人ごみに混じってブリキの人形が
中身空っぽの体かぽかぽ言わせて歩いている
人間でないことを
わかっていないのは本人だけだ
周りの誰しもが
異物の混入に気づいている
おっさんが
...
(───パトカーのドアを開ける。振り向きざまに笑みを浮かべた少年が、後部座席へと乗り込む。
(少年は振り向き、笑みを浮かべ、パトカーに乗り込んでいく。
───厄介な事を起こしたの ...
太宰の長男に
障害があったことは
世間ではあまり知られていない
ダウン症だったと言われている
桜桃では、そのことに触れ
ひどく心配していることが
書かれている
太宰の死に関して
この長 ...
パスワードに
好きなものを設定すると
どれだったか忘れてしまうので
忘れたくても忘れられない
嫌な人の名前を設定した
おまえなんて大嫌いだと
キーボードで打ちのめす
いじめたあいつ
...
自称詩とは言え
やはり若者のものだ
若いから
ちょっと恥ずかしくて
人に見せられないものでも
若気の至りで許される
じじいやばばあは
自称詩人と言うより
むしろ他称死人と言うべき
...
ささやかな雨は降り
こまやかな雨が降り
時は溶け
時は進む
あなたは在った
あなたは消える
あなたはいない
軽々しく生きて
重々しく生きて
あるもの在る、 ...
神経が
...
気がつくと、そこはオスファハン邸の地下室だった。
ヨランとアイソニアの騎士とは、頭を振る。
(一体、何がどうなったのか……)
「アイソニアの騎士様、わたしどもは現世へと帰ってきたようでございます ...
「死んではなりません、エランドル様!」オーマルが叫ぶ。
「あなたは、我らドラグネイアスの救いでもあらせられます!」
「ふふ。我は託す、そこなる道化師へと。……虹の魔法石を、
よく使え!」そう、 ...
「汝はドラグネイアス。我に仕えるものである。
そして、汝自身が生きた意味も、やがて分かるだろう」
エランドルの言葉に、オーマルは首を垂れたみせた。
「殊勝だな、オーマルよ」──と、アイソニアの ...
やる気ナスのままで続く僕ら秋
九理あり一理はどこか休肝日
あ~トマトジュースかかったヒマワリに
書いたもの残るというが欠いたもの
そのあとはどうなっちゃうの興味あり
毎日同じことが繰りさえされ
ひとは それを 幸せと 言う
喜びも多いが 悲しみも多い
私も ひとと 同じように
幸せを思う
しかし 常に 一縷(いちる)の
不安が こころをよ ...
人は誓いを自ら破って
幾ばくかの情を亡くしていく
その繰り返しを見つめている
夕焼けを縁取る雲になりたい
古い映画に出てくるような
鈍い痛みに耐えかねて吸った
...
今日もこの世界の中で生きている
目覚まし時計の金属音で目蓋を開き
時間の風が流れてゆくこの世界
空間の踊り場でもがきながらも
生きていることの素晴らしさ
...
おててはクマさん
つめたいお水でお米研ぎ研ぎ
あ、あまり研いじゃうと
えいよう、が損なわれちゃうよ
「お父さん、ちょっと黙ってて」
はい
すみません
だって、お前の初めての、 ...
虚空を見つめる
あなたの眼差しが
まるで異星人のよう
わたしには余り時間が残されていない
在るものを凝視しながら
進む時を生き
在るものの輪郭を確かめながら
肉体に滞在し
...
柔らかさから 数えられる
甘くて暗い音色が好き
欠けてゆく 微かに
シンバルに似た月が好きで
砂丘の向こう
足ふみならす鬨の声
青空にぽっちり
あらわれる 黒点が
道にあふれる
...
間を 呼吸する
しずかにおちついた心に
間を 見つめる
ただひたすら
魔に取り憑かれ
愛を遊離させた
時代に、
理想は喪失され
肉欲で埋め誤魔化し
それを愛と勘違いし
...
要は物理の世界ならともかく
普通に生きている毎日では
鍋はいきなり煮えたぎらない
誰でもわかる摂理の
紐づけができないと
陰謀論がやって来る
私は詩人になれぬ理由があり
悲し ...
僕が 生まれる 一瞬を
僕の 意識が 生まれる 一瞬を
いつも 夢で 見ていて
起きれば 僕が 生まれる 一瞬だと
思いながら 楽しく 夢を 見る
...
周りは林檎園ばかり
空気はほんのり林檎の香り
種類が多く
食べ飽きることは少ない
赤い林檎は美味しい
貰ったり
あげたり
土日祝日は人でいっぱい
林檎狩の人でいっぱい
静 ...
名探偵コナンが
1000話をこえて継続中だ
アニメでしか実現しない
魔訶不思議な世界なのに
誰も異議を唱えないのは
なぜだろう
SFだとワリキレバ
許せるかというと
S ...
人間
人生の大半は
寝ているか
働いているか
らしい
つまり
呼吸は
寝る他は
働くための呼吸
だからして
「ビジネスとしての呼吸」
と言うのは
どうだろうと
ちと
...
ほとんど、すべての人間が、程度の問題はあるが
それぞれ、狂気を内包していると思っている。
めったに外には出ないが、内面には、あると
思う。
狂気なしには、人間は生きられ ...
限りなく張り裂けていく哀しみ
限りなく開けて響きわたる歓び
あ 足裏 温まった熱廻った
花咲くココロ、
行き場はないんだ
行き場は切り開くもの
それにしても美しい日だった
雨 ...
窓の外のそらはどんよりしていた。
インドのモンスーン由来の雲が流れ着いたらしい。
「光のない練習曲」を聴いている。
朝一で出したウンコを丸めては隣家に投げる汚い爆弾
「エランドル様。本当に大丈夫なのですか?
このオーマルは、貴方様の身を案じております……」
「心配するでない。あそこを見よ、あそこには、
虹の魔法石が陣座しておる。我の代償としてだ」
...
そして、中空に光が放たれた。三人を、七色の光彩が包み込む。
「エランドル様!」オーマルが、別室から叫びながら現れた。
「心配ない。オーマルよ、我がこの者たちに、
虹の魔法石を渡したことは、忘れ ...
「今さら救世主の顔など、お前には似合わないぞ?
お前は、ドラゴンどもにエイミノアを殺させた。一人の殺人者だ。
そして、多くの人間の命を奪ってきたのだ。そうであろう?」
「そうだ。わたしは救世 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
人々のある日
◇レキ
自由詩
1
22/10/29 21:05
理由
湯 煙
自由詩
4*
22/10/29 20:10
太宰の長男
花形新次
自由詩
1
22/10/29 19:34
忘れたいからパスワード
イオン
自由詩
1*
22/10/29 19:25
他称死人
花形新次
自由詩
0
22/10/29 19:06
詩想4
ひだかたけし
自由詩
7*
22/10/29 17:37
ティーンエイジャーのための習作(或いは覚え書き。価値の無い走 ...
TAT
短歌
2*
22/10/29 17:27
アースレジェへの帰還(五)
朧月夜
自由詩
1*
22/10/29 16:08
アースレジェへの帰還(四)
〃
自由詩
2*
22/10/29 16:07
アースレジェへの帰還(三)
〃
自由詩
1*
22/10/29 16:06
なすがまま
りゅうさん
川柳
0
22/10/29 7:09
日は昇り 日は沈む
ダンテ カフ...
自由詩
0
22/10/29 3:58
雲になれたら
静
自由詩
2
22/10/29 1:14
生きていることの素晴らしさ
佐白光
自由詩
1*
22/10/29 0:28
ひとめぼれ
ちぇりこ。
自由詩
4
22/10/28 22:50
肉と私
ひだかたけし
自由詩
6*
22/10/28 19:51
花屋への道
soft_m...
自由詩
2
22/10/28 17:54
まにまに
ひだかたけし
自由詩
1*
22/10/28 12:14
詩人の時代を夢みて
足立らどみ
自由詩
3
22/10/28 11:41
僕の生まれる一瞬
ダンテ カフ...
自由詩
1
22/10/28 11:11
林檎は赤い
夏川ゆう
自由詩
7
22/10/28 7:35
勝手時間が流れる世界
st
自由詩
3
22/10/28 7:10
ビジネスとしての呼吸
ルルカ
自由詩
2+
22/10/28 3:55
人間の内包する狂気 夜中の思索
ダンテ カフ...
散文(批評...
0
22/10/28 0:58
音楽が鳴る最中、音楽が終わった後で*
ひだかたけし
自由詩
1
22/10/27 22:55
曇天の一日
ナンモナイデ...
自由詩
4*
22/10/27 20:12
松たけし「自称短歌集エピソード11」
花形新次
短歌
0
22/10/27 20:03
アースレジェへの帰還(二)
朧月夜
自由詩
1*
22/10/27 19:53
アースレジェへの帰還(一)
〃
自由詩
1*
22/10/27 19:53
アイソニアの騎士とエランドル(十五)
〃
自由詩
1*
22/10/27 19:52
326
327
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349
350
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352
353
354
355
356
357
358
359
360
361
362
363
364
365
366
加筆訂正:
なすがまま
/
りゅうさん
[22/10/29 7:11]
カテゴリを誤り俳句に投稿し削除。季語がないので川柳に上げなおしました。
3.78sec.