リスト
タイトル
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日付
T-fal
花形新次
自由詩
0
22/10/10 16:28
月夜のひかり
soft_m...
自由詩
0
22/10/10 14:39
子供
夏川ゆう
短歌
1
22/10/10 13:50
虚無の笑い
紀ノ川つかさ
自由詩
0
22/10/10 12:27
国道アンダーコンストラクション
松岡宮
自由詩
4
22/10/10 12:25
私という神聖、街行く人の一人
ひだかたけし
自由詩
1
22/10/10 11:17
火葬場
草野春心
自由詩
3
22/10/10 10:42
食べていく
葉leaf
自由詩
2
22/10/10 6:18
惜敗
佐白光
自由詩
2*
22/10/10 0:43
詩の日めくり 二〇二二年一月一日─三十一日
田中宏輔
自由詩
12*
22/10/10 0:01
明るい闇の中で(八)
朧月夜
自由詩
2*
22/10/9 22:58
明るい闇の中で(七)
〃
自由詩
2*
22/10/9 22:58
明るい闇の中で(六)
〃
自由詩
1*
22/10/9 22:57
橙色
あらい
自由詩
0
22/10/9 21:34
幼少期の虫についての記憶より
TwoRiv...
川柳
4*
22/10/9 18:55
切迫
ひだかたけし
自由詩
4*
22/10/9 18:52
火星人は見た「そんな雰囲気」の嵐を
ただのみきや
自由詩
4*
22/10/9 15:01
※五行歌「世界がある」
こしごえ
自由詩
2*
22/10/9 13:21
ジェネレーション・テロリスト
ホロウ・シカ...
自由詩
1*
22/10/9 12:57
神様の悪ふざけ
st
自由詩
4
22/10/9 11:46
パーキンソンの法則という病
イオン
自由詩
1*
22/10/9 10:25
ここにいる
りゅうさん
自由詩
6*
22/10/9 6:29
秌
木屋 亞万
自由詩
4*
22/10/8 23:22
明るい闇の中で(五)
朧月夜
自由詩
1*
22/10/8 22:46
明るい闇の中で(四)
〃
自由詩
1*
22/10/8 22:45
明るい闇の中で(三)
〃
自由詩
1*
22/10/8 22:44
言ってはいけない言葉
まーつん
自由詩
3
22/10/8 22:28
夜想
ひだかたけし
自由詩
6
22/10/8 20:49
ステロタイプ
あらい
自由詩
0
22/10/8 19:02
戴帽式の何が嫌いか
杏っ子
自由詩
1
22/10/8 18:50
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3.56sec.