胸に抱いた
  ちいさな逸脱を
  きみは、
  そっと足もとにこぼして



  かなしげな
  落ち葉のように重ね
  どこか、
  もっとかなしげなところへ

...
勤め帰りのバスはゆりかご、まどろみの中で 死ねたらいいのに 誰が為に 花は咲く
野の風に 消えゆく涙

こぼれた思いが 君を追って
私の背中を 押した

60cmの足取りは
高さ7cmの靴に変わり
多分 そのうち三点倒立

もうすぐ 木 ...
台風あけて

俺は追憶する

台風の夜を

追憶するのだ


こころは七転八倒していた

傷を唐辛子にすりつけて

俺は七転八倒していたのだ


台風あけて

俺は ...
竹藪は真夜中
地面を這うようにして
皿の破片や
古銭を拾い集めていると
突如として
立派な竹に行き当たる
触ると不思議に温かく
内からはほのかに光が漏れている
これは伐らねばなるまい
...
いつまでも泣いたり笑ったり出来るよう
二人で一緒になったはずなのですが
歳月と私の怠惰のため
君の目許には苦労の色が溜まり続け
随分と皺が多くなっているようです。
それでもとても奇麗だと
...
今日もだめだって
うつむかないでいいよ

許そうよ自分を
甘えるななんて
強がりの
人の真似しないで

どんな人も
どんな性の人も
歳の人も

甘えたいの
許されたいの
許 ...
すべては整合していない

僕と君でさえ

愛は愛と呼べない
そんなの単なる
符号だ

狂気は混沌と宇宙への入口

星間の深い闇を
さらなる哀しみを
ストラトキャスターの

...
 ある設問を提起され、それに対して否定的な意見というものを見ると反論したくなってしまうのが人の性というもので、もちろん考え方や思想哲学やそれに準じた答えや解というものは人それぞれではあるのだけれども、 ...  
ひからびた雨は ふたたび雲にとらわれるのをおそれている
底のない青い穴 弱りきった栄養はもう 吸いつくされた

顔をふせ 膝をかかえて 冷めた今日にうずくまる
部屋の片隅で
こぼれた風 ...
ここにあるかなしみが
貴方をいつも曇らせてきたあのかなしみなら
引き受けよう。
伝染して、僕に移ったなら
引き受けよう。

子供の頃、家出して知らない森で一晩明かした君。怖かったと話してく ...
本当は
私を愛して欲しいのだ
貨物列車の地響きの
圧倒的な質量で

乱暴に
私をかしずかせ
それを私は言い訳にする
それを私は言い訳にする

あなたの今を
もはや問うまい
それ ...
アスファルトの熱に背中をあずけて
気持ちいいとか

舞い散る光と鈍い音が美しいとか



湿気に体をつつまれて
研ぎ澄まされてく、


高音の不快感と震える手。


ど ...
吸い付く肌
薄い、温度
熱い致死のなかで
恍惚として
私の涙膜に映る
自画像を見ている

帰る場所を棄てた
無様なひと
仮新 [21:35:38]
   さて、
仮新 [21:39:27]
   普通の親子丼と見せかけて
仮新 [21:39:48]
   さて、
仮新 [21:40:02]
   一 ...
純で
真っ直ぐな
君を想う

だんだん
うちとけてきたね

お酒が好きなのも
一緒だった

今度飲もう

何時になるかな

君と一緒だと
楽しくて
飲みすぎてしまうかも ...
つゆは丸く形をつくって
朝陽を微かに帯びる
土が膨らみ そこから
産毛の生えた芽が覚める
畝を越えて川を走り
山を駆けて峠をとびこえ
叫び声をあげて黙りながら
静かに賑やかに厳かにばかば ...
自然の水はあふれんばかりに、今日も 
泉に湧き、滝から落ち、川を流れ 

{ルビ人間=ひと}の哀しみさえも 
自然に湧き出ずる水の如く 
美しい涙の{ルビ滴=しずく}は  
君の瞳から、 ...
ああ、ひとは、失って素直になってゆく、

こころの地獄を六つもぬけて

ぼくらは気持ちを解放してゆく

ああ、ぼくも、あなたのそばに、いたかったのだなあ、


汚染地域にも

雨 ...
今日の入浴介助は 
全身をばねにしてバリバリ働くAさんと 
一人すろーに働く僕のペアで 
一人のお年寄を介助する間に 
Aさんは三人位してそうで 

天井あたりから
数時間の動きを見ると ...
指の境目に現れる透明な詩話
越えたように波打ち続けている

記憶を邪魔者にしようとして
うっかり波にさらわれることもなく
取り残されてしまう

同伴する記憶が欲しがるガラスを
もっと増 ...
頭をわれば
中にはまだ
あの頃のものが
ある気がする


うわべ、ひょうめん
はりついてひふになったおだやかさで
しあわせをかみしめて今日も生きているけれど、
わたしの、なかでふ ...
私はこの惨状を予言していたが
それから逃れられないという予言も得た
だから公言しなかった

そんなの予言とは言いませんよ

いや、わかっていても言わない人は
この社会に五万といるじゃない ...
知らない街に居た
いやよく知ってる街だった

移ったばかりの部屋の
窓際に
くる日もくる日も座っていた
窓際に立つと眩暈が起こるので
窓際に座っていた

これは一つの逃走だった
...
甘い食べ物は冷やすと美味しい
塩辛い食べ物は暖めると美味しい

甘い出来事は冷たくされると愛しい
塩辛い出来事は暖められると愛しい
ぼくの精神は中二の秋

あのときのままだ

おどおど感も違和感も

ぼくはあのときのままなのだ


ああ、ぼくは、おまえと歩いてゆきたかった、

ああ、ぼくも、おまえと歩いてゆきたかった、


おまえ ...
ヒロシマ
といって
アメリカをにくんだ

フクシマ
といって
ニッポンをにくんだ

そうして
わたしたちは
にくむべきものを
みうしなった

いなほが
かぜにゆ ...
人間だから
人間を愛する
人間だから
人間を殺す
人間だから
人間に優しくする
人間だから
人間に冷たくする
人間だから
人間に傷付けられると胸が痛くなる
人間だから
人間を傷付 ...
効きすぎたクーラーを言い訳に
寄り添って体温を奪いにいった
右腕のあつさに少しだけたじろぐ
武骨な関節とまるい指先を包む
ねむりたかった
あたたかくたのもしくねむりたかった
でも武骨な指先 ...
ダボハゼの様な顔をして
獲物を狙っている。
ムツゴロウん〜んまさかね
そんなことないよ。

カウンセリングと相談の違いを
考える。
能動的尋問と受動的傾聴の
違いとわかる。

命が ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
逸脱草野春心自由詩5*11/9/5 18:20
穏やかに死ぬ山岸美香短歌211/9/5 17:32
アヤメ自由詩111/9/5 15:12
台風あけて吉岡ペペロ自由詩011/9/5 14:54
竹取春日線香自由詩111/9/5 12:31
約束……とある蛙自由詩19*11/9/5 11:56
女神の祝福朧月自由詩011/9/5 10:56
光の世界梅昆布茶自由詩311/9/5 5:11
RE 日本人にロックはできるか サセクション只野亜峰散文(批評...3*11/9/5 5:04
雨のち四帰自由詩311/9/5 4:06
暗闇を引き受けようそよ風自由詩111/9/5 2:59
ロンドuminek...自由詩6*11/9/5 2:00
またねIzm自由詩411/9/5 1:06
剃刀自由詩111/9/5 0:17
背背来議会への投降、狩心自由詩011/9/4 23:31
君想う森の猫自由詩13*11/9/4 23:02
めざめマフラーマン自由詩7*11/9/4 22:44
幸いの虹 服部 剛自由詩411/9/4 22:40
気持ちの解放吉岡ペペロ携帯写真+...011/9/4 22:40
亀のつぶやき 服部 剛自由詩511/9/4 22:26
三十分後の青春yuugao自由詩1*11/9/4 21:56
みずのはるあぐり自由詩611/9/4 21:41
無言予言イオン自由詩1*11/9/4 21:16
窓際の眩暈シホ.N自由詩311/9/4 21:15
甘辛モードイオン自由詩0*11/9/4 21:15
中二の秋吉岡ペペロ携帯写真+...011/9/4 21:00
変わらなきゃ、でも、変わるべきではなかった小川 葉自由詩211/9/4 20:30
人間だからyamada...自由詩111/9/4 19:56
半年目の社会人が大学の仲間と集まって夜を惜しむ。ガリアーノ自由詩111/9/4 19:53
ダボハゼの睡眠ペポパンプ自由詩2*11/9/4 19:51

Home 戻る 最新へ 次へ
3326 3327 3328 3329 3330 3331 3332 3333 3334 3335 3336 3337 3338 3339 3340 3341 3342 3343 3344 3345 3346 3347 3348 3349 3350 3351 3352 3353 3354 3355 3356 3357 3358 3359 3360 3361 3362 3363 3364 3365 3366 
4.07sec.