青空のやつ
研ぎ上げたカミソリみたいに 輝いて
今日こそ世界中の 影という影を
断ち落とす 腹づもりらしい

太陽は 白痴みたいに
ただ 笑っているばかり
これからどれだけ 薄暗い血が流 ...
二年前から忘れずに留まっている物語
断片的な言葉が俺を傷つけていく
君に出会えて
「ありがとう」
「愛している」
「君が」
「君を」


続くのだ
酷く冷える夜に限って
君の声で ...
浮浪者らしきお婆さんが
駅の切符売り場で
どこに行こうか思案している
手押しカートには
伸ばして結わえた
スーパーの白い袋が
たくさん詰め込まれている

どこかに遠出して
白い袋にひ ...
 二兎
オヤヂは悲しい事が好き
酒と冷え行く白銀の宵
 
 芽吹
少し山なりの丘で
君は燃えている
たぶん黒い棺桶が
炎の色と混ざって
じっと大気を揺らめかす
とても澄んだ空だ
...
バリケード築いた後の高揚感敵は政府に非ず我が子だけど


風船もまともにふくらませずにゐる僕に愛想つかして妻子はディズニーランドへ行つた
いのちまで取られやしない

いのちのお陰で好きでいられる

さあ来いよ

ぼくはあなたのライオンになる


淋しいのも悲しいのも平気

慣れてしまえばこんなもの

胸のしびれ ...
十人十色に間引きされる親子愛。
三尺ほどある択状の端切れの上で
すべてに惑わされながらも
想いの丈を叫びつづけたい
白光沢色の貝柱があった。

伸縮自在には緩んでくれない〇材。

内包 ...
六月に運ばれてきたその娘を
誰からともなく
Juneジュネ、と呼んでいた
体育の授業中に倒れたそうで
ブルーのジャージの上から
医者の武骨な手が
ポンプのように胸を押す
イチ、ニィ、サン ...
ふいに思い立って
ずる休みをした
一日ゆっくりしよう
そう思い
ふかふかのベッドで
真っ昼から寝てやった
勝手きままに寝てやった

まどろみから覚めれば
窓の外は薄やみ
ひょろ ...
ぽつんとひかる

それだけで嬉しくなれた

淋しくもなれた

悲しくもなれたし晴れやかにもなれた

ぽつんとひかる


遠くのマンションが

白いひかりを並べていた

あ ...
ひとつの文字が
道のかたちに並び
燃えている
坂はゆるやかに
岩へのぼる


路地と声
石と石をつなぐ黒
火と空を映し
水は水の上を
歩みはじめる


...
 長い間音楽を聴かないようにしていた。朝、満員電車に揺られ、つり革に手のひらを乗せ、片手で本を読んでいる。誰の声も聞こえない。電車の走る音が体中に響いている。車内にアナウンスが流れる。次の停車駅を告げ ... いつまでも飛び去らぬ鳥の背に
近づくとそれは雪だった
冬は訪れた方角へ
来るものをただ押し返していた
天に飽き天かきむしる鱗雲



おまえには冬しか居らぬしるし刺す



鉄を裂き鉄かつぎあげ冬を打つ



とどめからとどめに至る永さかな



仮 ...
小春日和の土曜日
住み慣れぬ町を散策に出たアラジンは
ふと
今日は電車から見る一級河川に出てみようと
川辺の高層マンションに見当をつけ歩き出した
バス通りを渡り
古びた団地の中を突っ切り
...
「かなしいね」
わたしの手をとって
あなたは涙する

ねえ
いたいのがわかるの?
ねえ
くるしいのがわかるの?

なんにもわかんないくせに
なんにも、わかんないんでしょう

そ ...
知らない町をぷらぷらと歩いた

ビルの影に空の水色が透けていた

ぼくは何に切り取られているのだろう

三次元にだろうか

四次元にだろうか

こころを入れたら

いったい世界は何次元になるのだろう
...
六弦切れて終日暇人


昼寝なんかした覚えはないぞ


つれづれなる筋トレ1セット


コンビニ行って体面保つ


どう足掻こうと自堕落な一日
ほくごう君は
今年のドラフトで
どこの球団の指名にも応じると
自宅の四畳半の部屋で宣言した
ぼくの携帯電話で

ただし、
ジャイアンツにだけは行きたくないと
正直に語ってもくれた
そ ...
窓のカーテンが膨らんだ
だれもいない図書室の
午後四時

窓の桟のすぐそばに
白い紙きれを落とした
午後四時

憎まれたことのない私の
憎まれてしまった十月
何も知らず 何も気付か ...
アタシはデリヘル嬢
イカしたデリヘル嬢
アタシを呼ぶには
お金がいるぜ
アタシの代わりに
誰かを呼ぶなら
玄関で「チェンジ」と
言うだけだぜ
アタシはデリヘル嬢
ステキなデリヘル嬢
...
掌を

滑らかにすり抜けて

北風が

秋の香をさらっていくのは

路上ギターの奏でた

奇術の仕業


ほぉら

まぁだ

いーるよ


す ...
夢をみる場所は

少し高い場所がいい
少し暗い時間がいい

空気が澄んでるところがいい

生まれ変わること
それが望みと思いそうな
景色を見つめて誓いたい

がんばるって
真っ ...
やっほー

愛してるよー




いえ

言ってみたかったので
うみ
   きらきらしてる

うみ
  きらきらしてる

     ひかり
    ひかりのつぶ
   あわ

  ああ
    ほんとうに
 これっきりなんです
...
((あたしたちは
 みんな
 かみさまのこども
 だれひとりとして
 ひつようをなくして
 だれひとりとして
 とどまることをしらない))


ああ、けさも、あたしたちは ...
あなたから
よぉくみえるように
花火うちあげて
あなたから
よぉくみえるように
花火うちあげて


あたしたち きらきら
垂れる
してしまう
景色から零れ続け
抜け ...
ひらひらひら
近づいてくるから
抜刀一閃した
仕留めたはずだと先走る感情の
後から遅れてくるはずの手応えの
すき間できみはひらひらひら
まっ黒な衝動まっ赤な斑点
まっ青なてごたえひらひ ...
こぼれ落ちる言葉は真実

たとえいずれ朽ちようとも

その瞬間の、確かな、真実。
【洗】
洗っても落ちぬ返り血どうしよう 犯人オレだと解ってしまう 

【でたらめ】
でたらめに女抱いても虚しくて彷徨っている恋愛砂漠

【蜂】
休もうよ死んでしまえば終わりだよ 働き ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
青空の刃さすらいのま...自由詩13*11/11/5 1:32
夜冷大祐自由詩011/11/5 1:30
街の小石灰泥軽茶自由詩1*11/11/5 1:08
うさぎのそらさひ自由詩411/11/5 0:24
バリケード冬野 凪短歌0*11/11/5 0:18
胸のしびれ吉岡ペペロ自由詩511/11/4 23:48
貝になりたい解yuugao自由詩011/11/4 23:43
ジュネのため息御笠川マコト自由詩311/11/4 23:38
ふいにずる休みを思い立って青井とり自由詩611/11/4 23:04
ぽつんとひかる吉岡ペペロ自由詩711/11/4 22:48
ふるえ 水彩木立 悟自由詩311/11/4 22:42
君の手のひらに触れようとしても、怒らないで欲しいブライアン散文(批評...311/11/4 22:41
ノート(48Y.11・4)木立 悟自由詩211/11/4 22:40
無言火刑俳句711/11/4 22:39
アラジンsalco自由詩6*11/11/4 22:25
やさしさのおんど森未自由詩5*11/11/4 22:20
空の水色吉岡ペペロ携帯写真+...311/11/4 22:16
「どう足掻こうと自堕落な一日」自由律伍篇faik俳句2*11/11/4 21:36
逆指名はだいろ自由詩111/11/4 21:18
午後四時オイタル自由詩6*11/11/4 21:08
アタシを呼ぶ男    唄:よしわらゆうじょう花形新次自由詩1*11/11/4 21:04
変わり目faik自由詩7*11/11/4 20:58
夢をみる場所朧月自由詩211/11/4 20:44
山彦 あるいは ロバの耳自由詩5*11/11/4 20:34
シトロンLily P...自由詩211/11/4 20:17
ハルジオン自由詩211/11/4 20:15
火垂る(ほたる)自由詩211/11/4 20:14
ミヤマカラスア/ゲハ夏緑林自由詩111/11/4 20:07
矛盾の中を生きていこうfaik自由詩4*11/11/4 20:01
題詠blog2011 021-030北大路京介短歌13+*11/11/4 18:44

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加筆訂正:
題詠blog2011 031-040/北大路京介[11/11/4 18:45]
タイトル修正。 021-030 を 031-040 に変更。
4.92sec.