すべてのおすすめ
サンダルをはいて
かわべりをあるく
ゆうだちのあとの
なつのにおいはわたしの
あしのつめににじんで消える

わたしがいなくなる
みどりのなかにとけはじめ
ゆっくりとかぜにながれる
上 ....
みずいろの
そふぁーのうえに
あなたは
たいじとなって
ねむっている

てれびでは
よいどれてんしが
ちをはいている

そしてぼくは
ねころびながら
とおく
うみのおとを
 ....
 佐藤君は思います。

 たまには西田君みたいに
 晒されたり裏返されたり、
 そんな生き方もいいかも知れない。

 いくつもの賞をもらっても、
 皮を剥がれ焼かれ煮詰まり
 透明な堅 ....
誰にくれてやることもせずむさぼった
粗いフィルムの陰影を透しスカートから
のぞくガーターの片りんを思う
音量は振動となり骨肉に伝う こんなときには
ありがたい むさぼるだけ
むさぼっ ....
カーテンを開けると
山が見えて
その中腹には墓が並んでいる
集団住宅を思わせる密度
西の端にペンギンのような像
人に聞くと観音菩薩像らしい

部屋の端で
卵と砂糖と薄力粉をかき混ぜる
 ....
新しい音が鳴り出すと
見上げてしまう癖がついた
国道沿いの滲んだ校舎の上
スピーカーが漏らす
ひずんだ音
ずっとずっと変わらない
ひとつ
呼吸のように響いては
震えている何か


 ....
銀河の天秤がゆっくりと傾いて
月がかろやかに昇ってゆきます
夏の星座の中心へです

澄んだ湖面は夜空をうつし
魚が背びれに月明かりをうけて
チカリ、チカリと輝きながら泳ぎ
まるで流星のよ ....
火炎
   のどから
      くラいひぇン
          太陽の
             のどの奥から
               ィ矢が出る
                ....
まつげ の隙間
に からから 

閉じた 指
そっと 痛いくらい ひろげて

輝く どんな 言葉 よりも
たゆとう どんな 海よりも

この 指 の谷間 に吹く 風よ
 ....
ぼくの中の沸騰石はころころ
指のさきまで転がるんです
背骨を真っ直ぐにしている力よ
どうか今すぐに椅子ごとざわめきを引きちぎって
このぶつかりを
愛だと言わせて下さい
きみに言わせてくださ ....
チンピラだ
わたし
声がもう
濡れてる

夏の
アスファルト
熱い
マンホール
開けて
野良猫を
放り込んで

自分も飛び込みたい

人が恋しくて
誰かにしがみつきたい ....
はるはだと {ルビ赤色=せきしょく}は
愛したような西風を
ほむらのようにはんでいた 
 遠くには玄関が

歩きだされた叫びのように
かたむき倒れた墓石のように
日は駆け落ちて 落ちた慕 ....
駅前に君を呼び出して
全速力で駆けつけた時には
もう好きなんて言葉は出なかった

僕らが 宇宙の話をしよう! と言い出す時は
きまって
全ての宇宙が出尽くしてしまった時だ

それなのに ....
荒れ地に生まれたひとつの風と
荒れ野に生まれた多くの風とが
ひとつの海を奪い合っていた



金の光が
銀に変わるまでの永い間に
水は風に混じり
小さなものたちは生まれた
 ....
少年
いつかなくした自転車の
へこんだ場所を忘れてた
あの子を見ててブロック塀に
ぶつけたときにできたやつ
そうだったね
そこに貼り付けたシールは
昔からの空色で
覗くと雲が浮かんでた ....
私は今風船をふくらましています

止まらないため息のように
少しずつ少しずつ

全てをはきだしてしまうと
手にしている風船を
捨てたい衝動にかられます

私はおととい風船を手放しまし ....
耳たぶが
熱い


空調装置にたしなめられた
浅いシーツのような室内の夜には
昼間に溜め入れた太陽の
滴りそうに赤い耳たぶ一滴で
ベッドが太陽の海になってしまうのを
防ぐ ....
ひじクッションの当たり所が悪く、曽祖父が死んだ。
だから僕の名前は今日からニックネームだ
曽祖父の遺体を三週間ぐらい置きっ放しにしたので追加料金が発生した。
だから曾祖母は諸事情により、とだけ書 ....
深緑の
深くなる光を
鉄筋コンクリートの箱の中から
眺めています

時計の針は
ここを刻むと
それ以上は動かなくなるのです
取り残されるように
私と空間は


どこか
こころ ....
おおきな
あかいかたまりが
ばばばばっ ば
いきおいにまかせて
ひかりをはなちながら
おちていったとしても
まだ すてない
せんたんにのこった
かすかな

しんぼうづよく
まっ ....
何故この歌を今、口ずさむのか
ひたすらに月光
わたしの影を薄く掬う今宵
開襟シャツの綻ぶあたり
さすものはある、何故
を問いただすも
虫 ....
ここには、ひとりしかいられない

だから、ここには、ひとりしかいない

ここには、いちどしか、こられない

ここでは、ここ以外見えない

あそこも、そこも、ない

ここしかない
 ....
     
天野茂典+古川由美


風の通り道には
いい匂いのレストランがある
新鮮な野菜と
おいしい魚の塊が
ゴッホのひまわりのように
置かれている
これからどんな料理ができるの ....
雲のなかで
ねむるように
ちいさな海が死んだ朝
なきがらを
おおきな海に返しに行った。

あなたは
雲の棺をかすみ草でかざり
たいせつに両手にくるんで。

ぼくは
すこしばかり慎 ....
なつがくる なつがはじまる

あどけなくあおいそらに くっきりとくもがうかんで

あおいそら ほんとうにあおいあおいそら

なにもかもが いちばんちからいっぱいになって

ひかりが な ....
  
   古ぼけたジャムのように
   君の記憶が
   水になる

   そちらは
   どうですか

   晴れていますか
   
   
マモルの呼吸は光る
 
 
学校のうさぎが死んだ日
マモルは自分の呼吸が時々
光の礫(つぶて)になるのを知った
 
 
マモルは決して泣かない子だった
 
 
おかあ ....
    

     




           


     立葵が咲き出すと
     もう夏休みがみえてくる
     風が透明になって
     夏の陽射しがぼ ....
宵解けて飴の様に
色濃くして
濡れるよう
深く沈みて
包まれて
匂いが立ち込み
咽返る

雨上がりの木材が
その内包する
水分を
細胞から排出し
それによる
収縮作用と
材 ....
ここが ここだ

はるかな天上は無く 奈落の底もない

ここで 生きているのだ

ここで 死んで

ここで 他の何かの 一部になるのだ

身体も 心も

ここで くる ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3291)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あしのつめ- 竹節一二 ...自由詩504-7-10
はなびのよる- 草野大悟自由詩1*04-7-10
友情(税込1030円)- 涼(すず ...自由詩804-7-9
フラッシュバック- 田代深子自由詩1104-7-9
わたし- 竹節一二 ...自由詩204-7-8
ビタミン- 霜天自由詩604-7-8
星の音楽- ワタナベ自由詩28*04-7-8
京都は乾いて六月に河原町を叩いて走る- 高橋正英自由詩14*04-7-7
から_海- 砂木自由詩11*04-7-7
あい- 船田 仰自由詩604-7-7
チンピラ- チアーヌ自由詩11*04-7-7
- 高橋正英自由詩904-7-7
不思議なこと- 佐々井自由詩904-7-6
魚の夢- 木立 悟自由詩304-7-6
少年と自転車と雨の中- 霜天自由詩604-7-6
風船- mayaco自由詩204-7-5
海と耳たぶ- A道化自由詩1104-7-5
いつものように- k o u j i * ...自由詩6*04-7-5
どこかの折り目を- 霜天自由詩1404-7-5
せんこうはなび- アンテ自由詩6*04-7-5
夏めくから- バンブー ...自由詩204-7-4
ここ- こむ自由詩1*04-7-4
風の道- 天野茂典自由詩8*04-7-4
さよなら、海- 草野大悟自由詩1*04-7-4
- こむ自由詩2*04-7-3
ママレード・タイムス- umineko自由詩7*04-7-3
星降る夜- セキラボ ...自由詩5*04-7-3
立葵- 天野茂典自由詩604-7-3
あまいろ- ねなぎ自由詩204-7-3
ここ- こむ自由詩1*04-7-3

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110