すべてのおすすめ
青信号の色は淡い水色にちょっと緑色がかっていて
クシャミとも咳ともつかぬ勢いですり抜ける
ぼくらは
マンホールの下に流される水の色を確かめる術がないので
黒い地面の バリエーションにとんだ想像 ....
ちゃぶ台にて
祖母が
むく

ひび割れた
湯飲みの
影が
長く伸びる

練炭の
匂い

かつて,
妹が
一酸化中毒になりかけた

ちゃぶ台の
祖母は
萎びていた
 ....
水槽の中ですっぽんが首を伸ばして
息継ぎをしている
明日のことを考えているのか
昨日のことを考えているのか
何を考えているのか分からないが
じい っと
月を見ている
もうすぐ月がしずむ
 ....
受精した瞬間選別される
年老いて死ぬ時にも選別される
優秀な種だけコピーしてふやす

人が生まれ人が生き人が死にます
男の数女の数もおもうまま
ついこの間カミサマが死んだ雲間

ニ ....
「小さくなったら、白雪姫になりたい」んです。
あのかわいいドレスを着て、王子様とそれはそれは幸せに暮らしたいのです。

ネジを緩めたりね、
土に触れたりして、
得たものをどう致しましょうか。 ....
{引用=詩集『カエルトコ』より; 5}
 ●可愛いチンポコ


可愛いチンポコ 誰のもの
可愛いチンポコ 誰のもの
可愛いチンポコ 誰のもの
いえ チンポコ独り者

うつむくチンポ ....
丸まったマフラーがぼくらの頭に見えます
黒かったので
そういえば ぼくの20万円はたいた
この出入口も黒いのですが

むかし 色はつくれません
ぼくらは 植物と一緒にくらしてきたので
R ....
  


とうさん


せんせいのおはなしには

ぼくらでてこなかったね


ぼくやまねこさんのように

どんぐりのさいばんしたかったな


くらむぼんみたいな友達ほし ....
老いたるロメオ

命の根源を
回復するためにロメオ
二十四時間を
眠りつづけて浮かぬ顔


麟太郎の幸

『あかるい黄粉餅』
満喫してのち
帰って来た町
秋の日は落ち
 ....
海の波の音を聴きながら
他愛のない会話をたのしむ

三年目の二人なのだから
空も海も馴染んだアルバム

月光に濡れる椰子の葉叢
思い出すら風景に沈む

寄せて来る海の波さながら
日 ....
ひどくちいさなくつでした
今朝
うちの庭に落ちていたのは。
我が家には
ぼくと
妻と
ロビンソンしかいませんから
あんなちいさなくつが落ちているなんて
そんな
おかしなこと
あるは ....
正直に言います

今 あなたを見つめてました

ふいに目があって

慌てました

アッカンベェをしました


正直に言います

アッカンベェは 嘘です


心でそう言っ ....
バカみたいに 同じ言葉繰り返して
ひとつひとつ 意味のブロック重ね
誰かの言葉をちょっと拝借
わかり易く捻じ曲げて横着
マザーファッカーごはん頂戴
あなたの言葉じゃ勃起不可能
わかりたいの ....
 プラスティック容器工場の駐車場

 緑のフェンス
 黄色のポール




 58番の車止め
 膝から上がない直立した右足には
 左足がない



 ....
色は午後から塗りましょうと告げられ
私は途方に暮れてしまった

先生、
この鉛筆でなぞるべきものなど何処にも見あたりません
という小声の訴えは
38分の1の軽さでもって
上着のポケットに ....
口を大きく開けて
「春よ 来い」



叫ぶ姿に圧倒されて


春は

もうすぐそこ
  


僕の獏

{引用=よく覚えちゃいないんだけどさ
ちっちゃい頃に獏を飼ってたんだよ
お姉ちゃんがアスピリンに過剰反応しちゃって
県立病院に入院してから
お姉ちゃんの見舞いに行 ....
夕焼け の 細い指 輪
つなぎとめて

白く めくれた
枯れ木 の 小屋

ころり
まぶた
なくし

星 の 皮
扉 に 

歩いて 帰ろう

とおい きてき
 ....
俺は先走るからいけない

いつも
遠くばかりを見て

足元の段差に気付かずに
こける
躓き通しだ

季節も
俺の中で空回りする

親しいヤツから見れば
危なっかしくて
ぶき ....
 
 1番線のホームで各駅を待った。
 2番線のホームに各駅が来た。
 赤いコートの女が柱にもたれていた。
 おれは各駅に乗った。
 眠くなってきて、眠った。
 四つ先の駅で下 ....
たとえばぼくは月をうらんでいない星をうらん
でいない空をうらんでいない夜をうらんでいな
い昼をうらんでいない時をうらんでいない夢を
うらんでいない土をうらんでいない国をうらん
でいない ....
 「捧げる詩集」(1995年・緑鯨社)には、1988年から1990年にわたって個人誌「風羅坊」に発表した作品を収めた。個人誌といっても、B4用紙に短い詩を毎号6〜8篇コピーして読んでほしい人に見境もな .... 青い空に満開の桜はらはら散りそめる春
友らがみんなえらくみえおいらはネクラ
それでも今はあかるんでくる季節である
喧騒のオッフィスでひとりしずかに仏頂面
『ローマ帝国衰亡史』と{ルビ睨み競=に ....
  
  急傾斜


 信号を待ってる間に
 何度も死んだ
 閉じたままの傘を
 飽きて
 植込みに投げ捨てた
 車が走っている
 牛丼屋のカウンターで
 白のロング ....
 
長い針がてっぺんで止まって
からくり人形が踊りだすように
季節は正時を知らせないので
私には夏と秋の境目が分からない
午後いつものように並木道を通ると
すっかり中年になった白樺の深緑
 ....
毎度ありがとうございました
こんどお会いするときまで
つつがなくおすごしください
ぼくは生活と 
そうでないものの間の距離を 
はかりそこねる者
その両端にひきさかれ
かつ跨がろうとする ....
やがて魔法は解けるだろう                                                         
強力粉をいれても                      ....
 工事現場の
 オレンジと黒の看板の上で
 蛇のように這った赤のランプが
 入れ替わり
 点滅してた
 土の山に停まったショベルカーが
 深呼吸して
 街の明かりはほとんど
  ....
電線に疾風わたる
わたりゆく
音は
こする


鼓膜は
朝から
私を
しらせる


トタンの屋根に粉雪つもる
つもりおつ
光は
 ....
春一番が吹いて                                 
次の日 二番が吹いて                                     
日をおって 次つぎ ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3291)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
例えばこんなふうに- nm6自由詩404-2-12
未完の思い出- do_pi_can自由詩204-2-11
すっぽん- からふ自由詩604-2-11
新世紀- 狸亭自由詩504-2-11
タイムマシーン- 浅野 す ...自由詩804-2-11
僕のチンポコは君のもの- クリ自由詩204-2-11
茄子の色- nm6自由詩204-2-10
豚の唄- AB(な ...自由詩22*04-2-10
四行詩六篇- 狸亭自由詩704-2-10
海の波の音- 狸亭自由詩304-2-9
神様ミステイク- かなりや自由詩404-2-8
告白- さち自由詩5*04-2-8
箱の外で鳴る歌を聴いた- 麻草郁自由詩204-2-8
世界- カンチェ ...自由詩3*04-2-7
線の風景- 石畑由紀 ...自由詩804-2-7
水仙- ゆひゃ自由詩304-2-6
僕の獏、獏の僕- AB(な ...自由詩904-2-6
星_の_きてき- 砂木自由詩6*04-2-5
☆42_ココロノママニ- 貴水 水 ...自由詩204-2-5
底流の鏡- カンチェ ...自由詩2*04-2-5
ぼくは月をうらんでいない- AB(な ...自由詩2*04-2-5
あとがき- よねたみ ...自由詩1304-2-4
四月のバラッド- 狸亭自由詩304-2-4
シフトダウン- カンチェ ...自由詩7*04-2-3
正時の鐘(緑の日々・2)- 石畑由紀 ...自由詩804-2-3
毎度ありがとうございました- よねたみ ...自由詩804-2-2
やがて魔法は解けるだろう- よねたみ ...自由詩804-2-2
ハードボイルドエッグ2&シャワー1- カンチェ ...自由詩8*04-2-2
追儺の朝- バンブー ...自由詩604-2-2
春一番が吹いて- よねたみ ...自由詩604-2-2

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110