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夜空を往くものがいる
丸く小さくひかって
星よりおおきく
飛行機より小さく
月の無い空を
意思もって動くものは寂しい
水茎を行く天道虫の意志
生きて動くものは寂しい

林檎 トマ ....
君は木立の中に
透明な花を
隠している

涙は霧のようで
僕から熱を
奪わない

幾たびも逢いたい
僕は変わってゆくけれど

やわらかな予感に包まれた
君が変わることはない ....
ぼんやり 新聞コラム 眺めてたら
女は 存在 男は 現象
つまり 全ての基本は女 だから
はじめに女ありき との文章

これはもう 現代常識である
聖書の記述は 間違えたのだ
好きに ....
泡だけは
沈んでけば
いーのに
未練がましく何故
昇るソレを
ボクは
見上げなくては
いけないんだろう

乳白に
ポぅくり
煙りのがまだ
軽やかだ
唇を撫でるよう
最後に吸 ....
四時半夕刻
思い立ち
洗濯機まわす

陽が伸びた
空の
視線がちょっと痛い
わかってるよもう
春だってんでしょ
湿ったシャツと
生乾きの髪を
これみよがしに
風が撫でてく

 ....
くるしくて
くるしくて
もりのおくのいずみに
とうとうかなわなかった
ゆめをすてた
すると
はもんのまんなかから
きみょうなろうじんがあらわれて
あなたがおとしたのは
このわたし ....
こぼしきれない涙と共に

君は小さな魚になった

水のような言葉を吐いて

灰色の街へと逃げてゆく

いつか大きな水槽を買ったら

君を探しに街に出よう

そう呟いたら君は ....
あの回送列車に乗って

君の手も届かない場所へ行きたい

勝ちも負けも関係ない

隅っこに在る小さな場所へ

そう考える僕は

泣きそうな顔をしているのかな

夕暮れ

 ....
(?)

夜の路地裏で
また一歩
靴音が連れ去られていくのを見ていました
静寂の胎で
わたしは叫びにも満たないのです

壁にもたれて煙草を吸いながら遺された足跡に浮いた灰汁を眺めていた ....
出会ったとき
あなたの笑顔は
その輪郭も儚げで
僕の硬い指が触れたら
壊してしまいそうですらあった

桜が
もうすぐ咲くわ

紅をさした蕾に
そっと触れてそう言った
あなたの瞳に ....
わたしは投げ出す
わたしは拾う
手は銀になってゆく


つばさ失く飛ぶ火が越えてゆく海
ただ音だけで造られた海のむこう


骨と魔術師との対話
夜に生まれ
朝に消え ....
あぐらをかいた男の人の
その太腿のあいだにあるその
小さな三角にすっぽりおさまるような女
でいたいのよ
あたしは人間


あたしは人間なのよ!
掴みたいもの掴んではなさない指だって ....
俺は

ミントティーを飲んで

少し落ち着く

今日も

さして良い事なんか無かったぜ

幸い悪い事も無かった

俺は

それでいいと自分に言い聞かせる

それを後ろ向 ....
線路脇に寝る犬は どうして今頃 雪が降るのだろう とだけ鳴く

銀色のフィルターが心地よかった

声も聞こえなくなった頃 くうきがざーざーと荒れてきた

あたたかい日よりも 心地よかった
星になってしまった圭子が
実は星になり損ねていて

蛍光灯の「けいこ」の辺りに
ぴとって
張り付いて居てくれたらいいのに

けいこ、うとう

今まで「電気」なんて言ってたけど
ちゃ ....
軒先で繰り返される 喧騒は疎らな囀りで
それは押し寄せる細波や そよぐ木枯らしよりも小さい
時は氷河の流れよりも緩やかに 木漏れ日を浴びている
人々は これでもかというくらいの反芻を
享受しつ ....
A case of Noble Dry Disease in our hospital


【緒 言】
稀な疾患である貴腐死病(NDD: Noble Dry Disease)の一例を経験したの ....
どれほど 
雲の束縛を破り 雲間から降り立つも
乾いたグラウンドに
冷え切った夕刻に
結局は 卒倒しがちな冬の光線です


そこにあるのは
どこにも尾を引かぬ手の平
だからこ ....
浮かばない灰皿と程近い場所に 浮かぶ私がいる
沈まない煙を見上げた反動で 沈む私がいる
ここです ここです



ずっと
私のありかを伝えるために
耳のありかが知りたくて 知 ....
この町の
坂を登り切った
いつもの場所へ

僕と君が一緒の週末も
この町を眼下に
何回めだろう

夜になると微かに靄が漂う
簡素で静かな町
僕達はこの町の中身を飲み
そして町の中 ....
今頃ヤナギサワは  ルンルンルンルン  空を飛んでいるはずだった







何不自由無く育ち  ファックショォン  欲しい物全てを手に入れて

安定した生き方で  イェ ....
時間が
外から来る光を
横になりながら見つめている
花は雪
雪は花



晴れた日
道は海へつづく
ずっと空のままでいる川
とどろきの向かうほうへ
雪は昇り
落 ....
蝶をつかまえたから嬉しくて
タモに入れたまんま
おにいちゃんとこに持ってって
ほら!と叫んだ。

「こいつは蝶じゃないよ、
アゲハモドキってんだ、
アゲハの真似してるけど、
蛾なんだよ ....
アゲハは真上に飛び立つ。
目的があるみたいに
だけど少しも慌てず鷹揚に
まっすぐに。

あかるい春の日
かわいた地面に
ゆらゆらと落ちている
アゲハの影。

高く舞い上がれば
薄 ....
取っ手と とげが二つ付いただけの ちりとりに似た貧相な道具を白い砂が一面広がるなぞの世界に突き立てて 考え事をしている 考え事をするたびに地面に二重丸が増えていくので どうやら考えるという事はその場で .... ほんというと
ぶるぶるするとこわい
だけど
きらきらたのしくて
でもやっぱり
ときおりぶるぶるこわくて
あなたのためにいきている、と
ごうまんにもなれず
じぶんのためにいきてい ....
流れたくない、と
川がつぶやいたのを
聞いた詩人がおりました

詩人は
風が流れる詩を颯爽と
星が流れる詩を朗々と
時が流れる詩を粛々と
うたい紡いでは
流れる素晴らしさを川に説きま ....
みんなに嫌われた日は
母の やきそばにくるまって
少し テレビを見る

母は やきそばをもうつくらないので
15年前の
とり肉入り のかけら

やきそばに とり肉は合わないと
ずっと ....
プールサイドに、咲く
チューリップの花びら
清潔な横顔からこぼれ
水色の迷路を流れてゆく
僕たちの、しずく
人工レモン
人工レモン


デンプン質の知性から
いちごの香りが、する? ....
悲しみてぇもんは
大きかろうが
小さかろうが
とんでもなく重たい荷物

持主にしかどんなに重いかわからない
かわりに持ってやる事もできない
置いていこうにも手からはなれない
とんでもな ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3291)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
不在の寂しさ豊饒の悲しみ- まんぼう自由詩304-3-21
やよい- たかぼ自由詩804-3-21
存在と現象- 狸亭自由詩1804-3-20
ポぅくり- yozo自由詩404-3-20
ベランダにて- yozo自由詩604-3-20
いずみ- アンテ自由詩7*04-3-20
- ロク自由詩504-3-19
回送列車- ロク自由詩1*04-3-19
秒針とのコンポジション- 前方後円 ...自由詩604-3-19
桜咲くまで- さち自由詩604-3-19
銀の手- 木立 悟自由詩704-3-19
芋虫でいたいのよ- 自由詩404-3-19
☆78_ミントティー- 貴水 水 ...自由詩204-3-19
スノウ- 示唆ウゲ ...自由詩304-3-19
圭子- ミサイル ...自由詩604-3-18
農業- 自由詩304-3-18
当院における貴腐死病の一例- たかぼ自由詩1404-3-18
冬の物理学- A道化自由詩704-3-18
耳のありか- A道化自由詩804-3-18
環流の町- 純太自由詩604-3-17
五月蝿- 喫煙変拍 ...自由詩304-3-17
__凪- 木立 悟自由詩904-3-17
アゲハモドキ(百蟲譜23)- 佐々宝砂自由詩5*04-3-17
アゲハ(百蟲譜22)- 佐々宝砂自由詩704-3-17
論前可読- 黒川排除 ...自由詩404-3-17
いのちのぶるぶる- 玉兎自由詩404-3-17
裏川- RT自由詩3*04-3-16
やきそば遅い- 山内緋呂 ...自由詩15*04-3-16
『チューリップ・レモン』- 川村 透自由詩5*04-3-16
旅路- 長谷伸太自由詩7*04-3-15

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