いいよ
  枯れるくらい
  たくさん話したし



  いいよ
  もう、涙が
  こぼれなくなるくらい
  たくさん笑ったし



  疲れたし
  決めら ...
フェイストゥフェイスで
かるめのばりぞうごん
セックスの前戯だよね、わかるよ
フローリングはクーラーが効いていて冷たい
綺麗なお墓みたいだ
そこでぼくらは同棲生活を演じてままごと ...
みずうみへ
冷蔵庫から取り出した氷たちを口いっぱいにつめこんで走った
夏休みのティーンエイジャーはただただ暇だったのである
ウェディングドレスは溶けだし足手まとい管理職就任
主人はストーカ ...
東京は小金井市に生まれて
横浜で育った
浅草寺を知らずに
僕等は育った
おとなになって
銀座線に乗っても
別に降りる理由もなかったから
僕等の名前を
覚えてほしい
浅草寺を知らない
...
「褒められたりすれば単純に嬉しい。」
*





俺は共感とか理解とかこのままずっとされないんではないだろうかな、でもそれって多分普通なんだろうな、なあ。トーはそう思ったからそう口 ...
無性に淋しい夜。
ぼくは泣きながら、送るあてのない手紙を書く。

ベッドの一番近く。
小さなランプを点けて。

真っ白な画用紙、使いなれたペン。

カーテンは開け放し。月の光、こんばんは。

本当は言 ...
{引用=小さな風はどうしたの 鈴虫さんに道聞いて 迷子になってしまったの}


お母さんが歌ってくれたその唄にはいつも続きがなかった。
子供の風がどうなってしまったのか誰にも分からない。

...
 
 
透明人間が
影ふみをしていた
人数はわからないけれど
楽しそうな声が
風と風の隙間から
聞こえてくる
影がないので
いつまでも終わらない
いつまでも終わらない遊び
終わら ...
もう 諦めたりしない

あなたに出逢えたのだから
通りの向かう側に
白い花が揺れている
横目で見て
それで終わり。
その後の人生に
君と出くわす事は
あるいは、
もう無いかもしれない

だから、
想像する

僕は君の
花弁を ...
問題が解けてしまえば 
夢の続きを観る楽しみが
半減しますから…

そう思い込ませながら 次の夜も 
眠りに就くのですね

*

幸子ちゃんと言う女の子が二人
両方とも 同級生なの ...
タイムマシンは
ないけれど

あるんだよ

にじゅうねんぶりに
ふるさとへ
かえってきた

もうもどれない
タイムマシンにのって
中空に浮かんだ茶室
山の麓の回廊から眺む
山門をくぐった時から降り始めた
しぐれ雨
下界と山荘の次元を断ち切る結界のような様に
主人は爬虫類のような横顔を魅せ
染みと皺だらけの表情は
客 ...
一滴が
先端から
こぼれ落ちる


わたしは
きっともう
その痛みに耐えられない


耐えられない
1.

可奈子、
僕たちは罪人だ
はだけた白いシャツ
現れた薄桃の素肌
汚れたのは唇
罪悪に苛まれた視線が交差し
重なり合った手と手
温もりを感じる資格もないほどに
僕らは罪を重ね ...
中途半端な才能
中途半端な実力
中途半端な努力
中途半端な誇り
中途半端な身体
中途半端な不幸
家族関係の悪化
主張しないから孤立した。
何度も話を聞かないフリして
色のない生活 ...
僕の恋心は入道雲のようにむくむくと膨らんで
世界を覆い雨を降らす
あの娘はあいつと相合傘
私は私を
やり直したいとも思うし
捨ててやりたい
とも思う
どちらもできっこないから
安心して悲しめるんだ
君に甘える
そんな夢がみれるんだ

同じ空の下で
なにが起こったのか知っ ...
詩を書いていた
詩人になりたくて

口はうまくないから
ペンを持つ、握る

歌もうまくないから
ペンを持つ、握る

絵は好きだけど、
賞を貰うのは
いつも他の子だったから
...
サル

さぁさぁご覧 世にも珍しいしゃべる猿だよ
ってのはどれだ 回りを見ろよ至るところに


おんなじ動画に釘付け みんなニコニコしてる
著作権なんてのは あっても無くても同じようなも ...
柑橘類が口の中で甘く香っている。心の片隅では炭酸が甘くはじけ飛んでいる。グラスの中のひと欠片の氷を競い合うようにして、夕暮れが喉もとに下りてくる。縁側の置石に手酌するように水をまく。ラムネ色の短い ... あなたは指で狐を作る

狐の唇が
狐の唇に触れる

百年が過ぎて

そっと離れる
六時の
時報を聞いたからあと300秒で天井が落ちてくる。部屋番号の素数には意味がない。棚に飾られているフィギュアは四肢を切断して並び変えておいたのだが、部屋の上下側面はコンクリートで覆われている。
...
 夜の湿り気が
ぬぐいきれずに
わたしのゆりかご
あなたはそっと
うしろむきで 

雨を吸った
風が吹いて
胸に空洞
わたしができることは
ただ、毎日をすごすことだけ?

 
...
用意

出来ました

丈夫な紐と
足を乗せる台と
遺書を書くための
紙とペン

紐を
電球の傘にくくり
丸いわっかを
下の方で作る

準備万端

そして
遺書 と言 ...
送れないメール
センスのない文章
わざとらしさだけが鼻をつく

溜め息一つ
膝抱え見上げる
切りとられた夜空は群青

思い通りにならない葛藤
暗中模索
がむしゃらに君を想う
どう ...
赤烏が赤いのには
特に意味は無く
ただ赤いから赤いんだけど
決して黒くは無いのです


赤烏が好んで食べる物は
絶望とか孤独とかって推測する人も多いけど
赤烏の好きなものは
とりあえ ...
しばらく見ない間に詩のレビューやらが減ってる気がしますが気のせいかな。

たぶん他所でやってるんだろうと思うことにしよう。

まあそれはそれとして、なんか急に現代詩読んでみようかねーという脈絡 ...
はてしなく
広がるものは
絶望、に他ならないから

おねがい、天馬
そのたてがみに
一度でも揺らせて
ぼくの
名を


命中しがたい
銀の矛先
大鷲の
視線

...
8) 平成24年度 文科審議会答申 抜粋

第1 これからの時代に求められる死語の再生と活性化

需要が激減したオブラートでは包めなくなった為、認知度の高い新素材を充当する。
候補; 吸 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
いいよ草野春心自由詩6*11/8/14 23:06
木洩れ日の数え方ねことら自由詩111/8/14 22:42
ユニヴェールを探してayano自由詩4*11/8/14 21:26
浅草寺を知らない子供たち花形新次自由詩2*11/8/14 21:13
現実の話榊 慧散文(批評...311/8/14 20:57
逢いたくなったから、今夜も手紙を書きました。愛心携帯写真+...511/8/14 20:00
[小さな風]東雲 李葉自由詩0*11/8/14 19:00
終わらない夏たもつ自由詩511/8/14 18:24
朝焼け風音携帯写真+...111/8/14 17:36
通りの向かう側にopus自由詩011/8/14 17:01
幸子ちゃん藤鈴呼自由詩2*11/8/14 16:20
タイムマシン小川 葉自由詩211/8/14 15:35
隠居……とある蛙自由詩8*11/8/14 15:21
鈍痛はるな自由詩011/8/14 15:03
罪人は夢を見る五月(gog...自由詩111/8/14 12:59
半端な人間山岸美香自由詩211/8/14 12:49
ぎよ自由詩111/8/14 12:46
あおぞらのむこう朧月自由詩311/8/14 12:38
_ZIO自由詩011/8/14 12:17
サルitukam...自由詩111/8/14 7:09
ラムネ色の短い時間花キリン自由詩2*11/8/14 6:44
春日線香自由詩211/8/14 4:18
フラジールnico自由詩211/8/14 3:31
つたえて唐草フウ自由詩8*11/8/14 3:29
日曜朝、七色カフェにてぶるーびっと自由詩411/8/14 3:02
『彗星(コメット)』こちらに名前...自由詩2*11/8/14 2:51
赤烏(あかがらす)ぶるーびっと自由詩111/8/14 2:45
自分のためだけの、非常に個人的な理由による詩批評KETIPA散文(批評...2+*11/8/14 2:03
天馬千波 一也自由詩3*11/8/14 1:27
夏の冷製サーモントラウトかいわれ大根添えsalco散文(批評...3*11/8/14 1:18

Home 戻る 最新へ 次へ
3355 3356 3357 3358 3359 3360 3361 3362 3363 3364 3365 3366 3367 3368 3369 3370 3371 3372 3373 3374 3375 3376 3377 3378 3379 3380 3381 3382 3383 3384 3385 3386 3387 3388 3389 3390 3391 3392 3393 3394 3395 
加筆訂正:
/春日線香[11/8/14 15:29]
少し修正しました。
4.42sec.