眠れない空虚な夜にずっくりと爪立てて食ういちぢくの実


いまここで痛みが喜びを呼ぶような一人っきりの罪をつくろう


なにもかも不器用だからならいっそ壊せ良い子の人形劇


〈わた ...
また朝が巡ってきて
僕らは波打つシーツの海から
再び生まれる
自分が何者か知ることもない一瞬が
シルル紀の珊瑚虫の記憶から始まって
母の乳房の感触まで辿ってゆき
白く洗い清められた光が
...
理由もなく泣いたんだ

夕暮れの頃

蹲る背中を撫でる雲影は

声を消してはくれないくせに

そっと優しく抱いてくるから

泣いて良いかと聞いたんだ

雲は答えてくれないが
...
歩み進んでも


先は見通せなくて


道は丸まっているのだと知った


ぐるぐると続き

次第にぴったりくっついて

わたしはひとつの幹になる



...
穴あきのポケットのことを
いたく懐かしむ。

あえて
口を閉めようとしなくたって
逃すことなく
いつだって閉まっている。

かといって
年がら年中、閉まっているわけではない。
その ...
ひとの一生ははかなくて
ふいにやぶけてしまう
ぴんとはった
うすがみのように

3月11日
がんを患うあなたの目の前で

おそらく数千の一生が
一瞬にしてやぶけてしまった


...
わたしは どこにもいない

せかいのどこかに いることを

だれかが ゆるしてくれないようで

だから りそうのなかに

とじこもることに したの

くうきが すごくきれいね

...
落雷と白煙の雨が降りつづいていた

蛍光灯に照らされただだっ広いフロアで

わたしは暮らしやお金の為に働いていた


セシウムが含まれているかより

帰り道にはやんでいるかを考えていた

出力した資料 ...
... 汗ばむ いいぢゃないか
   エナジーの確証がとれて

エロスの引き回し いいぢゃないか
   タナトスに怯えるよりも

鳥肌がたつ いやぢゃねぇか
   カルマにがんじがらめにされて
...
自分を殺し
自分の死体を
自分で捨てにゆく

光も闇もない
密かな墓所へ
自分を捨てにゆく

人目を逃れて
死体を隠して
何くわぬ顔をして

死はもとより
生すら
なか ...
母さん

あなたより先に死ぬ事が親不孝でも
あなたの顔を見ながら
死ぬ事の幸福に比べたら
雲が

うえを向いている貴女の横顔

話かけてもいいか


さいきん

おれな

ドアとか扉とか

くぐるたびに思うねん

ドアとか扉とか

くぐるたびに思うねん

おれ成長したよって


雲が

う ...
男としてそれはとてつもなく寂しいことだ

ああ、せつない

それは煮えたぎる憎しみにもかわるだろう


情熱を信じてもらえなくなれば

いのちの交換なんてできなくなる


男と ...
溢れる光が やさしく ふたりを包む
頬に触れたあなたの指先
くすぐったくて 思わず笑った

春の陽だまりの笑顔で 
あなた いつだって泣き虫なわたしを救ってくれたの

さくさくさくら…… ...
平気なことばかりなら

忘れることもできたのだろう


傷つくのがこわいのは?

たいせつ過ぎる人だから

平気でいられないのは?

ずうっと1番だったから


平気なこと ...
さびしいこころがひとつ
道におちていた
拾わなかった

ぼくももっていたから

さびしい命がひとつ
歌をうたっていた
いっしょにうたった
さびしいさかなが
店先に並んでいた

...
感情を伝える。
難しい事
中間の思い
曖昧な気持ち

でもはっきりした
意見もある。
そうして欲しい
して欲しくない。

ダブルバインド
二重拘束は困る。
おっぱいを上げる
...
大きな奇跡よりも小さな奇跡のほうが見つかりやすい。わたしがここにいることにわたしが何にも感動を覚えないみたいに。 愛している生活があるんだ   雨がふったら
  傘を差しましょう



  ワルツ、
  そう、ワルツ。遠いところ
  ふたり笑って
  置きわすれたもの



  雨がやんだら
  傘は捨て ...
何もかもが面倒くさい 嘘だ

脳を溶かすその熱と光は
膿が固まってしまった瘡蓋(かさぶた)を愛撫する
汚れちまった無垢な2次元から
遠投の3次元の空の向こうへ
そして「5」と言う力へと志向 ...
やる気のスイッチは結構すぐに見つかって

勉強も部活も人間関係もそれなりに頑張ってる

でも本気のスイッチは見つからない

だから僕はいつも空回りで中途半端で

何一つモノにできてやし ...
さようなら、
夏の日の空のした
遠く旅立つ君の後ろ姿に。
何度もさようならを
繰り返してきたけれど、
このさようならが最後なんだね。
いつか、また会える日があるなら
馬鹿みたいな一言を言 ...
夜の遠くから
僕を引き寄せる引力が
静かなおしゃべりのようで
ひとりぼっちの空に誘い出す

誰もいないはずの
夜の遠くへ
メッセージを僕は返信している

夜の遠くから
ほんのりと吹 ...
六本木ヒルズで
彼と見た夜景は

君が…いつの日か
見せてくれた

横浜の花火大会の様に
美しかったよ


引越し準備に
追われながらも

彼は私を
連れて行きたいからと
時間を作って
招待してくれ ...
彼はもうすぐ29歳になるそうで。







あんなにあどけなく笑い


猫みたいな目をしている

訳を原因を私は知った。




心配性だ。不安がりだ。 ...
ギャラが安いと三文役者が
太陽の尻に銃口を突きつける
ビクつく太陽がしゃがむ

突然の暗転に 頭真っ白の女優が
台詞をスッカリ忘れ
毛染が欲しいと舞台から逃げ出す

ドサクサに紛れて逃 ...
わだつみの声よ示せよその教え、遠くに見える鱶を眺めて

弾丸は砕くものだとこそ思へこぶしは何をするものだろう

もの言わぬ虫けらどもの歩み寄るそれを見ながら反抗するは。

オリオン ...
お陽様に向かって
あれほど笑顔を
見せていた…

ひまわりが…

今は大地に向かい
頭を垂れている

まるで…
『今まで育てて
くれて、ありがとう』
と言っている
かのように ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
マチムラ短歌1*11/8/26 23:47
自由詩3*11/8/26 23:23
抱擁徘徊メガネ自由詩211/8/26 23:22
バウムクーヘンやや自由詩2*11/8/26 23:17
五行のファイルyuugao自由詩1*11/8/26 21:44
3月11日麦穂の海自由詩7*11/8/26 21:30
檻の中の少女雪路自由詩111/8/26 21:23
働いていた吉岡ペペロ携帯写真+...511/8/26 21:11
プラチナイーグルコインTAT短歌011/8/26 20:56
時のまどろみ信天翁自由詩011/8/26 20:55
完全犯罪シホ.N自由詩2*11/8/26 20:51
母さん佐藤伊織自由詩211/8/26 20:13
横顔吉岡ペペロ携帯写真+...311/8/26 20:12
情熱の行方自由詩011/8/26 20:01
Cherry blossom洞野いちる自由詩511/8/26 19:52
ずうっと吉岡ペペロ自由詩411/8/26 19:51
さびしいこころ梅昆布茶自由詩1111/8/26 19:36
ダブルバインドペポパンプ自由詩3*11/8/26 19:22
往々にしてマフラーマン短歌0*11/8/26 19:17
ポジティブTKUDIO...自由詩011/8/26 19:17
ワルツ草野春心自由詩111/8/26 19:06
ネガティブTKUDIO...自由詩011/8/26 18:38
本気のスイッチ甲斐シンイチ自由詩311/8/26 18:22
はじめまして、さようなら折口也自由詩211/8/26 18:10
夜の遠くから自由詩111/8/26 17:51
ズーヒルちゃんこ携帯写真+...111/8/26 14:58
孤高な人サワメ自由詩111/8/26 14:24
夏芝居subaru...自由詩8*11/8/26 14:06
「十六歳・最後の優等生」四(2010〜2010)榊 慧短歌3*11/8/26 13:40
ひまわり清風三日月自由詩211/8/26 13:22

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加筆訂正:
火打ち石/るるりら[11/8/26 14:10]
詩の冒頭に 但し書きを挿入しました。8/25
5.31sec.