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いつもそこに見えている すぐ目の前にだ
共同幻想でもあるぞ 南無阿弥陀仏
現実の世間でも至極あたりまえの
他動説 信じて生きてきた果報者

石の上にも三年 その三年間
近づくと逃げてゆ ....
「1r」

いくらがんばっても
lu, lu,  lu, lu,   lu

そのくちもとへ



「2r」

わたしには
ぉろしあ人の血が混ざってるのよ

と言って出 ....
君の頬はまだ高揚していて
唇など昨日のカサついた感触が嘘みたいに光っていた
すこし
少し休むねと目を瞑った

いつの間に寄り添って
僕達は互いを知っていたかという話題で深夜まで盛り上がった ....
世界の偉い人達が 島に来た
この国の偉い人達は おおわらわらしい
島の偉い人達は 自慢げで 
でも
愛する僕の家族は いつも通りだった

島にとって 大切なものはなんだろう
この ....
ワンカップを自販機で購入した人間の
いったい何割が自滅しているのだ
タクシーの運ちゃんが
酔っぱらってませんよ、って
さっきから赤ら顔で小物入れからワンカップ
出したり入れたりなで回し
蓋 ....
ひんやりした おんなのひとの細い指先を噛んで

ゆるくウェーブがかった髪のなかに  僕の手を差し込む

そう  こんな  汚いネオン街を見下ろす山道の中で

ぼくは  お ....
                      communication breakdown (7〜9)

  好物

デパートで
きみが買い物をしている間
休憩所で待っているうち
地 ....
固い蕾の頃は
意地でも匂わなかったのに
少しほころんだと思ったら
もう漂わせている

誰かの鼻先を誘惑し
唇にも軽く触れ
甘すぎる香りで
胸の奥深くまでかき乱す

通りかか ....
Res:ミキ 題名:南仏にて 投稿日 : 2004年3月7日<日>22時03分

近藤君、
僕は今南仏の田舎町にいる
鉄道も一時間に一本しか通らないくらいの、

ぶどう畑に囲ま ....
人一倍頑張ってる
人一倍強がってる
だから人一倍傷ついてる

そんなあなたを分かってるつもりだから
一人旅に出たいと言い出したとき
止められるわけも無かった

帰ってきたら
いつもよ ....
そこにプールがあって曙と泳げる。
肥満体おどらせて水飛沫をあげる。

可愛くてたまらないまるで嘘のような
滑らかな褐色の肌をしたオンナ。

残された人間の時間感じながら
オトコの命の ....
三月九日午後四時時四十五分

僕は友達に会う約束を破られたので

しょうがなく家まで帰っていたら

前方の空 遠く彼方でカラスが堕ちていった

南無。

思ったのは それく ....
ぬくもりは、いつも
土の匂い 木の匂いで出来ている

どれほど年老いても、銭湯の湯気の中
その存在感には
富士山も
霞んで消えて、行くばかり

角材を担ぎ上げる姿 のこぎりをひく横顔
 ....
この時期ありがちな滞った美しさを切り裂け
オレンジを手に入れた飛行機ぐもは空のなかで最強だ
低くちかい真綿みたいな空
そんなのをいっぺんで音楽にさせることができる

距離あるね
自 ....
まあるいね
こんもりと
きいろいね
くっきりと

わらってる
うたってる
さぼてんの
はちのすみ

はるですよ
はるですよ
ここにいま
いきてるよ
死ぬときに 僕は泣くだろう

土を食べる人に 鼻をへし折られる ビキッとね
ここではない部屋の匂いを無理強いする

ずっと繋がっていた管のようなものが 切断される
ずっと昔 その衝撃を聴い ....
あたたかい午後
ゴザを抱えて
カナコさんと二人
河原の土手に出かけた
スケッチブックを広げて
あたりの花をスケッチしながら
カナコさんを見ると
うつぶせて両足を交互に折りまげながら
 ....
僕の欲しかった
犬のぬいぐるみ

お母さんが
買ってくれたんじゃだめなんだ

お父さんに買って欲しかったんだ

僕は
お父さんを写真でしか知らない
天にいるのか
地にいるのか
 ....
だえきをたくさん
ふくませた
かだんのなかの
ちゃいろいつちの
ずっとずっと
おくふかく
ねむったままのひめひとり
ずっとずっと
めをとじる
ねむったままのひめがいる
ひめ ....
ここではないどこかへ飛んで行きたいのだ
ずうっとそう思いながら生きてきたのだ
プールの中で仰向けに空をみあげて
おおきく息を吸いこんで溜息ついて

からだにまといつくなめらかな水の揺れ
 ....
寂しいと口にした時点で

もう旅ははじまっていた

終わりのないかなしみの

端っこまでずっと歩いてゆくような旅

そんな途方もない旅が

もうすでに始まってしまったんだ

 ....
昼下がり、
アボカドを喰べながら新聞をナナメ読み
焦げ臭いコーヒーカップの居場所をくんくんくん、鼻と指で探りながらその上
つけっぱなしのTVにぼんやり耳を奪われたまま
彼女は広告の裏に、いたず ....
どうしてここにいるのか?
(発音はゆるやかに)
「もっと」
『表現される苦しさ』
<遊び心のままに>
〜モノローグ〜
おもちゃ箱をひっくり返して戻さない子供のように、ペットの毛は伸び放題、 ....
雲のない
ブルー・スクリーンを仰ぎ見ても
語るべきものなど何も残されていない
サイレント、ひとつ
崩れながら包み込まれる

ネイティブ・アメリカンに
インディアン・サマー ....
いつかわたしは
わたしから名を与えられた
わたしではないわたしが
鳥のように道に立っていた
地にも 空にも
翼は落ちていた


遠い光の日に
熊は殪された
血は流れ
人の内に ....
硝子の森を見わたして
朝日を足す
汽笛を足す
君のつぶらな硝子の森から
もっとちいさな硝子の森
頬に
つたい
笑窪に 
とまる
笑窪に 
とまる


せめて 笑窪だけ ぬぐっ ....
 
 
 

奔走するガラスから
ちりちり洩れる 
直角に入れば致命傷になるのだと 
甘く甘く射しぬかれるたび 
強張る頬に受けとめる 
僕は 
足を埋めてしまった
土筆のように ....
隣人に右の頬をぶたれた
部屋に帰って、泣いた
そして羊を数えながら眠った
seep sleep
次の日に左の頬を隣人に突き出して、そしてぶたれた
殴り返してやろうと思ったが やめた
 ....
詩を書きたいと思ってて
座って何も浮かばないでいる
君はUFOに乗ってランチを食べながら
友達たちとおしゃべりをしていているね
君の笑い声が一番楽しそうに聞こえてくる
他の女の子たちとは、ま ....
ヘミングウェイ『何を見ても何か思い出す』
なんて題名だろう!
素晴らしい
読まなくても素晴らしいので
本棚に飾ってある。
いい本棚を作りたい
そういう本棚があるだけで安心する
読まなくて ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3291)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
逃げ水- 狸亭自由詩604-3-15
彼女の_r_の発音/魔法使いじゃないので- AB(な ...自由詩3*04-3-15
普通の椅子- yozo自由詩204-3-14
ニライ・カナイ(2000年、夏に思う)- AB(な ...自由詩1004-3-12
ワンカップの夜- Heaven自由詩504-3-12
汚いネオン街の上で- 自由詩504-3-12
communication_breakdown_(7〜9)- アンテ自由詩204-3-12
沈丁花の夜- えのき自由詩104-3-12
近藤くんへの手紙_〜南仏にて〜- 馬野ミキ自由詩1304-3-11
おかあさん- KEIK ...自由詩104-3-11
もう一つの理由 - 狸亭自由詩604-3-11
夕方グッド・デイ- 自由詩504-3-11
背中- 自由詩404-3-10
小世界- 船田 仰自由詩404-3-10
たんぽぽ- さち自由詩904-3-10
折れた鼻で土を食べる時刻- クリ自由詩2*04-3-10
土手- アンテ自由詩4*04-3-10
★38_ボクノ…コト- 貴水 水 ...自由詩404-3-10
かだんのおしろ- 容子自由詩704-3-10
ここではないどこかへ- 狸亭自由詩704-3-9
- ロク自由詩204-3-9
『アボカド、な午後』- 川村 透自由詩4*04-3-9
回春々にあらず- 黒川排除 ...自由詩104-3-9
サイレント、サイレント、サイレント、- いとう自由詩33*04-3-8
秘名- 木立 悟自由詩604-3-8
美しく砕いて- バンブー ...自由詩404-3-8
自由について- ふう自由詩2*04-3-7
僕に- 馬野ミキ自由詩304-3-7
ラブレターfrom地球- 馬野ミキ自由詩304-3-7
背表紙- 馬野ミキ自由詩404-3-7

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