すべてのおすすめ
散乱していたの
物体ではなく あたし の
(思考と存在 に 対する雑感
思春期めいた思考は
フォルマリン漬けにしてしまえ!)

意味でない もの  でもない
反芻 ....
虹の彫刻に
あこがれて 雲を
きざんでいるが
美はいつだって ぼくらを
さげすむ
天井を上って行くと骨だけ燃える
空からの骨が三角が鉄の錆びる
雨が降りながら
口を閉じて飲む
目が眼鏡をかけて
電話を架けて
意味
青い握るところ。離れては付き、
蛍光 ....
ぼくときみのねがいを
ぼくときみのこどもたちの
そのこどもたちのこどもたちのこどもたちの
そのまたこどもたちのこどもたちのこどもたちのあたりまで
つたえるにはどうしたらいい かんがえているうち ....
都市では
すべての生きて動くものはその死の時に
鳥によってついばまれる
そのようにして葬られる
人も 例外ではない
夕陽が昇るように沈み
そのかたわらでくるった金星が
美しくほくそ笑む時 ....
胸の奥にある涙の水琴窟よ

心でろ過された美しき純水よ

悪夢の源泉たる美味しい

ミネラルウォーターよ

かような自由の翼たる飛躍は

我が身をも傀儡のごとく

自在に操るは ....
どうして夜遅くになると、街灯に
目を奪われたりするんだろう―

都市、男が細い路地からアパートに向かって
詩を暗唱している場面に出くわした。
  溝川の底がくっきりと見えたような、
しかも ....
都市の地下には、巨大なトンネルがある。
憶えておくといい。この地面の下にトンネルがあると。
「工事再開まで後わずか―、」一面を飾った新聞記事。
鼠たちは配水管のなかを走り回っている。男たちが
 ....
ガソリンスタンドの自動販売機は
ドリスのために置かれている、なんて話が
囁かれている人気のない小屋。雨風に曝された
プラチック板は、透明というより白濁色。
おぼろげな陽射しにあふれた―、そこに ....
ドリスは世界中の言語を使いこなす。アマチュア無線も。
電波の類はお手の物といった感じで、彼女は
星のあかりさえ消すことができた。
ドリスは注文する。「自画像を描きなさい」とか、
「表現する前に ....
夏の朝―薄暗い夜明け。伸びてくる
陽射しとともに加波山神社の鳥居をくぐると
先客の爺婆達が、木陰で賑やかに笑っていた。
それから間もなく、鉢巻巻いた先達さんに
御呼ばれした座敷の上では皆、お茶 ....
ゼブラフィッシュとの相似について考えていた

それは一種のひらめきにも似た苦悩
わずかな鼓動に
すばやい痛みを感じ取る
魚の遺伝子

その夜は
やわらかく着床する情念に囲まれて

 ....
インターホンが壊れてしまって
不在票ばかり、溜まってゆく
ドアをノックする手を
誰も持たない


再配達を
今日は頼んだから、
夕暮れにつづく時刻に
言い訳を抱えて
ドアの内側に寄 ....
黒いドレスの少女の目差は
夢を射貫いて遠く羽撃く

永遠に透けた墓場へと
涙のあとが堕ちてゆく

約束のための雨垂れが
含んだ土へと帰る

私は時を経て
最果てに芽吹く

お早 ....
灰をまさぐって 泣きながら
名前のない場所に みどりを
まみどりを植える  
花が咲いたら その下で 
きみと むすばれる
帰ってきた さらに うすく かるく
まずしくなって これが ほんとうの
わたしだ まだ少量の毒をもつが
いつでも風にふかれて とんでゆける
きみのもとへ そして きみの彼方へ
雨がふっている。窓に滴が垂れる。
昨日までずっと眠っていた男が、長屋から降りてくる。
おしゃぶりをくわえて。それは二人目の母親が
くれたものだが 彼女はもう生きていない。
男はまだ眠ったままの ....
ツリーのてっぺんの星を100万個にひとつ、ほんとうに願いがかなうものに取りかえる仕事です。


王子様の先回りをして解毒剤を吹き矢で姫の首筋に突き刺す仕事です。


日々の生活のアクセ ....
猫に追われたネズミが、
Oの形をした穴の中へと逃げ隠れた。
はみ出していた尻尾のせいで
Qに見えなくもななかったのだが、
はたしてそれは問題となるのだろうか。
答えは猫の胃の中だというのに? ....
ポチが走ってくる

ポチが尻尾を振りながら走ってくる

ポチが全速力で尻尾を振りながら走ってくる

ポチがよだれを垂らしながら全速力で尻尾を振りながら走ってくる

ポチが乳母車を弾き飛 ....
平和を退屈とよび
退屈だから死にたくなり
死ぬかわりにとりあえず眠って
眠っていたら夢をみたので
夢のつづきを現実にみたくて
現実のなかで夢という言葉をひらがなでつぶやいた

ゆめ

 ....
あなたの方で風が吹いている
わたしはわたしで知らないことばかり捜している
秋がそこらじゅうで溶けはじめるとき
空き瓶には夕くれが満たされるとき

幾つもの詩を繋げるようにして
わたしはあな ....
銀のスプーンから
舌の上に
滑るように
ダイブ
一瞬で
体温と同じになって
溶ける
その瞬間
犬の濡れた鼻が
ふくらはぎに触れて
目が覚めた
今夜は
遠くまで飛べる
そんな予 ....
 



 萎れてゆく花ではなく




1.「ゆびぬき」


でんとうの 咲いてゆく中で

ちくりと刺さるところを
そっとつつんで
もう無い 
てのひらの形を
朝 ....
光沢感のあるベロアトップスの列車が、
ボーダ柄の線路の上を走るシルエット。
三分も経たない内に、次の
大きな国旗形のバックルの形をした駅に止まった。
「ブーツイン」「ブーツイン」
小麦色し ....
荒野は祝福されている
たおれるな ふりかえるな
魔がさせば
魂をぬかれるから せめて
くるしんで詩をかくな
シーン1


男の子が「つみき」という名札をつけていた
私が
つみきっていうの?
ときくと
そうだよ、かっこいいだろ、建築って意味
というのだ
へーんな名前
というと
男の子はむ ....
毎年几帳面に
庭で鳴く虫たちも
ただ手をつくねているのではなく
住みよいほうへ
住みよいほうへ
移動しながら
運を天にまかせて
鳴いているのだろう
こんな十五夜の晩には
月のおもてを みがいたのは
ウサギではありません
神さまに供える詩を たべてしまい
途方にくれているのも
ウサギではありません
ねぇ見て 不思議よね
こんなにちっちゃいのに
ちゃんと爪もあるのよ と
満ち足りた母親の顔で彼女は
小さなこぶしをを開いて見せる

アキアカネが飛び交う夕暮れに
生まれたから 茜
はい ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3291)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
子午線- 窪ワタル自由詩405-10-26
そろもん(美の話)- みつべえ自由詩505-10-25
扱わず雑- チQ自由詩205-10-23
そろもん(夜明けの話)- みつべえ自由詩5+05-10-23
鳥葬- 岡部淳太 ...自由詩12*05-10-23
「悪夢想のソネット」- たかよし自由詩2+*05-10-22
すこやかな夜- プテラノ ...自由詩3*05-10-21
「トンネル」- プテラノ ...自由詩2*05-10-21
『ドリス、ささやいて』- プテラノ ...自由詩3+*05-10-20
『注文するドリス』- プテラノ ...自由詩3*05-10-20
加波山- プテラノ ...自由詩2*05-10-19
ゼブラフィッシュの遺伝子- たかぼ自由詩3+05-10-18
過去の届く午後- 望月 ゆ ...自由詩40*05-10-17
上陸- こしごえ自由詩7*05-10-9
そろもん(緑の話)- みつべえ自由詩505-10-8
そろもん(新章スタートの話)- みつべえ自由詩605-10-6
夢から覚めた男- プテラノ ...自由詩1*05-10-5
仕事- Monk自由詩15+05-10-4
Question- プテラノ ...自由詩2*05-10-3
ポチが- 大覚アキ ...自由詩2505-9-29
- 簑田伶子自由詩10*05-9-29
約束- tonpekep自由詩27*05-9-27
シャーベット- 大覚アキ ...自由詩105-9-25
列車のような連作- はな 自由詩16*05-9-22
着まわし力抜群!この秋大活躍するトレンディアイテム続々登場! ...- プテラノ ...自由詩6*05-9-21
そろもん(荒野の話)- みつべえ自由詩505-9-19
雨について- 簑田伶子自由詩10*05-9-19
棲家- チアーヌ自由詩1605-9-18
そろもん(十五夜の話)- みつべえ自由詩805-9-18
アキアカネ- 落合朱美自由詩48+*05-9-17

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110