井戸の底の月は孤独に光っています
街では若さを脅かす暑い夜が
続きます
金子みすずは
鰯のとむらいを
きれいに
うたいます
館山の女友達は
連絡が
とれなく
なりました ...
雨が落ちてきた
恵みの雨が落ちた
昨日の事なんて忘れて
今を楽しもう。
女神様が笑って欲しい。
泣かないで
また新しい道を
歩めばいい。
今はそっと抱きしめて
何も言わないで ...
ならなかった
なれなかった
こんなふうには
きみは
なかなかった
なけなかった
こんなふうには
ぼくが
もっと
...
青い空には
無数の
名前を与えられなかった存在が
ひしめいています
私の僻みや
貴方の哀愁
なんとも都合の悪い
ものばかりです
便箋を一通
送らせ ...
今日死体の写真をみた みてしまった
人の形をしているのにどこか違う
胃袋のあたりがぐっとなった
ひいおばあちゃんのことを思い出す
あんなに優しかったひいおばあちゃん
でも
四角い窓ご ...
雨が置いていった湿度
長気の除湿を待つことは無理そうだ。
過して失われていく途中で
雨親から離れ落とされた湿度たちが
それなりの密度で群れながらも
迷子顔して近づいてくる。
身体に ...
うちのみっちゃんのことは別として
近頃 詩に題名がつけれらない
無題#
無題#
無題#
……
前は詩の題名がぽんと思いついたのに
私の言葉は名前を失ったかのようにぽつんとしている
...
いぃねぇ
煙り雲がだるま雲になったょ
そぅだねぇ
入道雲になるかもね
やさしい 夕立だといいんだがねぇ
一円だまの竹トンボも うれしそうだょ
そうだ ...
神さまあなたは理不尽だ!
夜の国分町の道路は汚くて/ヒールを履かないと歩けない/アルコホールより/香水の匂いがしている/香水よりもタバコの匂いがしている/前を歩く人を/見失うような道ではないのに/◆/◆/◆/黒い点になって ...
願い
想い
叶わないもの
もっていると辛いもの
全部
量子のキューブに込めて
未来へと飛ばす
{引用=
一 送電線
夕立のあとは
すっかり晴れて
青と
朱とが
きれいに
混じる
送電線には
数羽のからす
もうじき
日没後には
からすの色は
...
豆腐とか厚揚げとか
鴨肉の燻製とか
オリーブの実だとか
そんなもの持ち込んで
歌うんだ村で歌うんだ
はじめての曲でも
恥ずかしがらずに歌うんだ
あなたは歌うと ...
去年の夏ちょうど今ごろ彼女の部屋を掃除した
会社まで彼女を送りそれからひとり散歩した
彼女のわだちを探してた
道すがら夕食はこのスペイン料理店にしようと決めた
喫茶店で読書しド ...
もういいかげんにしろよ
そうは思うけれど
誕生日だもんよ
今日は今日とて
生まれた日の記憶は
ないけど
後付けされた
記憶ならあって
よくない
ちっともよくない記憶
なら書きかえり ...
赤羽橋駅を降りて
ガソリンスタンドの脇の道すがら
もし時間を戻せて
やり直すことができるとしたら いつがいいなんて唐突に聞くから
少し 驚いてしまった
傘に隠れて
表情まではわからなか ...
この場所にいたから
あの場所にいなかったから
それだけのこと
ただそれだけのこと
絡まりあった糸の世界を、しんじる
わたしは一つ呼吸して、それは奇跡で、とても世界を愛 ...
しをかいている
ゆうこくの
まどべで
しをかきむしって
ちがすこし
にじんでいる
いたくはないので
うたいます
にじがでていた
ひるまの
なまぬるいくうきを
ぬぎさって
...
嬉しいときは
笑うことしかできない
わたしは凡才なので
トイレットペーパーがきれたとき
からからという音がしても
それ以上なにも感じない
悲 ...
それは 透明な砂だった
すこし おおきな石は ふたつあわせて叩くと 火花が散った
そんな 透明な砂の上に
あなたの フィンがあった
瑠璃の穴を飛ぶ鳥のように
泳いだ証の あなた ...
眩しくて照れくさくて
思わず顔を背けたくなる
輝かしい朝の陽光が
ぼくの背中に降り注ぐ
その足元には
最早自分の言葉を
紡いでいくことが出来なくなった
明後日の方角を見つめる
...
海を埋め尽くす無数の海獣
その移動に海はおののき
激しく毛羽立つ
逆巻く海鳥の交尾
海獣の胴震いに振り落とされもせず
雌鳥は厚い皮膚の皺の狭間に産卵する
そして独身ものは空中を埋め尽く ...
本当の名前なんて
一度も書いてあったことがない名刺を
感じ良く差し出す空っぽな指先
本当に行きたい場所へ
一度も連れていってくれたことがない
少しくたびれた空っぽな向う脛
どん ...
世知辛い
せちがらい
一日が 過ぎて
進んだんだか
戻ったんだか
よく分からない程の
熱風が
頬を刺す
しょうゆチュルチュルで
シュコシュコしたのは
自転車のタイヤ
空気 ...
あなたが乳首をたてるとき
乳輪と乳首が形のよい山のようだ
あなたが洪水になるとき
乳輪からか乳首からか甘い汁がにじんでいる
胡瓜のようなメロンのような
お花屋さんの冷蔵庫のような
あなた ...
精神の安定
そんなものあるようでない
世界を開ける秘密の鍵
そんなものがないのと同じだ
ないから諦めろ、そう言いたい訳じゃない
幸福について祈るより
現実に立ち向かう人間でいたい、それだ ...
気をつかうというのは
相手の尊厳を思うということだ
相手の尊厳を思うということは
じぶんの尊厳を思うということだ
じぶんなんてどうなったっていいじゃないか
ならば素直に伝えたい
正しく宇 ...
秋の言葉を山盛りにした籠には
色とりどりの付箋が貼ってある
坂道の先の赤トンボが群れている辺りに
配達する家があって
どんな挨拶を交わして
玄関を入るべきかを考えている
素肌に纏っ ...
仮住まい我には詣る墓もなく
夏つばめ塔婆の高さ測るよに
抱腹の態で果つるや油蝉
ある夕暮れのこと。お盆と言っても都会では親戚付合いの廃れた昨今、詣るべき墓も精霊棚もなく、せめても近隣の地蔵堂 ...
{引用=
おまえを失い汽笛が呼んだ
あの海に下りていけばよかったと
願う僕の果ては悲しい
炎天下
糸の切れた凧のように漂う
なあおまえ、笑ってくれよ
こんなにおどけた僕の毎日を
文 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
残酷な夏
梅昆布茶
自由詩
3+
11/8/20 22:15
壊れたテープ
ペポパンプ
自由詩
3*
11/8/20 22:02
こんなふうには
草野春心
自由詩
3*
11/8/20 21:02
薫風
雪路
自由詩
6*
11/8/20 20:52
死んだ体には
くろきた
自由詩
4
11/8/20 20:48
過失器
yuugao
自由詩
3*
11/8/20 20:41
無題#
くろきた
自由詩
2*
11/8/20 20:39
空のバックスクリーン
信天翁
自由詩
1*
11/8/20 20:35
嘔吐
もっぷ
自由詩
7
11/8/20 20:27
天の川を踏みながら
長押 新
自由詩
2*
11/8/20 19:37
因果律
雪路
自由詩
5+*
11/8/20 19:29
小詩集【流星たちの夜】
千波 一也
自由詩
3*
11/8/20 19:28
去年の夏夜
吉岡ペペロ
自由詩
1
11/8/20 19:22
去年の夏日
〃
自由詩
2
11/8/20 19:14
あたしの誕生日
朧月
自由詩
1+
11/8/20 19:03
東京タワー
pansy1...
自由詩
0+*
11/8/20 18:26
呼吸
森未
自由詩
2+*
11/8/20 17:14
しいている
かんな
自由詩
7*
11/8/20 15:33
凡才
草野春心
自由詩
4+*
11/8/20 11:53
瑪瑙の島
るるりら
自由詩
18+*
11/8/20 11:53
当たりくじ
寒雪
自由詩
1
11/8/20 11:25
彼
非在の虹
自由詩
2+*
11/8/20 11:07
ペットボトル症候群
nonya
自由詩
19*
11/8/20 9:58
マイム・マイム
藤鈴呼
自由詩
1*
11/8/20 8:41
聖性
吉岡ペペロ
携帯写真+...
0
11/8/20 8:05
安定
〃
携帯写真+...
2
11/8/20 7:45
触れあい
〃
携帯写真+...
0
11/8/20 7:21
晩秋
花キリン
自由詩
5*
11/8/20 6:31
盂蘭盆会三句
ならぢゅん(...
俳句
1
11/8/20 6:13
なあおまえ笑ってくれよ僕が何度もおどけるたびに
高梁サトル
自由詩
8
11/8/20 3:40
3347
3348
3349
3350
3351
3352
3353
3354
3355
3356
3357
3358
3359
3360
3361
3362
3363
3364
3365
3366
3367
3368
3369
3370
3371
3372
3373
3374
3375
3376
3377
3378
3379
3380
3381
3382
3383
3384
3385
3386
3387
4.19sec.