すべてのおすすめ
鳥は自由に飛ぶ
一本の線によってへだてられた空間を
風つかいのグライダーのように滑空し
大気をはらんだ凧のように静止し
熊蜂のように羽ばたいて流れの外に飛跡を残したりして
そして時には それ ....
冷蔵庫が低く泣く

あなたを
確かめる右手

世界を割り算で
書きとめられたら

なんてね

何も言わないし
何も聞かない

ただ
さみしさを受け止める  ....
さよなら国は
朝でも 夜でも
「さよなら」とあいさつします。


みんな みんな
笑顔で「さよなら」をかわします。


時には おじぎまで
時には なみだまで


ボクがいる ....
                       きゃらめる 7


  ことば

  1

とてもさむいあさはやく
よぶこえでめがさめた
もうふにくるまったまま
ずるずる
ゆかをは ....
僕は

雪の降る

寒い寒い日に生まれた

生まれてきたことを

嫌だと思ったこともあったよ

生まれてきたことを

幸せだと思ったこともあるよ

僕は今

淡々と生き ....
抱き締めると
温かい
生臭い
小さい
にこにこ
作るのは
とてもかんたん

目をとじて
受け入れる
いろんなこと

目をあけていては
だめ

明るい朝に
プリン食べてね ....
このうえなく暑くてかったるかったその年の夏
あたしは牛糞くさい風が漂ってくるベランダに
布団まで敷いて寝転がって
あたしにとっていちばん大切なものはSFで
ラジオから漠然と流れてくる音楽という ....
さくら さくら さくら
さくら 咲く
サ 暗さ 苦。

年年歳歳花相似たり というけれど
さくら の 花の色 の
なんという まばゆさ。

還暦を過ぎて二年
さくらを見なかった。 ....
きっとこれはライグレと煙草で
味とも匂いともつかない艶めきが乗りかかる部屋に
トタンに雨が踊り狂ってしまって 音楽のほうが薄っぺらで

勢いあまって気が違ったか なだれかかり
この季節の 凡 ....
錆びた鉄柱が立っている
裂けめは花に覆われている
雲ひとつない空
掴むところのない空


川沿いの砂利道は
小刻みな縦揺れ
見向きもしない水鳥


呼ぶ声に顔を上げ ....
モザイクタイルを張り合わせて
作ったような樹木の下に

ぷっくり膨れ袋に入った
ピーナッツキャンディが
まあるく 敷かれて

あっちの
あっちのほーぅにも

根っこん所に
ま ....
あたりまえの生活というものがよくわからない

平日のお昼時に街に立つ
オフィスから吐き出された人々は
中也の作品に、嗚呼サイレンだサイレンだ、といったのが
あった気がするそれに近い  ....
なぜそれを今 思い出すのか
さんさんとふりそそぐ初夏の光
零れる野道を駆け抜けて
ジョギングシューズ
大地の凹凸をハミング
そこには 何かが
透けてゆく 
何かの
なまなましい瞬間が
 ....
きみの涙は

ぽろぽろこぼれて

真珠になった

ダイヤモンドみたいに輝かないし

エメラルドみたいに色鮮やかじゃないけど

とても

きれいだ

きみにとっては

良 ....
      ぼくたちは肉体をなくして意志だけで生きている
         −吉本隆明詩集『転位のための十篇』収録
                 『絶望から過酷へ』より−

けさは
かる ....
ここにバスケットボールのゴールがあった。

|-○           ○-|

どちらかにポイントが入るとポイントを返されるらしい。
相手は強豪だ。
KOICHI

こういち

浩一

こうちゃん

色んな呼ばれかた、

君は順番どおりに呼んでくれた。

わかれるときも哀しく

こうちゃん、、、、
           ナツ、おばぁちゃんに聞いたんだけどぉ
           ほんとはもっと暑いかったらしぃのよぉ

 何が。

 かというと
 久しぶりに過ぎ去った台 ....
視界に広がるこれまでが
あまりに深いので
私たちはすくみながら頂に立ち
いつの間にか手を繋いでいた


あの層を一枚一枚剥がしてゆけば
私たちがいつか手放した大切なものに
また会え ....
左側のはたちが痛い
咀嚼するたびに じいんと痛む
甘いものばかり食べていて
気づかなかったけど
上も下も上も下も
みんな
中も外も中も外も
すべてが
ほかには何にも食べれない
二十歳 ....
けっこっけっこう
けっこうです
タチツテタの滑り台を降りると
コテムシトタの小山にジャンプ
ケッタッケッタ
長靴にたっぷり水を飲ませろ
こってっこって
おさげ髪のブランコに
しゃぼんを ....
子どもの頃 私はパン屋さんになりたかった

幼稚園からの帰り道にある 公園のとなり パン屋さん

優しいおばあさんが いつもひとつだけ菓子パンをくれていた

その菓子パンがだいすきだったか ....
体温を逃がさないように
君は丸くなって僕の隣りで
いつものように
まだ寝息を立てている
まるで小さな生き物が
昨日も生き抜きましたと
陽光に告げるように

寒い、寒い、いつもの朝
 ....
群青の空に

月が出ていた

レモン色の

まんまるい月

あれはなぁに、と

君が言うので

天国だよ、と

僕は答えた
Boy
話のわかる先輩とグラスを重ね 
生意気を言い放っては 
頭を撫でられている

Boy
姉さん達より自分の肌を瑞々しいと言った後
懸命にフォローの言葉で繕って
やっぱり頭を撫 ....
チリチリしたものがふわふわして
涙たっぷりの朝の食卓になりました

誰もいない台所はいま荘厳なひかりにあふれています
醤油のこびりついた容器も金色に輝いています
空気の一粒一粒が新しく生まれ ....
ぼんやりと
視界の縁に揺らいでいる
僕は多分 君を見ているから
やわらかな陽射しに包まれて
ここは海に見えるのかもしれないよね
でも
いつしか君は居なくなっ ....
二〇〇〇年隠居元年一月一日。墓参。
東京都立多磨霊園二四側四九。
おふくろとおやじとおとうとに「無職」報告。

おそい午前のひざしはおだやかで風もない。
よどんだ時のながれのなかに六九歳 ....
駅のホームは終電まで1時間の23時で、ぼくは「のりかえ」が「チェンジ・ヒア」と訳されているのに気づく。「チェンジ・ヒア」というのは「いる」ところからスタートしているが、ぼくらは「いない」ところからスタ .... 愛してるをみじん切り
ドコ行ってたのをすりおろし
怒ってないけどを手でちぎって
フライパンで炒めます

5分後
聞こえにくい感じの眉間を小さじ1杯
閉じるか閉じないかの目蓋を大さじ2 ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3303)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
鳥は自由に飛ぶ- ダーザイ ...自由詩2904-4-1
割り算- umineko自由詩4*04-4-1
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きゃらめる_7- アンテ自由詩12*04-4-1
★54_ボクノウマレタヒ- 貴水 水 ...自由詩204-3-31
明るい朝- チアーヌ自由詩604-3-31
扉の手前- 佐々宝砂自由詩404-3-31
さくら- 狸亭自由詩404-3-31
ラブソング/トタンに雨が踊り狂ってしまって- nm6自由詩604-3-31
空洞軌- 木立 悟自由詩604-3-31
落ちの実- 湾鶴自由詩304-3-31
spring- umineko自由詩6*04-3-30
瞬間という明日に- バンブー ...自由詩304-3-29
☆91_シンジュ- 貴水 水 ...自由詩604-3-29
REAL_GHOST(晴れた幽霊)- 大村 浩 ...自由詩1104-3-29
ゴール- Terry自由詩304-3-29
CALL_ME- 蒼空と緑自由詩3*04-3-29
温暖化現象とひそかな苦悩- yozo自由詩204-3-29
グランドキャニオン- 石畑由紀 ...自由詩1504-3-29
- dendrocacali ...自由詩304-3-29
学習- 湾鶴自由詩404-3-28
パン屋さんの夢- takase自由詩204-3-28
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月夜の天国- ロク自由詩404-3-28
川の底に置かれた石- 服部 剛自由詩9*04-3-28
朝の食卓- 青色銀河 ...自由詩704-3-27
菜の花畑- 自由詩404-3-27
隠居元年- 狸亭自由詩1204-3-27
ハロー、ぼくらは都合がいい- nm6自由詩13*04-3-27
ハウスバーモンド彼女- 喫煙変拍 ...自由詩6*04-3-26

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