すべてのおすすめ
歯車は旅に出た
今まで一緒に回っていた他の歯車と
どこかかみ合わなかった
自分の歯数を嘆いたり
他の歯車の歯数を責めたりもした
それでもやはりその場にいづらくなって
人知れず早朝に旅立った ....
陸に上がったSUBWAYで
奴が通りかかるのを待つ
ことばの坩堝でそいつは産まれた
ひいひい泣いて誘う雄の男食らい
餌場はもう分かったので
俺としては待ち伏せのあいだ
詩でも書いて暇を潰そ ....
無からすべてが始まったというのは真っ赤な嘘で
始まりなんてそもそもなかったのだろう
すべては元々そこにあったに違いない
ただそれではあまりにもだらしがなく
物語の語り手としては都合が悪いので
 ....
「今朝の関東地方の降水確率は午前中・午後共、全体にカサのマークに取り囲まれており、関東北部六十パーセント・・・ピッ☆」
テレビを消して、外に出る。外出するときは、カサを持たなきゃ。

「ガチャ」 ....
こえ、


ぼくを剥いてゆく
この
あかぐろい
にんげん、を
剥いてゆく
こえ、



きみの
こえ、


ふたしかな
やさしさ


ぼくの ....
蟻の行列を見ていたら
一頭だけ、力尽きたのか 
止まったその時 
君の笑い声が聞こえてきた

そこは遠い世界なのかい
と問いかけると
再び歩き出し
どこを振り返ることも無かった

 ....
昨日は職場のおばさんの 
くどい{ルビ小言=こごと}に嫌気がさして 
かけがえのない他の人さえ 
土俵の外へうっちゃり 
しかめっ面でひとり相撲をしていた 

昨晩見た夢のなかで 
旧友 ....
道の中を働く
小さな運送屋は
テロリストにはならない
いくら罪を掘っても
累積された女王の愛で



見慣れない空から
チラリズム
手紙が届く
忙しい時間帯に
類型の物語は ....


好きと嫌いが
ギアの上で揺れていました
わたしはちょっと迷いましたが
結局どちらとも決められないまま
右手で好きも嫌いも
すっかり覆い隠して
細心の注意を払い
 ....
白くつめたい指が摘んだ菫の花束
破綻をつづけるイノセンス
誰にもわからない時を刻む時計
虹色に震えながら遊離してゆく旋律
救いの無いシナリオ
かすかに聴こえる古いオルゴール
のようなノスタ ....
"i"

嘘の恋も重なれば
いつか本当の恋になるんだろうか
なんてテレビを見ながら
桜が見たいとか


"i"

とりあえず
ひとりで ....
り                              束
飾     アクテシオン                   花
羽                              の ....
ショートケーキひとつ
落ちていく
月夜の道に
落下する
やわらかな音
聞こえない

苺がひとつ転がった
外れてとれて痛んでる
暴風通ってまた転がり

赤い
実の
白い
いち ....
               2007/03/06

アラビア風に
目の下を
コール粉で
黒く塗る
世紀末の
ガングロの起源かと思ったら
直射日光の
眩しい反射を遮って
目を
 ....
木彫りのゴリラを作った
魂をこめたつもりが
こもったのは悲しみだった
真夜中彼はがんがん胸を叩いて吠える
号泣だ
朝、机の上の涙の水溜りに半べそでモップかけてる
あんまりか ....
隔たりを埋めるために

どこまでもどこまでも下ってやるんだと思っている

今数々の生き物たちと別れを告げて

新しい出会いと別れという

いわゆるお涙頂戴を繰り返しながら

たまに ....
          夕方、私達を驚かせたのは黒雲のような
         ムク鳥の群れだった。電線の下を歩く際には
       落ちてくる雷に気をつけなくちゃならない。
     鳥達を驚か ....
今オバァちゃんが食べ残した
お頭付きの鯛が天に昇っていきます
片身が無いので泳ぐ事も侭ならず
さりとて
昇っていくには
残った片身が重過ぎて
潤んだ瞳を
ますます潤ませ
静かに ....
逆上がり すき 。 でも 嫌い 。友だちが いじめるから 嫌い 。 でも 今日は たなばたなので 給食にヨーグルトと パイナップルが 出るので がんばった 。逆上がり 嫌い 。      東京で暮らすために
新宿に降り立った日のことを思い出す
長旅、といってもたった半日だ
タンクトップをねじるくらいで
音楽をつめこんだ鞄を
肩に食い込ませ
その日を酒を探して歩いた

福 ....
ついに定規は曲がった
まっすぐにしか使われない自分が
悲しくなったという
まっすぐに測れるものなんて
世の中のほんのわずかしかない
そう思ったらしい
もっと柔軟のある生き方を求めて
現実 ....
空からは 降りてくる
土からは 起きあがる
手をさしのべて
のびをして
あくびする
呼ぶ声にこたえる
うつくしく
わらう





                    { ....
 文化祭の後、我が演劇部員たちは
月を呼んだ。その長い台詞を忘れずに
思い出せるだろうか?一字一句間違えずに、
たとえうろ覚えでも読み上げれるように
積み重ねたそれが分るように生きれているか。 ....
いきなり
砂から 立ち上がって
わたしの目の前で
復元する ひと
ああ! 
ひたいに 金的を
はりつけた 少年のぼくが
夜明けの 狙撃手みたいな
女の帰りを いまでも
じっと待っている 街角
めざめるには あまりにながく
ねむっている おとこの
みみもとで しんみりと
おんなが うたっている
うしなわれた ことばで
せかいの おわりに
きみとだけは いっしょに
いたくないと いわれたら
がんばって
せかいを すくう
必要だとか
必要でないとか
そんなことではなく
辺りいちめんを
もう思いっきり吸い込んでみる

日々にやさしいものは
いつでも君の近くにある
目を凝らして
耳を澄まして
鼻を利かせ ....
  

今日 

雪 

降って 

消えた




ことばは

とんと

降って 

こない







今日 雪 降って 消えました

 ....
ゆうがた
ひとびとの背がかなしい
ひとびとの背を超えてゆく
魚がかなしい


水が均衡する
まずめどき


幻想の水をしなやかに
幻想の魚がおよぐ


しのびよる色が
 ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3291)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
旅する歯車- ぽえむ君自由詩11*07-3-16
ERASER_−紙切れに−- 大村 浩 ...自由詩4*07-3-16
皆殺しのための100行- 大覚アキ ...自由詩9*07-3-16
カ_サ- 木棚環樹自由詩8*07-3-16
こえ- はらだま ...自由詩20*07-3-15
青白い街灯の下- AB(な ...自由詩1107-3-14
弱者の拳_- 服部 剛自由詩15*07-3-13
みちている- 石田 圭 ...自由詩22*07-3-13
仕事の話- 吉田ぐん ...自由詩2507-3-11
処方箋- 塔野夏子自由詩12*07-3-11
ワールズエンド・スーパーノヴァ- AB(な ...自由詩10*07-3-11
サウストローム- ふるる自由詩14*07-3-9
cake- 水町綜助自由詩14*07-3-7
アル・コール- あおば自由詩10*07-3-6
- 水在らあ ...自由詩29*07-3-6
マントル- 石田 圭 ...自由詩3007-3-5
ムクドリ- プテラノ ...自由詩10*07-3-4
天に昇れば- 川口 掌自由詩19*07-3-4
逆上がりの_歌_。_- すぬかん ...自由詩307-3-4
新宿はさようならと言った- soft_machine自由詩23*07-3-4
曲がった定規- ぽえむ君自由詩49*07-2-27
はる- 渦巻二三 ...自由詩11*07-2-26
「stage」- プテラノ ...自由詩4*07-2-26
そろもん(感嘆符の話)- みつべえ自由詩607-2-21
そろもん(新宿歌舞伎町の話)- みつべえ自由詩607-2-19
そろもん(ワンシーンの話)- みつべえ自由詩807-2-18
そろもん(ヒロイズムの話)- みつべえ自由詩1807-2-17
深呼吸- Tsu-Yo自由詩407-2-17
格子- AB(な ...自由詩1007-2-16
ゆうがたの魚- yo-yo自由詩18*07-2-16

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