すべてのおすすめ
とてもかたい列車で
おもちゃみたいな街から出て行く
レールをわざと踏み外して
けたたましく列車はのぼる
神秘だねって笑う暇もなく
割れた空へと進んでいく



にわか雨が過ぎていくの ....
防衛する力を備えていないわたしは、
ダメなんだわ。
泣いたって、残されているのは鳩のフンの始末だけ。

「女の子はお姫様でいたいのよ。
 ピンクのドレスを着て、
 微笑んで王子様を待ってい ....
荒野では道がわかりません
ヒースの丘にのぼっても
海はみえません けれど
匂いたつ まぼろしをたどって
かならず行きます きみの家に
街路樹の緑葉
千切ってばら撒き
踏み歩く
秋の予行練習
さくさく しない

アサガオ望む縁側
置き忘れたカキ氷
蒸発してしまい
さくさく しない

鳴き疲れたアブラゼミ
ヒグラ ....
朝からクワガタ
クワガタの話かよ
下あごの話かよ
さん、はいっ
「下あごの話かよー」
ご飯はゆっくりよく噛むこと
ほらあれだ利口になるから


両親は本日もご健在
飯をバクバク食う ....
「真似をしてはいけない」と誰かから教わりなさい!

−罪は重いのです。

ここに居てはいけないの?
ここに居てはいけないの?
わたし…。

赤のボールペンより青のボールペンで書いて欲し ....
技巧は情熱に負ける
情熱は閃きに負ける
閃きは技巧に負ける

せえの

じゃんけん ぽん

あいこで





奴のあだ名は「最低」
文字通り最低なチンカス野郎。
俺 ....
ふと声をかけてみた
その外国人は
「ロマンスカー?」
と言って
少し笑った
新宿駅西口で

そうなんですよ日本には
ロマンスカーがあるんです
ロマンスカーはみんなを乗せて
ロマンス ....
「あとにのこされたもの」

雲の隙間から
羽毛がこぼれおち
風にのる
海峡を渡り
山脈を越え
遥かかなたの砂漠まで
幌馬車が届けられない
あの砂漠まで

「月は地球の衛星である前 ....
はりついたちりぢれの 
鱗のようなゆううつを以ち 
こうして居る君は
見るもの全ての目に留まり 
詩のように据える
それを誰もが秋だと覚え 
ひとつの忘却にあてがい 
それぞれの食卓に眺 ....
白い胸に
その小さな胸に脂をぬりこんで
肉体の陰を分泌した皮膚が
蛍光灯に反射している
緩みきったくちびるを
うるさい胸の
ぼんやりとした亀裂にあてがい
だらしなく
涎を垂らし
指で ....
輪郭だけをのこしたまま
あのひとがいなくなってしまったので
いつまでもわたしは
ひとりと半分のからだで過ごしている


明かりの消えた部屋で ひとり
アルコールランプに、火を点ける
ゆ ....
まさか
ほんものがあらわれるなんて
ゆめにもおもわなかった
いままで
だましだまし
やってきて
すこしは
ほんものらしくなった
はずなのに
ぜんぜん
まったく
たちうちできな ....
きょだいな
へりくつのかたまりが
そらからおちてきて
まちのたいはんをおしつぶした
こうえんのかぞくづれも
やくばのひとたちも
へりくつのまえでは
ひとたまりもなかった
みんなのつ ....
”管制塔
 管制塔
 
 わたし、もう大人です”


インカムをつけた父親たちの
腕組みと低調な呼吸音
誰かが返答をしなければならないが
彼らは呆然という姿勢で腰掛けたまま
 ....
私には保証書がない
雨は灰を帰すから
空が大地が、きらめいている
くやしい
鮮やかすぎる日中

それでも静かにお茶する。
珈琲の苦さが、じんわりと重みのなかを通過して沈み広がる
夏でも ....
君は芝生の上でバランスを取る。


一糸まとわぬ露わな姿で
豊かな乳房を宙へ向けて解放つ。


日差しは、もう秋の方に傾き加減で
夏の終わりを告げている。


時代の息吹を君は背 ....
いろんなふりをしすぎて
なんだか
わけがわからなくなって
いしがきの
はしっこにすわって
くもをながめた
ためいきをつくと
くうきのかたまりがひとつ
こぼれおちた
それはうすもも ....
きれいなあきびんを
ひろったので
ひとり
となづけた
ごしごしあらって
ちいさながらすだまをいれると
そこをころがって
からからおとをたてた
まどべにおくと
ひとりは
かぜやあ ....
空が割れて
夏で満たされたプールで
泳いでいる
さかなのアンテナで
誰とも触れることなく、すり抜けて
泳いでいる
すれちがう誰もさようならをうたわない


体の中心がどこなのか
わ ....
ここが
せかいのはしっこだ
もんばんが
ゆびさした
しょっていたものを
ぜんぶすてると
からだがかるくなった
せのびやくっしんをするあいだ
もんばんはうでぐみをして
かぎのたばを ....
いのりました
けんめいに
はをくいしばりました
はっぽう
てをつくしました
こつこつ
どりょくしました
のぞみが
かなうといいね
かがみにむかって
いいました
よけいなおせわ ....
谷の底に静かな村がある
昼の光が色あせて
働く人たちが 夢もみず
疲労のなかに眠ると
月と星が そこから昇る
てをつないで
じっとしていると
とても
しずかな
ねむりがおとずれた
きっと
だいじょうぶ
ささやくこえがした
そうね
きっと
だいじょうぶ
くらやみのなか
ぽたぽた
な ....
おれは、かすかだ。もうすぐ、なくなる。それでもいだきつづける、おと。か、すか、だ。あのねThis is POPなのPPPP底には何があるの。セミがあおむけマンションの廊下に落ちてたよ。夕日!だった。貴 ....   
  わたしの中に森が生まれたとき
  その枝は音もなく広げられた
  指先から胸へと続く水脈に
  細く流れてゆく愛と
  時おり流れを乱す悲しみ



  わたしを立ち止まら ....
びんのなかの
うごきは
とてもかんまんだった
ときどき
うろこのようなものが
ひかったように
みえるけれど
すぐに
どろみずにかくされてしまった
ぬるぬるしてて
なんだかきもち ....
ぜんまいのねじ
をめいっぱいまいた
よういどん で
にしへむかってかけだした
ちからつきたら
また
ねじをまけばいい
ぜんりょくで
はしりつづけた
ちょっと
いったい
だれが ....
                 

不可触賤民、ミンミン
不可職選民、眠々
不過食選民、民々
ネットの隙間の眠々
なまねこ様はなまねこと
非待時式非交換線群を
軽弾みに爪弾いて
ね ....
ほんとながいんだね
てすりにもたれて
あなたがいった
りんごなんて
らくしょうだね
そらのまんなかで
たいようがぎらぎらしていた
ばななだって
へっちゃらなのかな
しょうがくせい ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3291)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
初空列車- からふ自由詩705-8-25
命の恩人- 浅野 す ...自由詩5*05-8-25
そろもん(途上の話)- みつべえ自由詩905-8-24
さくさく_する- kw自由詩8*05-8-24
朝からクワガタ- Monk自由詩605-8-24
女の子の名前- 浅野 す ...自由詩5*05-8-24
M氏のためのエチュード- 投稿者自由詩2*05-8-23
ロマンスカーの幽霊- チアーヌ自由詩25*05-8-22
Saudade.- 芳賀梨花 ...自由詩14*05-8-22
借景- ふう自由詩7*05-8-21
はがれゆく胸のひとひら- 前方後円 ...自由詩505-8-21
透明な宿題- 望月 ゆ ...自由詩65+*05-8-20
ほんもの- アンテ自由詩4*05-8-19
へりくつ- アンテ自由詩505-8-19
少女飛行機- Monk自由詩1205-8-18
「かふぇてらす空路(そらじ)」- こしごえ自由詩15*05-8-18
裸婦像- 恋月 ぴ ...自由詩15*05-8-18
ふり- アンテ自由詩1*05-8-17
ひとり- アンテ自由詩12*05-8-16
満水の夏- 望月 ゆ ...自由詩37*05-8-15
はしっこ- アンテ自由詩17*05-8-15
のぞみ- アンテ自由詩305-8-14
そろもん(静かな村の話)- みつべえ自由詩605-8-13
ねむり- アンテ自由詩305-8-13
かすか- ともちゃ ...自由詩8*05-8-13
森の風景- 嘉野千尋自由詩36*05-8-12
ぬるぬるしてきもちわるい- アンテ自由詩6*05-8-12
にしへ- アンテ自由詩205-8-12
ひょうたんマラカス- あおば自由詩305-8-11
ながい- アンテ自由詩105-8-10

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