私がもっと器用だったら
こんなに星をみることもなかっただろう

私がもっと素早かったら
こんなに花をみることもなかっただろう

電車にのって窓をみる
どんよりした空をみる
ふと目があう ...
ひとの定型をさがして
どうぶつのにく

しょくぶつのかじつ
が犠牲になっていく
ひとのなかで
らしさ
は買えない
貝をお金で買うのが
どれだけナンセンスか
ポストモダン世代にわか ...
死んでも言わない
初対面は気に入らなかったこと

死んでも言わない
意外な一面を見てしまったこと

死んでも言わない
らしくもなく優しくしてしまったこと

死んでも言わない
本当は ...
... ... 八月の空ku-
夏の終わりの空ku-
あなたの眼の中に
嘘は見えない

八月の空ku-
夏の終わりの空ku-
夜の雨に濡れた
蜘蛛の巣がほら、
朝の陽を受けて
銀色に ...
たわむれが
咲いて、
さい


羽のかたちで
だまりこくって

子どもはそれを
真似して
つづく



 いのり、だね

 放つかたちの
 閉じない
 ひ ...
捨ててしまいたいもの
大事に取っておくもの
見たくないもの
目を離したくないもの

瞼を腫らしながら考える

あなたはどこに分類されるだろう?

もえるごみもえないごみ粗大ごみ
も ...
病めるものと健全なものの間を漂う
苦しそうに咳き込む老婆の横で
帰りにデパートで買うお菓子について
考えている

家族に毎日見舞いに来てもらっているののと
長い闘病生活でできた友人に訪ねて ...
  今年の夏は暑い
  一つだけ
  君に言っておきたい
  この世で最も静かなものは
  薬缶だと思う
きっと
鋭角にはねかえったであろう
熱を
うっかりと飲み込む
お腹に、沈んだ


あらゆる隙間から
姿を変え形を変え向かってくる
じかに目を合わせないように
うつむいたまぶたの
...
ことばの世界から遠ざかってしまったのは
見ようとしても見えなかったものが
見たくないのに見えてきてしまって
見えるものだけが正しいと思ってしまったからだった
気がついたときにはもう
粘着質な ...
シルバー
とてもながい時が過ぎた
とてもほんとうとは思えないくらいの

シルバー、
それでもまだそこにいてくれる?

シルバー
みんなが言う
あたしがすっかり変わったって
シルバー ...
暑い
湾が茹だって
タコが浮いている
タコ料理ばかりで
何もする気が起きない
みんな葬式も出さずに
タコを食べている
陽射しが肌を焦がしていく
軽い痛みと浮き上がる眩暈
焼け付いた肌に
沢山の汗が寄り添う

湧き上がる入道雲
蝉の声を打ち消す夕立
それでも明日には
また仲良く鳴くのだろう

自転車 ...
球体の斜面をすべり落ちると

そこには白い空があって

それはまるで宇宙の塵の如く

浮かんで落ちようとしない・・・

その中をパイプの煙の輪くぐりのごとく

くぐっていくとまた空 ...
以前に営業で地方をまわっていた。
お昼に立ち食いそばでズルズルとやっていた。
あとから若い娘が一人。
食券を買いあつあつのうどんを受け取って食べようとした瞬間
彼女の昼食を床の上に落としてしま ...
ネックレスをつけるひとの息遣い     
ナイフとフォークで
白い雲を少し切り刻むと
青い空がするりと落ちてきた
傍らに小奇麗な色で衣替えした
収穫の時間を置くと
秋の形が出来上がった

味覚を一つずつ競うように
...
いしきのないところが
はがれていた

まるでせかいに
あながあいたように

そのすきまを
たましいでうめていく

つぎはぎだらけのきものきて
うつくしくおどる

...
「海は嫌い、夏も嫌いだし、晴れも嫌い」 僕が何よりすきだった君


わがままな人ほど白が似合うのだと知った 季節が変わる音がきこえた
そのかわり僕のなまえを覚えてて 僕がきみを忘れるかわりに やっと連休か

これで二人で
海に行けると思ったのに

『たまの休みだから』と
あなたは
実家に帰っていった

日曜日のこと


わたしは今日、
豊浜まで釣りに行った
...
秋の予感がする夜に
金色の蛾は
星をなぞってとぶ

さみしげにゆれる
夏草の穂に沿って
古い時間がとむらわれる

月に咲く花
ただ一輪の歌
真空を呼吸して
たましいたちを導く
...
雨が降らなければ
いつまでも踊っていられるのに
御飯は食べられなくなるかもしれないけど

時間の感覚は
生来持ち合わせていません
明日のことも
昨日のことも
よく分かりま ...
いちばんつらい、いちばんいたい
きみがいたのは、そういう場所

わたしたちにできるのは
もはや最期のひとつだけ

そしてきみは、だいすきなご主人に抱かれて、永遠の眠りについた

お ...
囁いた
耳元で
きみの
将来の
役職を

囁いた
耳元で
昨日の
言葉の
お礼を


そうして
二人で
見つめあって
どちらからともなく
笑った
いろとりどりの星をみる
どんな人もこの空の下にいるだろう
みてるだろう
そのぜんぶをゆるせるような

気持ちになる夜のとき
できるだけ優しい心で接したい
また同じ誓いと知りながら

...
ティッシュペーパーに百円ショップのサインペンで絵を書いていたよね。いちばん毒々しい色合いになるからって。僕は意味がわからなかったけど、なんとなくかなしい感じにえがかれるティッシュペーパー嫌いじゃな ... 扇風機がこわいという。

そのうち夜な夜な
耳元でしつこく「回りながら旋回」したあげく、
冷蔵庫を開けて、
冷えた発泡酒と枝豆で晩酌するという。

しかも冷蔵庫は、
扇風機に少し気があ ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
大切な夢朧月自由詩111/8/18 23:11
ひとらしさ中川達矢自由詩711/8/18 23:00
死んでも言わない梨玖自由詩211/8/18 22:56
人間になろうTAT自由詩011/8/18 22:47
阿呆ちゃうか短歌111/8/18 22:38
去りゆく空ku-に御笠川マコト自由詩111/8/18 22:33
水の枝千波 一也自由詩5*11/8/18 21:19
分別の仕方赤月 要自由詩011/8/18 21:12
狭間自由詩011/8/18 21:12
薬缶草野春心自由詩4*11/8/18 19:48
飲み込むあ。自由詩6*11/8/18 19:41
羽のない鳥士狼(銀)自由詩10*11/8/18 19:02
シルバーはるな自由詩5*11/8/18 18:16
暑い春日線香自由詩111/8/18 17:45
夏空・夏服・夏休みうずら豆自由詩3*11/8/18 15:20
朝へyamada...自由詩111/8/18 13:25
ついてない娘梅昆布茶自由詩311/8/18 11:01
静寂佐々木青短歌2*11/8/18 10:50
花キリン自由詩10*11/8/18 6:23
盆踊り小川 葉自由詩2*11/8/18 3:25
わがままなひとはるな短歌1*11/8/18 1:24
晩夏短歌111/8/18 1:19
_ZIO自由詩111/8/18 0:57
月に咲く花あまね自由詩1211/8/18 0:34
いっと自由詩111/8/18 0:25
創書日和「淋」 ありがとう、生きてるよ逢坂桜自由詩3*11/8/18 0:06
秘め事三上あず自由詩211/8/17 23:58
流れ星を追って朧月自由詩311/8/17 23:39
つたの洋館はるな自由詩711/8/17 23:28
君よ。草野大悟自由詩2*11/8/17 22:54

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