すべてのおすすめ
みつめあうたび 気づく

左右でちょっと 長さがちがう まゆげ
左右でちょっと 色がちがう ひとみ
もしかしたらかんちがいかもしれないけど
かんちがいしたままでいいの

たぶん

左 ....
あいかわらず颯爽と世界は血をはく
めくるめく憂鬱にようこそとぼくは言いたい
今日も殺される夢を見たよ
教室によくいるちょっと苛立つ奴の真似とか
無駄に上手くなったりしたよ
削除されたホームペ ....
食卓レモンのかなしみは
食卓ってなんだ?と
となりのワサビに聞かれたり
きいろの表面に こまかい凹凸
みどりのふたが 大きすぎても
レモンになろうと 
もがいているようで
かなし ....
昨日 いつも市場で会う少年と水遊びをしたとき
「お兄ちゃん、腕まくりが似合うね」って言われて
戸惑って
戸惑ってしまったまま 朝が来て起き上がる
いつもと同じように寝床に向かい
膝を曲げ 腕 ....
空き缶だらけの中から割り箸を見つけて
しかも 割れてなかったから割ってみた
それだけだ

見通すことも 燃やすこともない
トイレの壁紙はお前のシャツの柄に似てくるだろう
その薄い胸毛を 蹴 ....
ぺたり
ぺたり

あしあと
のこして

なんの
かくしんもなく
きょう
あしたと
つづくと
しんじている

いきることで
みたされる
なにかが

くたり
くたり ....
りんごのかわ
みかんのしろいの
きゃべつのしん
れたすのしん

くりちゃんのすきなもの
ほんと
どんなりょーりしろっつーの
此処で逢ったが 百年目

お前は俺の弟の息子の妻の兄嫁の娘の夫の父親の母の養子の姉の仇

いざ尋常に 覚悟せよ! 
空は
誰のものでもない美しさを携えているから
弾幕に汚れた視界の先に
ここには希望があるよ、と照らしてくれるけれど

僕の
指先が触れられる距離にあるのは銃口くらい
羽ばたく鳥を何度も握 ....
お気に入りの本を
また読み終えた頃

窓の外が明るかったので
誘われて出掛けた


見慣れた景色の中で
繰り返している僕は
深く染まった緑の道に
違う景色を探している

繰り返 ....


死んでいる
男が死んでいる
男がうつ伏せになって死んでいる
ボーカル
バンドのボーカル
ノーウェイブ系バンドのボーカル
ノーウェイブ系バンドのボーカルの男がうつ伏せになっ ....
しおが
まあるく
みちてくるのは
ぼくらのからだに
きざまれたひつぜんだ。

しおが
まっくらに
ひいてゆくのは
かぜがおしえる
このほしのぱずるだ。

このほしとつきとのなぞ ....
すきま風に押され
宙を舞い
テーブルの上

こっちが裏だ。
こっちが表だ。
裏だ。
表だ。
裏、表、裏、表、裏

小競り合い

すると
いらついたように
はらりと飛ぶと
 ....
柳を絵筆に
小夏
波紋をひとつふたつ
漸近線と戯れる
闇から
透明な海老
羨ましくなって
小指
波紋を作ったのに
塗り潰してしまう


枝垂れ
鼻先を掠めてゆく
小指
引 ....


真っ青に透き徹る海が恋しい
真っ白に焼けた砂浜が恋しい。

湿気の多いべたべたする嫌な日
何でも有り余る肥大した無慈悲。

何故か連続して襲い来る不幸
大地は割れ火を吹く山 ....
おいかけてゆきたいのです。

包丁でざくりと切ると、すぐ後ろでネギがぱらぱらと広がるように
ざくりの跡をぱらぱらと追いかけてゆきたいのです。



続けたいのです。

にんじんをする ....
きもちをつたえようと
ことばをえらぶたび
むねのおくがずきずきいたんで
むねをかきむしるうち
かたいものがゆびにふれた
おもいきってひきぬいてみると
くすりゆびくらいの
てとらぽっと ....
 太陽から
 熟したとこだけ溶け出して
 夜に残った
 
 ぽったりとカスタードクリーム色の
 満月が
 今日はでていた

 あんまり見事だから
 僕はぼーっと見上げて立ち止まっ ....
ごはんを食べた後
階段を上って部屋へ戻ると
ごはんを食べるために部屋を出て
階段を下る
ごはんは誰かが食べていたので
階段を上って
部屋に戻ると
明かりがつけっぱなしだった
だれかが消 ....
意外に下の方にあるのよ
壁一枚隔てて

ノックして
袋小路
痛い


ファム・ファンタール
宿命の女
リヴィング・スティル・ライフ
生きている静物よ

ほんの少しのデジャヴュ ....
僕等は思いがけず忘れ物をしてしまう

それはひとつふたつ みっつよっつと
歩く振動でぽろぽろと零れて
最後には僕もぽろりと
なんて

雑踏の中で落としたものは
あちこちから持ち寄られた ....
この世に存在するキリンは全て
生きてはいない。と主張する宗教

雨の中、母親に甘えて
濡れた服を更に濡らす叔父さん

叔父さんのリストバンドには
叔母さんの写真

都会の人らも
 ....
デートの帰り道

疲れて大あくびをしたら
そのまま体が裏返ってしまった

あわてて元に戻すと
君が泣いていた

ごめんね驚かせて
もう大丈夫だよ


言おうとしたら
君がく ....
平日


関西には大阪という名前の大きな猫がいて
背中に通天閣を生やしたり
わき腹に天王寺を縁取ったりして
とても猫とは思えないような奇声を発しながら
のそのそと同じところを行ったり ....
水曜日はどうにも暇だった


すきま風になって
きみのふくらはぎを
なでなで なでなで
したり

ソーダ水の泡になって
ぷちぷち ぷちぷち と
浮かんでは はじけ
浮かんでは は ....
ずいぶん
ながいときがすぎたが
きょう、やっと
ふたりは
わずか五ミリほどの
ラビリンスを
うんだ。

ちいさな
コンクリートのすいそうで
ちゅうにうきながら
まようことしかしら ....
巨人に踏み潰される朝
平たくなった太陽は
溺愛する星々を瞬間に残光で洗う
自動車が行き来する都市高速に
幾重にも連なった雲の影が落ちるとき
黒い信号がひとつになる
あたしは嘘吐きです。
好きな食べ物は桃
と云うのも嘘だし、
好きな本は小公女
とか云うのも真っ赤な嘘。
貴方を愛しているのも嘘なら、
自信がない、と云うのも
勿論嘘に決まっている。

 ....
困ったな
すごく困った
気持ちいいところ
ずっと押されてるみたい
ビリビリビリビリ
警報が鳴ってる
ドーパミン大放出
わたしもあなたも
快楽に弱いのは一緒
すごい
気が合うね

 ....
   蚊のはなし

鉄板の上で 表面が美しく焦げる
ミディアムレアな 霜降り和牛ステーキの上に
ニンニクをたっぷりのせて食べた 幸福な夜です。
(しかも おごりで)

家に帰り着く頃には ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3291)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そんなもん- かなりや自由詩404-6-7
血を吐く世界で- 船田 仰自由詩1304-6-6
食卓レモン- 湾鶴自由詩19*04-6-6
拡大コピーの時間- 合耕自由詩1604-6-6
蹴りたい田中- 合耕自由詩904-6-6
ゴースト- 玉兎自由詩4*04-6-6
くりちゃんなにたべたいのかな- かなりや自由詩404-6-6
何処さ僻さ怨嗟ん?(DHA)- 呉汁±自由詩5*04-6-6
腐った魚の眼に映るのは、脚のないイタリア人のカウパー- 自由詩9*04-6-6
散歩している- 霜天自由詩504-6-6
街雑踏立体- 捨て彦自由詩204-6-6
うみのぱずる- 草野大悟自由詩8*04-6-4
ぺら- 望月 ゆ ...自由詩2*04-6-4
透明な海老- バンブー ...自由詩204-6-4
海賊- 狸亭自由詩1604-6-4
願望- 湾鶴自由詩1004-6-4
きもち- アンテ自由詩1104-6-4
カスタードムーン- マッドビ ...自由詩804-6-3
六月病- 本木はじ ...自由詩604-6-3
らびあ- たかぼ自由詩204-6-3
忘れ物- 霜天自由詩404-6-3
洪水- 瓜田タカ ...自由詩304-6-3
結婚してください- ミサイル ...自由詩1204-6-3
そこら- 捨て彦自由詩504-6-3
気化- 望月 ゆ ...自由詩5*04-6-3
ラビリンス- 草野大悟自由詩604-6-2
夜明け- 本木はじ ...自由詩304-6-2
虚飾の国のアリス- 有邑空玖自由詩204-6-2
なつ・白夜- チアーヌ自由詩7*04-6-2
虫のはなし- 千月 話 ...自由詩6*04-6-2

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