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このようにして世界がおわる                                 
あなたの腰に手をまわし                                     
ささ ....
                                 
「売らんかな花の心をともどもに」                                     
外まわりをしている人 ....
小さな肩を上下させながら
またひとつふくらませて
きゅっと口を結んで
あなたは風船を
すれ違うだれかに手渡す
物珍しそうに手を差し出す人がいる
迷惑そうに拒絶する人がいる
丁寧に例を ....
真夏の草いきれ。
立っているだけでじっとりと汗。
しかしこいつだけは
やけに涼しげだ。

やさしいみどりの草のうえ
冷たい泡で身体を覆って
まるで
クーラーの効いたワンルームの住人。
 ....
しがないの
皮膚のうちがわでピシーパシーと速球と直球が電気信号みたいにせわしくて
私はなんだか むずむずと空っぽになる

夜な夜な
世界のはてを切実に望んでいるのだけれど
胸を張って言えな ....
見捨てられたガラスの温室は
屋根も壁も割れて
折れた支柱には
へくそかずらが絡まって

でもその支柱のそば
深紅の小さな薔薇が咲いていた
頼りなげに細い茎には
淡い色の棘がたくさんあっ ....
六月には
オタマジャクシが泳いでいた
薄ぼんやりとした水槽に
粉雪が降り積もる
染みては消え ふぶいては また粉を撒き
どれくらい染みていったのか
もう消えないや
ガラスの檻を静々埋めて ....
駅からちょっと斜め方向の
ひまわり商店街は
活気をとりもどすために
商店街の名前を
マシンガン・ストリート
に変更した

それぞれマシンガンと銘打った品を出す
ことにつき 


 ....
流されているのではなく

流れていく快さ

静かに静かに時の流れに身を委ね

しかし けして自分を失わず



出会う事物に

ひとつひとつ感動し

ひとつひと ....
なぞなぞ好きの俺に

君はなぞなぞを言う

君の生き方がクイズだから

なぞなぞ考えるふりして

俺は後ろめたくなってしまう
ぼくが歩いているのは、
やすりがけした人生のうえ。
みっちょんてば、あんなにささくれだっているのに楽しそう。
ぼくってば、
なんかつまらなそう。
べつに卑屈になってるわけじゃないし、楽しくい ....
ちびまるこちゃんやともぞうが
ビフテキ ビフテキ
ゆっていて
最初なんのことかわからなかったよ。
ビーフ以外のステーキなんてありえない
みたいな考えがあるわけじゃなくって
うしとかそんな
 ....
行きつけのラーメン屋兼居酒屋、久留米の親父さんは
酒が回ってくると
いかつい顔を、ほころばせながら
五木の子守唄を歌う癖がある
いつもの寂れた店内の
やたらと綺麗な朱色のカウンターの上に
 ....
めぐりきた敗戦後五十年目の夏の日々
ひとびとの思い出がいっせいにふきだす
メデイヤにあふれいきつづける酸鼻
あれもこれもみな生の意味を問いかえす
太陽はたなびく雲をとおして下界をこがす
くり ....
今日はとても寒くて

僕は

暖かいものばかり飲んでいるよ

自分で入れたコーヒーは

おいしいともまずいとも

思えなくて

君の入れてくれたコーヒーは

おいしかった
 ....
なるほど きみらにはきみらの言い分がある
屋根の下 夜の室内で
呻いたり おどけたり
それはそれで結構な見世物だ
拍手!
ところでぼくは戸外に身をおき
風物とともにうつろう役である
ひと ....
「白梅のポップコーンと咲きにけり」                                 
などと 思わずつぶやいてしまう                                  ....
父の指にあわせて
ピアノがアカペラで歌う
大胆なくせに不安げなその歌声が
休日のリビングからご近所にも響いてしまって
父はますます手のひらに汗をかく

父よ
バイエルの14番から
 ....
俺は本屋が好きなんだ
久しく今日も行ってきたよ

麻雀が最強になる本を
ピラピラ見ながら
となりに立ってた押し花好きの
内気なスカートさんをチラ見して
何歩か歩いてパソコン本の棚に行き
 ....
赤のテープと黄色のテープ。
母の嘘と父の嘘。
知ってしまったら、黒のテープで口を塞がれてしまったわ!

もうぐちゃぐちゃだもん。
ぐちゃぐちゃだもん。

靴下にぎゅうぎゅう詰め込んで、
 ....
あの人が死んだ時
私は不思議と
悲しくなかったのです
頭では死というものが理解出来ても
それが心までは伝わってこなかった
まだ

もう二度と話せないという現実
もう二度と笑えないという ....
忘れてませんかね
繁栄を謳歌してるのは
地球の主役は
わたしらでっせ

哺乳動物がなんですかね
冷血どもがなんですかね
もちろん鳥なんて
あんなものは滅ぶべきですな

もっとも多く ....
 暑い日だった。どうも影が黒い黒いと思っていたら、蟻が群れていた。蟻は集団でいながらまるで一匹であるような挙動で蠢いていたが、しばらく放っておいても害がなさそうだったので放っておいた。蟻は蟻の言葉で会 .... 彼らの地面が

迷うことなく飛翔している

その背筋に

私はここから

敬礼する
瀕死の人間の魂が電波を操れるわけはなく
だからあの明け方に二度鳴ったベルはあなたのおじいちゃんの仕業ではなく
単に誰かの間違い電話だったのだよ、 と言われ
冷静な私はそれを十分わかっているの ....
しばらく詩をかくのを忘れていた                                 
それはいいことだ                                     
そして ....
森に 街に 空に                             
さんざめく                               
いきものたちの ささやかないとなみ       ....
からだが
ちいさくぶんれつして
ゆるい葛湯のなかで
しびれてしまった

熱いコーヒーで
眼を覚ませと繰り返して

無駄

口腔を越えて
咽頭を流れ
食道に向かうけれど
感じる ....
長谷川七郎八十二歳の詩集『もうおしまい』
くもり空の伊豆高原で祝いの酒宴をはった
そこには詩人のぶあつい生の風景が舞い
夏の夜はたのしい談笑のうちにふけていった
女流反戦詩人の膝枕はやわら ....
人間はいつもゴキブリの飛翔におののく。
りっぱな羽根があるんだから、
ゴキブリにしてみりゃ、
飛ぶのは当たり前なんだが。

ゴキブリ自体は、
単に飛びたいときに飛ぶ。
問題をややこしくす ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3291)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
このようにして世界がおわる- よねたみ ...自由詩704-1-28
このようにして世界がおわる_ってか- よねたみ ...自由詩304-1-28
あなたがいる証拠- アンテ自由詩304-1-28
アワフキムシ(百蟲譜21)- 佐々宝砂自由詩4*04-1-28
ソーダ水- あみ自由詩8*04-1-28
ハゴロモ(百蟲譜20)- 佐々宝砂自由詩3*04-1-28
ザルノユキ- 湾鶴自由詩204-1-28
夕焼けが足りない13(マシンガン・ストリートの少女2)- AB(な ...自由詩1104-1-28
「_なりたい_」- 椎名自由詩304-1-28
なぞなぞ- 純太自由詩404-1-27
やすりがけ- かなりや自由詩204-1-27
ビフテキ- かなりや自由詩104-1-27
民謡- 自由詩904-1-27
八月のバラッド- 狸亭自由詩404-1-27
★13_コーヒー- 貴水 水 ...自由詩104-1-27
なるほど_きみらにはきみらの言い分がある- よねたみ ...自由詩304-1-27
ぼくは春の行商人だ- よねたみ ...自由詩7*04-1-27
幼い手つき- 石畑由紀 ...自由詩704-1-27
マイノリティー- 純太自由詩504-1-26
絡まる- 浅野 す ...自由詩404-1-26
あの人の死- 快晴自由詩6*04-1-26
六本脚からごあいさつ- 佐々宝砂自由詩4*04-1-26
灰と黒蟻- 黒川排除 ...自由詩304-1-26
飛行機雲- 石畑由紀 ...自由詩404-1-26
眉尻- 石畑由紀 ...自由詩504-1-26
しばらく詩をかくのを忘れていた- よねたみ ...自由詩804-1-26
森に_街に_空に- よねたみ ...自由詩704-1-26
からだだから- あみ自由詩304-1-26
七月のバラッド- 狸亭自由詩204-1-25
ゴキブリ(百蟲譜18)- 佐々宝砂自由詩5*04-1-25

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