光が
眼を射抜く
明るさが
全身を焦がす
闇と静寂のうち
それだけが
僕を活かす
空間と時間
夜のサイレンが
耳を衝く
胸騒ぐ
遠いかすかな音
風が空が
笑っ ...
こんなに蒼い夜なんて
マグネシウムが発火して
残像、点滅、浮浪、波紋
ちりぢりなった光の幻がおもいおもいに集まり
光の切り絵でかたちどる街の風景
こんなに蒼い夜なんて
トリケラトプスが ...
実態のない言葉はトート,御者もなく転げる言葉はトート
チカチカ光る三色でリード,とりあえず楽な方へ巻かれてリード
首に縄でも眼前にシェード,芋づるでも無差別でも視界シェード
無 ...
高速の事故渋滞のせいで下道も混んでいた
何台かが裏道に抜けてゆくのに付いていった
そしたら知らないふとい道に出た
駅前のように店が沢山あってマンションが並んでいた
なんで今まで ...
空
抜けるような
青いうしろめたさを
雲
ぽっかり浮かんだ
白い嘘でなぞって
花
可憐な
ピンクのあてどなさを
葉
みずみずしい
緑のお節介が抱き ...
膣のないパン屋と
バグだらけの牛乳屋を
定期券片手に往復するだけの日々。
こういう月の見えない夜には
機上の人になりたい。
福引き末等の赤い赤玉を
小枝と一緒に運ぶ小鳥の
白い機上の ...
てのひらに
乗らずじまいの鳥でした
だから
わたしを探すなら
むこうの風の
枝あたり
落ちるともなく
揺られ続ける
木の葉の
ような
ささやかに
確信めいた一枚の ...
あの日は遠かった
今はもうこんなにすぐそばにあるけれど
思い描いた未来とは
ちがっている
私の思い描いた想像のなかにあったのは
小さな灯りの中にある
ささや ...
チクタクと
正確に刻む
カウントダウン
何に向かってるか
ずっと知らない
枯れてしまった微笑み
風も光もない瞳
その手を握ろう 暖めよう
何もなくても 側にいる
なにかあったら その肩に手を置くよ
君と私のいる場所の
次元すら異なってしまったとしても
...
刃物もつ その瞬間から 傷だらけ
条件を つけて愛する 愛撫する
鏡には怖い人しか写らない
日常を 少し濁らず 散った羽々
雨粒がきれいに流した 世間体 ...
表と裏から
挟み込んで サンドイッチ
そんなゲームが 有ったような
手つなぎ鬼は
一人じゃあ 出来ないの
缶蹴りの 準備くらいなら
あの 自動販売機の前で
カランと音させてか ...
【初】
初めては好きな人とがイイんだよ 後に改ざん自分の記憶
【幸】
幸福を感じてたのはいつの日か思い出せない もう何年も
【細】
「細くなれ 細くなれよ」と念じれば痩せていくよ ...
昨夜から彼女の心臓の音が聞こえない。
もしかしたら、彼女の心臓は消えてしまったのかもしれない。
大きな爆発音の後から彼女のパルスは消えてしまっていた。
私は人間の腐った肉に喰らいついて、 ...
夕暮れに
帰りたいような
帰りたくないような
大人の顔で過ぎてゆく
あれはどこ行きの電車なのだろう
オレンジ色のバスの灯に
すいよせられて明日へ行く
斜めの頂点
十二時の山 ...
血が足りない
血が漲ってない
興奮に体が耐えてない
どことなく
全身が乾燥している
三ヶ月よく頑張ったよ
おまえもおれも
飲み干したカップを
静かに ...
想いがまたひとつ
キラリと白髪になる
喜び悲しみ
全て抱えて白髪になる
白髪の老婆になりたい
たくさんの想いを秘めて
思い出がキラキラとひかる老婆になりたい
川沿いを
髪のながい
女が一人
頭骨によく似た
薄赤い花を
五つ
のせて
乳母車を押してゆく
女がひとり
*
( ...
いま、立方体の中で手足を折り曲げている
きっちり蓋を閉めて 一分の隙もないように
それでもはみ出しまう「私」が漏れ出て
側面を綴りながら、ゆっくり滴っていく
シジン、と名乗っているうち ...
詩をよむ
襟をただして 向かい合い
掬いとられた言葉に耳を傾ける
駆けても丁寧にしても捕まえられない
のろまな自分をちょっとま棚に上げて
他人の世界に没頭すると
動き出すはずだ
...
育てる
花を育てる
愛しい我が子を抱くように
育てる
花を育てる
我が子の明日を夢見るように
※
よく見かけるひと
花電車の通う線路脇で季節の花を育てるひと ...
奥琵琶湖周遊ドライブ
若き日々たちまちに過ぎ妻ととも湖畔を走る老年の日々
薄き陽の雲広ごりて平年の23℃の秋のドライブ
稲はみな刈入れは済み黄葉となり一年過ぎてまた歌を詠みいる
...
午後の大きな顔が公道の真ん中を通ってずんずんこちらに迫ってくる。何の躊躇も無いその目の色は鳶色だ。逃げ出すことも無く同じ方向に歩きだす。その顔は側面から夕日を受け端正な顔が陰を作って歪み出した。夕日は ...
恐ろしい文字が天井にへばりついている
この地球を彫り上げる彫刻家と
話をする機会があった
「初めまして。僕は日の光のように形を持たないのですが、日の光のように、物の形を影として作り上げます。ですが僕が作り上げるのは影です。影は光を ...
正解を求めて辿りつくのは 正解なんてない、という答
この厄介なことばを呑み込めた時 たぶん僕は自由になれる
自分を信じること
それは自信を
持つというより
自信がない自分も
受け入れるということ
そうすると結構
何が起きても
平気だったりするから
今日も無理をしないで
...
俺の意味は着走している
何度もフライングし、審議に掛けられる
目線はゴムのような地面を貫通し、聖者の
夜と乏しき月夜の夜の雪崩、吸着し、
太ももは痙攣し、就きに出る、栄者の
儚き焦燥未来。唾 ...
彼女は困ったように笑う
道化の僕は困ってしまう
声をたてて笑えばいいのに
必ず彼女は眉尻を下げて
困ったように笑う
どうしてそんなに
困った顔で笑うのかと問えば
人の心を傷つけるから ...
ある静かな夜 かすかな旋律が聞こえてくる
ささやいている美しい音色 何故だか夢を奏でている
いつもいつでも同じメロディ
心に流れるこの歌は どこから聞こえてくるんだろう
誰が奏でている ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
日と夜のあいだに
シホ.N
自由詩
3
11/10/17 23:19
蒼い幻
灰泥軽茶
自由詩
3*
11/10/17 23:10
Rabifer
西行桜
短歌
1
11/10/17 23:00
知らないふとい道
吉岡ペペロ
自由詩
4
11/10/17 22:53
陳腐
nonya
自由詩
24*
11/10/17 22:48
機上の人
シリ・カゲル
自由詩
1
11/10/17 22:36
枯葉
千波 一也
自由詩
3*
11/10/17 22:09
遠い未来
桜 歩美
自由詩
1*
11/10/17 22:03
カウントダウン
やや
短歌
2*
11/10/17 21:31
白い歌
凪 ちひろ
自由詩
3
11/10/17 21:30
ライター/顔/ライター
やや
川柳
2*
11/10/17 21:29
孤独なサンドイッチ
藤鈴呼
自由詩
7+*
11/10/17 21:28
題詠blog2011 001-010
北大路京介
短歌
13*
11/10/17 21:25
頭垂れるくらげ
青いくらげ
自由詩
2
11/10/17 20:47
十二時の山
朧月
自由詩
3
11/10/17 20:37
頑張れ
吉岡ペペロ
自由詩
6
11/10/17 20:10
白髪
みふみ
自由詩
4
11/10/17 20:06
花を連れて
草野春心
自由詩
6
11/10/17 19:30
立方体
渡 ひろこ
自由詩
30+*
11/10/17 19:23
詩をよむ
メチターチェ...
自由詩
7*
11/10/17 19:07
育てるひと
恋月 ぴの
自由詩
30
11/10/17 19:02
奥琵琶湖周遊ドライブ
生田 稔
短歌
7
11/10/17 17:39
顔 初級編
……とある蛙
自由詩
6*
11/10/17 16:19
目ゆゆゆゆ目
空中分解
自由詩
4*
11/10/17 13:03
彫刻家
葉leaf
自由詩
4*
11/10/17 12:28
みんな知ってる
さすらいのま...
自由詩
4*
11/10/17 12:27
受け入れる
ちゃんこ
自由詩
2
11/10/17 12:16
単順位に
狩心
自由詩
1
11/10/17 12:10
道化の盗んだ物
相差 遠波
自由詩
6*
11/10/17 11:25
時の彫刻
アヤメ
自由詩
1
11/10/17 9:18
3344
3345
3346
3347
3348
3349
3350
3351
3352
3353
3354
3355
3356
3357
3358
3359
3360
3361
3362
3363
3364
3365
3366
3367
3368
3369
3370
3371
3372
3373
3374
3375
3376
3377
3378
3379
3380
3381
3382
3383
3384
6.35sec.