ほんとの自分を探したって
ぼくらは液体だ

この人の前では四角くて
あの人の前ではまん丸い

あいつの前では黄色くて
あなたの前では水色だ


どれがほんとでどれがうそか
考えた ...
仕事帰りに、
病院へ、丸ノ内線から、
総武線に、乗り換えて、
7時の面会時間に、
ぎりぎり間に合う。
電車の窓は、
外が暗くなると、
自分の影を通さないと、
外の景色を見る事ができない ...
手を出してすくってごらん

幸せも悲しみも透き通った朱色に溶けて

血となり花となり巡り流れる意識の底で

吐息を洩らせば秋は深まり銀色の月が

あなたを迎えにくるでしょう
あの頃
世界は終わりつづけていた
人々がざわめき行き交う街は
同時に 虚ろな廃墟だった
あらゆるものが僕の意識から
辷るように遠ざかりつづけていた
   (でもいくつかのものごと たとえば ...
「ほしかったのは そんなのじゃなかった」

生暖かい愛情が首筋に残って
むなしい時間が過ぎるだけ
洗っても消えない染みをつけて
泣いたって意味ないの

求めたわたしに釘刺して
傷つくの ...
糞まみれの日常を

ホテルの部屋が

罠のふりをして毒を隠してゆく


考えても仕方がない

行動はシンプルに

仕方がないことを考え抜け

至らないことこそ素晴らしい

...
優れた作品はその表現手段を選ぶことなく、絵画的であり、音楽的であり、文学的である。

受け手の感受する入口が違うだけで、感性のフィルターを通過して、本質へと伝わり、何らかの示唆を与えるものである ...
腰から
あなたの右足が
つきだしているから
歩くときには
きまってふらふらとする
電車では
みなが嫌な顔をする
あなたの右足以外の部分は
どこにいってしまったか
知らない
キスをす ...
 
 
窓ふきをしていたはずなのに 
気がつくと父の背中を流している 
こうしてもらうなんて何年ぶりだろう 
父が嬉しそうに言う 
十五年ぶりくらいじゃないかな
僕が答える
父の狭い背 ...
エリートの中にいたのに
地に落ちた
乞食として生き
「おはようございます」
「いってらっしゃいませ」
「おかえりなさいませ」
缶にお金を入れてもらう。

両手両足を切られ
何もできな ...
あなたがこの世から消え去ったら
思い切り笑ってあげる。

あなたが望んだ通りに
悲しまれるのなんて嫌だ、みんな笑っていてほしいって

確実に泣き笑いになってしまっても
でも私、笑ってあげ ...
  なにかを
  つぐなうようにして
  秋が
  入って
  くる
  ピアノを弾いて
  いる
  君の指の
  一本だけが折れて
  しまって
  いた
  あの歌 ...
{引用= 「書く女」

  書く女は
  窓辺の
  机のあたりに漂っている
  霧深い部屋に
  そなえつけられた
  軟体
  書く女
  かつては川
  あるいは不吉 ...
毎日薬を15錠飲む
そのままだと味気ないので
皿に盛った

白い錠剤5錠の苦さで
自分が健康でないことを知った

オレンジ色の5錠で
副作用の意味を知った

青い錠剤の5錠で
意 ...
街の光が流れる

光は束になってどこかへ行く

ぼくらは夢をみてる

加速する失速の終わりはない

失うものは何だろうか

夜は叫ぶ

深い無音の闇だ

どこかで繋がろう
...
彼のお弁当に
時たま現れる
ヘンテコな宇宙人

彼曰く
【いづみ人形】と命名

毎朝お仕事に行く君に
笑って欲しくて
作った【いづみ人形】

でも毎回は現れないよ
レアキャラだからね

君が笑うと
私 ...
{画像=111019141830.jpg}
花咲爺さんの様に
空から幸せをバラまいていると
時々人の心が透けて見える
下心だの
偽善だの
何だの、かんだの

最近の神様は疲れ気味
雲 ...
目の奥がずんずんして
とても眠かったが
夕方の電車に乗って
町に向かった

子供の頃
縁側に
本箱が置いてあった

陽がたっぷり差し込み
田んぼや
小川や
遠くには山も見えた
...
ところで
我々は何をすべきなのか
なぜ図書館が涙を流しているのか
うまい奴はたくさんいたが
非の打ち所が頭には入ってこない。
などと奇妙な唇が呟く。

さては
眼前の靄を凝視する
な ...
広告の前に
広告の中で踊る
表せる対抗力
アタック!! 立ち塞がるルぅ
おれはまだ生きてるぜっ!“
静かな数字 透き通る影
掻き混ぜる1000% DNA
片側に月を向かえ飛翔

生殖 ...
井戸の中で暮らしていれば

それなりに幸せだった


時代が私を押し出した

広く険しい世界へと


飛び出した蛙は

戸惑いもがいて

井戸を恋しがる


けれど蛙 ...
わたしの中で 
オンナが疼く
あなたに
逢いたい 逢いたい
この激しい衝動を 
抑えられない

優しいあの人の 
背中に嘘をつき
そっと部屋を出て 
足早に向かう
あなたが待つ ...
この後すぐに
空は星に変わった

君とお付き合いして
4ヶ月

同じ屋根の下で
ゲラゲラ笑いながら
一緒に暮らしてる

33年間地元を離れた事が
なかった君が新しい場所で

...
ご都合主義の神様はいないみたい

飢えや
寒さや
病や
夜や
それら混沌とした不幸から
全てを救済するために
人の手によって創られた
機械仕掛けの神様

それは確かに
類似的な ...
胸のなかで朝がつめたく、一番に鳴く鶏は、庭でブイのように漂っている、モリで、ブイをつけ狙うこどもは沖に流されていく、家の子が漂流している間は、鶏肉を食べながら過ごした縁側に寝床を移し、鶏とこど ... ボクが文章を書こうと思う契機は単純なものです。
大概は、ボクの外側に転がっている、ちょうどそこにあるもの、今流れている音楽、たまたま目に入った人や景色といったものが発端になっていて、ボクの内側に長い ...
ドンキホーテでバースデープレゼントをさがす

夏絵さんと坂本君と小百合姐さんの

誕生日のために


グループ交際歴一年四ヶ月

バラバラの星が

見かけ上星座のていをなすように ...
人の多くは 疲れた 幻のようなものなのであるが
私は 何も知らない そのことについては
いつまでも そっと 川面を見ていた
疲れだけが 転がっている
空の真上に へばりついたようにも見える ...
京都行きの高速バスの中から窓の外を眺めていた
水色の空に、バケツの水をこぼしたような薄くくぐもった天気は、近く雨の気配を漂わせていた
褪めた空は高速道路の風景の無機質性をいや増しに強めているような ...
公園よこのカーブした細い坂道

ぼくは一人で歩いていた

綿毛を取って喜んでいた

黒い音で鳥が啼いていた

光とは白だと教えていた

綿毛がぼくの友達だった

あなたと歩いた ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ほんとのぼく凪 ちひろ自由詩711/10/19 22:03
川面の灯りはだいろ自由詩311/10/19 21:48
ヒガンバナ灰泥軽茶自由詩211/10/19 21:46
レクイエム/ララバイ塔野夏子自由詩5*11/10/19 21:07
偽物森未自由詩2*11/10/19 21:04
日常吉岡ペペロ自由詩511/10/19 21:02
私的な考察(私の中の基準点として記す)蒲生万寿自由詩1*11/10/19 21:01
斜陽イシダユーリ自由詩1011/10/19 20:25
窓ふきたもつ自由詩10*11/10/19 20:23
落ちた天使ペポパンプ自由詩1*11/10/19 20:07
あなたが消える日れもん自由詩411/10/19 18:11
Fall Song草野春心自由詩411/10/19 17:43
月へのコラージュ自由詩211/10/19 17:35
オードブルあやとり自由詩5*11/10/19 17:15
光の海に潜り続ける潜水士は朝を知らない空中分解自由詩011/10/19 16:20
守り神ちゃんこ携帯写真+...111/10/19 14:40
幸せの神様がwako自由詩311/10/19 14:16
本箱まんぼう2自由詩611/10/19 14:15
とどのつまり……とある蛙自由詩811/10/19 13:08
無理矢理に 記憶狩心自由詩111/10/19 11:37
井の中の蛙みふみ自由詩311/10/19 11:12
【 綱渡り 】泡沫恋歌自由詩10*11/10/19 11:09
4ヶ月ちゃんこ携帯写真+...111/10/19 11:01
デウス エクス マキナ相差 遠波自由詩6*11/10/19 10:37
十月ズー自由詩2*11/10/19 10:32
ボクのマスターベーション(1)花形新次散文(批評...10*11/10/19 10:13
とりとめもなくワインとピンクとパープル梅昆布茶自由詩611/10/19 10:11
川の幻影番田 自由詩311/10/19 9:21
前奏曲メチターチェ...自由詩5*11/10/19 5:35
10月の少年吉岡ペペロ自由詩511/10/19 5:01

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