帰宅して電燈を点けた途端に揺れ
ちょと焦った
テレビを点けると震度3と出
8月31日までも揺らすとは
しつこいのは嫌いだ
ようけ揺れた夏だった
円高も史上初75円台に突っ込んだが
印 ...
報われなかったことに
この世では
孤独も失意も味わえる
ぼくがいっしょだ
揺れうごく頼りなさも
この世では
断ち切ることが出来る
ぼくがいっしょだ
あさがおが
まださいている
ひるになっても
ひがくれても
よどおし
さいている
あさになると
しぼむ
疾駆する車の前を
白磁の蝶がひるがえる
蝶は
そそり立つ眉を持つ
白く焼けた小石から小石を
羽黒とんぼが渡る
ゆらゆら揺れる
かすかな悲鳴
夏の熱が山脈をかすませる
盛り上が ...
烏龍ハイのグラスに
きみの影が映る
悲しいことがあったのかな?
僕はデリカシーのある男だから
直接的には聞いたりしないよ
コースターに
ひとこと
「今日のパン ...
知らない事は多いけど解るのよ世界が悲しみだけでできていること。
母となり女を捨てた哀しみと 幸せそうなオルゴールメリー
泪眼の「生まれてくれてありがとう」、「産んでくれて」と返す気 ...
あいつと会う前からだ
季節のかわりめの夕方頃
ぼくはさまよう
商店街をのぞきながら
家路を辿るのが
もったいなくなっている
あいつと会う前からだ
あれは
あの頃の月だろうか
路線減少の煽りか
飛び乗ったのは
各駅停車で
遅くなってしまった事と
帰ってからの雑務処理が
シャツに張り付いて消えず
べっとりと重い
大 ...
人間の詩人でも 時間が自由な夜は魔法使いになりたい。
人の上に人はいない
とか言っても
上司もいれば
先生もいるし
先輩もいれば
会長だっているね
肩書きをひきはがしたら
同じなんだろうけど
くるくるくるまってると
上とか下 ...
真っ白く巨大な雲に
薄くて淡いグレーの雲が
今にも食い千切られようとしていた。
止まっていることと
動いていることが
まるでわからなくなる。
ぼやけた真実が
確かな真実になったり ...
人に歓びを
捧げたいと思う
思わぬ悪意で
出来ている
このからだ
皮膚の下で
水滴に
よく似ている
骨が歌う
ハッピー・バースデイ
止まぬ時に
生まれ ...
少女が一人、殺された
男達に犯された後で
少女が一人、殺された
街の人達はみんな黙って見ていた
少女が一人、殺された
その様を僕も黙って見ていた
少女は悲しみす ...
こうしてまた
私は還ってきた
別の混沌から
元の混沌へ
この世はただ混沌が
現象するだけの場所
あの世ではすべてが絶対的に
整理されている
(おそらくそこに、)
(天 ...
ふたりで一緒に考えたことが
こんなになっちまった世界でも
いまも続いているのだという
それを楽しみにしているひとがいる
おんなじように
あいつを必要としているオレがいる
...
うっすらとした
指紋が残る
小さな
背徳ばかりで出来た
フォンダンの中から
青銅のさかなが跳ね上がる
冷気の中で始まってしまった
運動会
知らないプログラムを
延々と放送して
...
硬いひざにきみの
頭をのせて
ひとつ、
ふたつ、
みっつ、
よっつ、
いつつ、
歳をとるように静かに
きみはまどろんでしまう
...
おもてに出ると
つるつるの夕暮れ
雨が降っていると
おもいこんでいたのに
九月に
花咲くものもあるのだ
ぐんとのびる空と雲と
肌さわる大気
苦しみのさなかにもある
はたとした気づきの殴打
群青の宙の下
張りつめる呼気
言ってしまうと
軽々しく浮 ...
…見ていたものはいつも成功だった
いつだってそう
僕は金だけを手に求めていた気がする
思い描いた物語の中で
僕は決して臆病だったわけではない
人間のことがいつも嫌いだった
通りではいつも子 ...
自転車で
スローダウンして
見上げた初秋の青空に
アオスジアゲハ
自然にまかせて舞おうとする
あなたのようだと思う
今朝気がついた秋は
褐色の落ち葉
乾いて道端に身を寄せ合って ...
詩はエサを食べる
決して大食いではないけれど
食べなければ息絶える
日々大網構えて虎視眈々
あなたのいつものひと言
小さな微笑み
まなざし、ぬくもり、しぐさの数々
伝わる喜びと悲 ...
恋しくて雨のソーダ水飲み干したはじける泡よ恋しくてまだ
ものがたり、は続いている泣きながら夜そして昼あなたの時間
たわいなく戯れ過ぎる風としてもふりむかないで首筋にただ
...
窓をあけて
夏にばいばいっていうのは、たぶん
さよならを置きっぱなしにした
子どもの僕がいるからだろう
海の見える丘に
錆びてうごかなくなった自転車がねむる
...
あなたが死んでも
僕は笑わない
あなたが死んだら
きっと万人が笑うだろう
表面に薄ら悲しい表情を着せて
あなたが死んでも
僕は笑わない
僕はきっと笑わない
きょうそとは
キンモクセイの匂いしている
それだけが湿気のように
こすれあう肌が
お花屋さんの冷蔵室の匂いだ
植物みたいな悲しみに
ふたりはじゃれあい
た ...
寂しさの種をいつ蒔いたのだろうか
知らないうちに芽が出て
大きな葉っぱになってしまった
失敗したなと
悔やんだことはたくさんあったから
その実が心情という畑に
落ち零れたのだろう
...
すぎてゆく光の指に思い出す斎場の冬の風ひとかけら
死にたいか死人でいたいかどうなのか急かしつづける夜の水たまり
おまえにも俺にも指が十二本打ち寄せる泡す ...
空の地図夏の終わりに書き終える
炎から炎をちぎる秋であれ
鈴の塔そのままの目に鳴りわたる
鉛筆で自害する夜のおだやかさ
隠れ ...
夜の火を口に含んでうがいかな
非のかけらどこまでも否の非のかけら
凧いつつ揚げつづけているひとりかな
目も耳も氷の如く陰はなつ
ただ軽い死に ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
グラグラな夏
salco
自由詩
15+*
11/9/7 23:40
ぼくがいっしょだ
吉岡ペペロ
携帯写真+...
0
11/9/7 22:56
アサガオの労働基準法
小川 葉
自由詩
1
11/9/7 22:40
夏
オイタル
自由詩
3*
11/9/7 22:18
空飛ぶオランダ人
花形新次
自由詩
3*
11/9/7 22:07
ぐんないべいべ
村上 和
短歌
3
11/9/7 21:31
さまよう夕方頃
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
11/9/7 21:25
月に
ねなぎ
自由詩
2
11/9/7 21:14
魔法使い
山岸美香
短歌
3
11/9/7 21:06
肩書き
朧月
自由詩
1
11/9/7 20:16
止め処なく、取り留めなく
yuugao
自由詩
2*
11/9/7 20:15
一滴
古代 透
自由詩
5*
11/9/7 19:49
全ての罪
yamada...
自由詩
1
11/9/7 19:31
混沌
岡部淳太郎
自由詩
3+
11/9/7 18:38
すこし歩こうか
吉岡ペペロ
携帯写真+...
1
11/9/7 18:27
擦れてゆく雲に託す
塩崎みあき
自由詩
7*
11/9/7 18:24
膝枕
草野春心
自由詩
5
11/9/7 17:49
おもて
はるな
自由詩
2
11/9/7 17:42
九月
シホ.N
自由詩
2
11/9/7 17:20
ロック・ユー
番田
自由詩
1
11/9/7 17:10
アオスジアゲハへの手紙
たちばなまこ...
自由詩
17*
11/9/7 16:49
原形は
wako
自由詩
1
11/9/7 14:52
恋しくて
石瀬琳々
短歌
6*
11/9/7 13:44
夏に
とろり
自由詩
8
11/9/7 12:02
あなたが死んでも
yamada...
自由詩
1
11/9/7 9:30
キンモクセイ
吉岡ペペロ
自由詩
5+
11/9/7 8:50
種
花キリン
自由詩
2*
11/9/7 6:30
冬とむらさき
木立 悟
短歌
1
11/9/7 3:03
ノート(ひとつ すぎて)
〃
俳句
1
11/9/7 3:01
ノート(夜漠)
〃
川柳
2
11/9/7 2:58
3323
3324
3325
3326
3327
3328
3329
3330
3331
3332
3333
3334
3335
3336
3337
3338
3339
3340
3341
3342
3343
3344
3345
3346
3347
3348
3349
3350
3351
3352
3353
3354
3355
3356
3357
3358
3359
3360
3361
3362
3363
4.31sec.