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記憶は情報
とても懐かしい
ビー玉があったとして
もうそのことを忘れちゃっていたら
ただのビー玉
自分との距離は
等間隔
どこかに
置き忘れたものって
これですか

そういってポケットの中から
君は出して見せた

僕は
殺すことにした
まとわりつく

母さん
あなたの顔が横に伸びていく

僕とあなたと
壁の向こう
はじめて
父さんに会ったのは
いつだろう

その人を
父さんと呼んだのは
なぜだろう

最後に
父さんに会えるのは
いつだろう

父さんと呼びなが ....
  緑のべ
  胸の静かな鳥、飛んでる  嘴鳴子 (呼びやる、手がさざなみだ)
  ぜんぶがぜんぶ静止画のようにただの一片を切り取った
  狭いから 気をつける  体を食べる線に 付き合う
  ....
池を泳いでいるような人生だった

ぼくの死はだれかをすこし忙しくさせた

紙きれはいつもホコリくさくなるよね

お墓は雑草たちに暴かれているようだ

そんな泣くこたあねえじゃねえか
 ....
朝から
ひぐらしの声が聞こえてきて
やっぱり
帰りたい って
思った


そんな日でも
快速電車は
あの頃のアパートを
速度を上げながら
通り過ぎる


耳を澄ませば
 ....
いいんだ、もういいんだ
これまでのことは
産まれてきて、居場所はなくって
どうしようもない日々ばかり続いて
気がついたら
何処でもないここへと辿りついて
でもいいんだ
次のひかりは見えて ....
ぐれてイグアナになった友人は
何か
忘れ物でもした顔をして
酒を飲んでいた
たまたま
その夜は
人間に戻っていたらしい
挨拶をすると
眼はイグアナのままで
何を考えているのか
全く ....
友達がぐれて
イグアナになった
もう
人間に戻る気は
ないらしい
奥さんと話をしたら
俺は百舌鳥になりたいと
息子が暴れるそうだ
わたしも
たまに
こっそりカメレオンになるから
 ....
時計の針がない
改札の駅員も消えた
この草の匂いは
懐かしくない
どこか
遠い所で育った
草だ
この周りの
草ではない
どこか
知らない場所で
育てた
草だ
電車は陽炎のレールを
すべるでもなくはうように



ホースの先を
つぶして持つ君の背中から
やぁ
 と声をかけると
驚いた拍子の水を
よける間もなかった

光化学スモッグ注意 ....
{引用=

今日も
平熱だから
よかった
歩けるし歌える
見られるし聞こえる

{引用=
 しがらみ、ほだすから漕ぐ、漕ぐ、届かないもの、失ったもの、に馳せる隙
間、追い出し、持たず、右足、左足、込めるたびにこぼれていく、ビル群、ア
パート、果樹園が、ひしゃげていく、流線を ....
}羊水(春)

コイン・ロッカーのコインが着地する
その音を聞いて
呼気をつきはなす
わきまえてなまえを呼んでも
まだないのだから

うぶごえをあげる
こっちへ来なさい、
と あな ....
幾つかと問われればただ指を折る
頃を過ぎてもただ指を折る
背伸びをし過ぎた私の深い爪から
こぼれ落ちる魚
夜の底の青
水面をすくう
静かに、丁寧に
どんなに気を配っても
波紋は広がる、 ....
 
 
あめがふると
くさがはえるのだと
こどもがおしえてくれた

わすれていただけなのだ
やくにたたないと
しってから

おとなになるために
すててきた
わたしとこどもを
 ....
群青のカケラを
金のひらめきで
刺繍する夜
アラビア文字みたいな冒険を
してみないか

飛行機の窓を開けると
飛んでいくよ
君と君をおおっていた
包み紙が

君はどんどん
小さ ....
僕にも使命はありますか
十字架にとまった蠅が
呟いた
一人の子が転倒した拍子に
持っていた飼育ケースの蓋が外れて
甲虫が飛んでいってしまったことを
なかったことにしたいと思って
その子がもうすぐ起き上がって
気を取り直すまでの空白を用いて
誰 ....
難破船が、出港する。船であるからには。海が。あるからには。心優しい、友人たちよ。惜しまないでくれ。わたしは。幸福とひきかえに、世界を。手にするのだから。



棒のようなものを、ふりまわす。 ....
あなたは生きるために日本を出ていった
ポストカードはいつも滞在地の言葉だった

ワールドカップはどこでみるの?
私は日本語で返事を書く

ここがSFの世界なら
あなたはもうこの星にさえい ....
鍵がないことに気が付いて
ドアノブに手をかけると
抵抗もなくドアは開いた
一度振り返ってから中に入る
靴は脱ぐべきだと思いながら

リビングにつながるドアを開けると
見たことのない女が水 ....
崖があり
陸はそこで終わり
振り子運動の仕掛けとして
ボールがひとつ手元にあり
結わかれた紐のもう一方は
斜め上空の
実在しない高さにまで
続いているのだという
手を放すとボールは
 ....
例えば二分の一の確率だけ
の君がいる
それは僕かもしれない
ふたを開けるまで
どちらの君がいるのか
あるいは僕がいるのか判らない
もちろん半分だけの君と僕が
キカイダーかバロムワンかダブ ....
 
 
不在票が
届いている

裏の公園の
桜が散ったのだ

こんなにたくさん
さよならを伝えたくて

春が終わっていたのだ
私がいない時に
 
 
 
 
わたしの妻になるひとは
どこにいるのだろう
漠然と考えていた
頃があった

もしわたしがこの街に
来なかったなら

あなたはもっと
幸せな人生を
歩んでいたことでしょう ....
あなたは拾う。石を。躓いて、はじめて出血した記念に。いつか青い星の降る夜。額にのせて眠ると、夢のなかで恋が成就する。



空が割れて、水が落ちてくる。あなたはいつも、とつぜん訪れる。ウィザ ....
ミニバラ、カスミソウ、トルコキキョウ
ある揺らぎが産み落とされた、
この日
このよく晴れた日をふちどる、
あざやかな
あざやかな
モノクロの葬列

/今日も大量の薬を飲む。てのひらから ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3291)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
頭の中身- チアーヌ自由詩310-8-7
ポケット- 佐藤伊織自由詩110-8-6
母さん- 佐藤伊織自由詩110-8-6
父さん- 小川 葉自由詩210-8-6
打ちつけられて- 嘉村奈緒自由詩1510-8-5
人間☆合格- 吉岡ペペ ...自由詩310-8-5
その蜩- AB(な ...自由詩610-8-5
創書日和【離】離床- 大村 浩 ...自由詩8*10-7-30
ぐれてイグアナになった友人は- 曲がり屋 ...自由詩810-7-29
イグアナ- 曲がり屋 ...自由詩310-7-28
時計の針- 佐藤伊織自由詩210-7-27
牛はどこで死ぬ- 曲がり屋 ...自由詩5*10-7-24
よこしまなにじ- AB(な ...自由詩210-7-23
ユートピア- からふ自由詩310-7-16
たからか- からふ自由詩310-7-13
鈍き罌粟の季題- 井上法子自由詩2610-7-7
【連詩】_指きり- 古月自由詩5*10-6-6
雑草- 小川 葉自由詩17+10-6-5
刺繍する夜- 昼寝ヒル ...自由詩210-5-31
使命- 曲がり屋 ...自由詩4*10-5-27
幻視譚- 砧 和日自由詩1010-5-24
poetarot(魔術師のカード)保存版- みつべえ自由詩1410-5-23
next_time- mizunomadoka自由詩610-5-18
empty_rooms- mizunomadoka自由詩310-5-17
ながいき- 砧 和日自由詩410-5-17
こころ_はんぶん- AB(な ...自由詩310-5-8
不在票- 小川 葉自由詩910-5-3
- 小川 葉自由詩610-4-29
poetarot(愚者のカード)保存版- みつべえ自由詩810-4-20
花、枯れない、枯れる- 石黒あき ...自由詩710-4-11

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