気をつかうというのは

相手の尊厳を思うということだ

相手の尊厳を思うということは

じぶんの尊厳を思うということだ

じぶんなんてどうなったっていいじゃないか


ならば素直に伝えたい

正しく宇 ...
秋の言葉を山盛りにした籠には
色とりどりの付箋が貼ってある
坂道の先の赤トンボが群れている辺りに
配達する家があって
どんな挨拶を交わして
玄関を入るべきかを考えている

素肌に纏っ ...
仮住まい我には詣る墓もなく
夏つばめ塔婆の高さ測るよに
抱腹の態で果つるや油蝉

ある夕暮れのこと。お盆と言っても都会では親戚付合いの廃れた昨今、詣るべき墓も精霊棚もなく、せめても近隣の地蔵堂 ...
{引用=
おまえを失い汽笛が呼んだ
あの海に下りていけばよかったと
願う僕の果ては悲しい
炎天下
糸の切れた凧のように漂う
なあおまえ、笑ってくれよ
こんなにおどけた僕の毎日を

文 ...
はじめて情事を体験したときそれは情事じゃなかった。情事と交尾はちがうことだとすぐにわかったし、わたしの体験するそれが情事ではないこともすぐにわかった。だから早く子供を作ろうと思った。交尾ならば結果をつ ... 言葉は語られてしまった
壁は塗られつくしてしまったし
すべての曲は奏でらてしまった

実は結ばれてしまった
手紙は読まれてしまった
靴は履き潰されてしまい
皿は磨かれてしまっ ...
何枚
ブランドや
一目惚れの服を
買ってみても
満たされないのよ

深夜に
コカ・コーラを飲んでも
ひと袋の
ポテトチップスを空けても
一杯の
カップヌードルを平らげても
物足 ...
すこし暗くなった
デスクのライトをつけたら
もっと暗くなった
暗闇を明かりが照らすと
なおのこと闇はその色合いを増して
本が読めなくなる
というよりも
字が
読めない
この黒い字が
...
浅皿を覆うよどんだ水面は
つい今しがたまで命があったのです
それは固形物に味を与えていました
役割を終えて今にも
捨てられようとしているのです

いつ命が失われたのでしょう
それは最後の ...
繋がりのない無縁社会
決めつけるのはやめようよ
繋がり見えない未縁社会
先が見えんだけなんだ

まだまだ未縁、誰も会えん
しばらく未縁、何も言えん
こんども未縁、人と疎遠

まだまだ ...
先生、会社で部下を指導して
気がつきましたよ
「キミの試験成績が悪いのは
 キミがやらないからだ」
先生はよく言っていましたね
でも先生
あの試験成績はそのまま
先生の教え方の成績だった ...
夢でみたキスの湿度
もうすこし感じていたい。
子供の必死さで
鼓動が上がり息が出来ない。
このまま息の根を止めてほしいと懇願している。

鼻の頭の汗、おでこの汗。
湿った唇でくれるキス。 ...
無意識に水を求める。
悩んだ末に
求める。
生きる為に

永遠て何
命って何
定義できない
誰も分らない

正直に生きよう
本当の事話し
懸命に生きよう
信じて素直に話す。
...
僕には何かが見えている
例えば
ときどき視界の隅を横ぎる
小動物の残像
虫たちの群がり
風の色
人々の悪意

悪魔の顔だ妖精の舞いだ
僕には聞こえるのだ
内なる声の
閉じこめ ...
... エレキが唸り
ボーカルが雄叫び
ドラムが轟き
ベースが渋い

平和の鐘は鳴り
今世紀の夜明け
時代の幕開け
今聖者が挙る

一人泣き
人生を絶望し
夢を失う。
人生を諦める。 ...
... 悪巧みをする影で
駆け引きする男女
黒いアイシャドウから
覗くものは見栄と偏見

暗がりから聞こえる
呻き声
ロンドンはどこから来た
アリストテレスの提灯

機動戦士ガリゴンガン
...
わたしたちのあいだには
うたが、ながれている。



あ、過去がいきてる、っておもった、しゅんかん、
こどもがくれたCDのなかから
浅井健一の声を聴いたとき

あの日
なにもかもが ...
 言葉「う、った、うったたった、撃った!」

 駄々駄々駄々扱いた!(揺り篭→うつろ)
「公然猥褻」看板!
「それ」「あれ」公開!
「これ」どこ言った?(笑窪のクレーター、すれば?)

...
勇壮なカブトムシも
死ねばチマチマした蟻に
跡形もなくバラバラにされる



生きた証なんか
残りやしない



ましてや弱虫バッタの僕なんか



カマキリが
こちら ...
わたしが死んだら
なるべく生き物がたくさんいるところへ
なるべくそのままの状態で
置いておいてください
土にかえったり
誰かの一部になったりして
わたしはわたしの
いのちを分解したい ...
ひとつになろうと
ひとはいうけれど

わたしたちは
はじめからひとつなのだ

それなのにひとは
ひとりになるために
ひっしにいきているようだった

ひるもよるも
きせ ...
白い八月の午さがり

目を閉じて

君の幻を見ている

水のレースにふちどられたドレスで

踊っている

きらきら

きらきら

僕の瞼の裏にも水の雫が飛んで

きらき ...
きみをたべたい
しゃくしゃくっと
たねはぷぷっとだして
そしたらそこからめがでて
またきみがはえる
ぼくはそのあいだにつちにかえるから
きみはそのえいようでおおきくなるんだ
きみにとりこ ...
二日目からは午前中で仕事は終わった

辺見えみりみたいな顔をした通訳と食べたくもない昼飯を食べ

午後は好奇心旺盛なお客さんと街中に繰り出して市場や庶民的なデパートを歩いた

たぶん二日目 ...
同じ屋根の下で
暮らす事になりました


遠い街から
彼が私の実家近くまで
ハートの馬車で
やって来ます


生まれて初めて作った
お茶碗
彼のと私の

お教室で
彼に内緒で作ったよ

形は歪だけれ ...
  かってに
  時間をとめて
  うごかないものたちの
  うごかない肌のうえをなぞる



  あなたの詩ってそういう感じよね
  と
  彼女は言い、
  かぶってい ...
悪い風も良い風もない

風は

放射性物質だけを運ぶのではないのだから

悪い波も良い波もない

波は

津波だけを起こしているのではないのだから


悪いお日様も良いお日様 ...
ぼくは鷹のように悠々としていて

コアラのようにぼーっとした少年だった

あるとき町に楽団が来た

ぼくは楽団のあとについて町中を歩いた

手拍子しているのは最初ぼくぐらいのものだった ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
触れあい吉岡ペペロ携帯写真+...011/8/20 7:21
晩秋花キリン自由詩5*11/8/20 6:31
盂蘭盆会三句ならぢゅん(...俳句111/8/20 6:13
なあおまえ笑ってくれよ僕が何度もおどけるたびに高梁サトル自由詩811/8/20 3:40
情事はるな自由詩9*11/8/20 3:25
拭われる自由詩111/8/20 2:46
中毒結川菜青自由詩511/8/20 2:24
夕暮れの部屋佐々木青自由詩4*11/8/20 1:15
残りもの三条麗菜自由詩3*11/8/19 23:59
未縁社会イオン自由詩0*11/8/19 23:47
学校では教えてくれない責任転嫁自由詩0*11/8/19 23:45
貴方の湿度そよ風自由詩411/8/19 23:17
パワラブペポパンプ自由詩4*11/8/19 23:17
リアリティを追ってシホ.N自由詩311/8/19 23:09
美しくありたいならばTAT自由詩211/8/19 23:08
Let it go!ペポパンプ自由詩4*11/8/19 22:58
趣味とも呼べない動物の営みTAT短歌111/8/19 22:50
永遠という名の下にペポパンプ自由詩1*11/8/19 21:59
メロディラインはなもとあお自由詩811/8/19 21:50
シンデレラストーリープ()自由詩211/8/19 21:22
うずら豆自由詩3*11/8/19 21:16
わたしのいのちは天(そら)へはいかない小原あき自由詩16+*11/8/19 20:46
ひとつ小川 葉自由詩711/8/19 20:42
水のレース塔野夏子自由詩4*11/8/19 20:38
なつのいのちはめまぐるしく小原あき自由詩6*11/8/19 20:12
おんなじうんこ吉岡ペペロ自由詩111/8/19 18:51
同じ屋根の下でちゃんこ携帯写真+...111/8/19 18:08
彼女が言ったこと草野春心自由詩3*11/8/19 17:28
風や波やお日様や吉岡ペペロ自由詩311/8/19 16:31
ありがとう自由詩211/8/19 16:11

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加筆訂正:
幼い君に教わったこと/N.K.[11/8/19 23:06]
思わず〜と思ったよを直しました
フクロオッサン- Wikipedia/花形新次[11/8/19 20:39]
誤字修正
4.16sec.