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世界中の猫飼いのために四つ足でにゃあとなくいきものたち

世界の不手際なんてお構いなしでにゃあとなくいきものたち

いきものたちはごはんをたべる
いきものたちはひざのうえでねむる
いきもの ....
用意

出来ました

丈夫な紐と
足を乗せる台と
遺書を書くための
紙とペン

紐を
電球の傘にくくり
丸いわっかを
下の方で作る

準備万端

そして
遺書 と言 ....
  ゆうぐれのいろを
  おしえてあげたいけれど



  かすかなひびきでさえ
  てのひらにつつんで
  あなたにあげたいけれど
    


  ふれることから
 ....
  君に
  言いたいことがあったけれど
  誰かが言ってしまったから



  もう何もない
  日が翳る
  電車が騒ぐ
  来なければよかった
海に帰る男の子がふえている。海に帰る途中で冬になった東京に寄り、からだを売り飛ばす男の子がふえている。海猫がコロニーをつくるビルを、非常口を確認するように稼いだ金を数えながら、のぼる。うにゃん .... めだまやきには
苦痛をともなうべきだと
たまごがやかれ
失われるのは
とりのめだまの

だった
きみとしろみとその他もろもろ
たとえられて
身のぎせいを
あじわっている
なんて ....
  沈黙を
  六つの段落に区切り
  ふりがなをふりなさい



  青空をゆく白い雲と
  どこかから聴こえるピストルの音と
  くすりともしない人々
  この光景の
 ....
カレーにかびが
ういていたので
かきまわして食べた

わたしは
いったい
どのくらいのかびで
出来ているのだろう
□衝動
 にきび 待機 わたし 廃棄 さすが 宇宙 ほんと コロしたい

 ときに 衝動 レモン 齧る ムシが 居たら あっさり 死にたい

 ウソを つかず 生活し ていると あなた  ....
  新緑の木々と風が
  奪い合うように睦み合うそばで
  夕暮れの光とあなたが
  隔て合うように惹き合っている



  もしも生まれ変わることができたら
  同じ時に同じ ....
いつも躓く丘の上の
崖の縁に私を積み上げていく
こんな季節でも不思議と崩れないもので
いつしか、
見上げるほどの、わたしになっている


いつからこんなことを、と
通りすがる誰かに聞い ....
しをかけないということは
いいことなんだな

いそがしくて
じゅうじつしてるんだな

はちにおわれて
にげながら

ふとそんなことを
おもった
{引用=







とても固い結晶が
流水よりも早く融けるのを見た

蒸発したあの人の姿は
あの人以外の誰も知らない



釣竿を垂らして
静かな時間と彼方に見 ....
箍を外すとほうていがへいていしましたが霊気でぬれそぼりました
、箍を外すとらららん星団がシャチのあいだをながれていきまし
た、箍を外すとすでにありづかの収益構造ができあがっていま
した、箍を外す ....
  日曜日、
  くさかんむりの広がる野原で
  ピクニックをする
  あなたは適当なところに
  持ってきたもんがまえを敷いて
  ここに座りましょうという
  おべんとうよ、と
 ....
明け方の境界線の一歩向こう
刈られていく夜の茂みに紛れて
朝はすぐそこまで来ている
私は息を潜めて眠る狩人
獲物の吐息を敏感に察知して
眉間に弾を撃ち込むのだ
勝ち取った朝を祝い
歓喜の ....
青空ほどの巨大なレモンの上で愛が偽装される
午前二時の女よ
君の美しく透きとおった心臓でカッコウが啼く
女教師 と 女学生

『 遠足前日 』
 

* : * : * : * : *


先生:ってことでね、おうちに帰るまでが遠足です。 なにか質問がある人ー

生徒:はーい!  ....
 
 
「子供の頃」
 
ねるまえに
おかしが
たべたくなるのは

まだ
こどもだから

おなかがすいて
しかたがないのだ

こどものむしや
おはななども
やっぱりそう ....
おまえがねむらなくても
かわりはいくらでもいる

といって
すいまがおとずれます

ああ、ねむることも
いきることなのだと

ゆめのせかいで
きがつくことができたなら
 ....
  空色の
  ポリバケツに
  堆積する



  首を
  寝違えた詩人の
  寝違えた詩



  綺麗で
  あくまで綺麗で
  読む気がしないほど綺麗だっ ....
限りなくなっていくのだ
地平っていう足場はもうなくなった
息できるけれどここは水中です、溺れます、泳げます
イメージは身体をさいていく


神様ー
なんて叫んでもだめ
一握りの空を降り ....
はい、どなた?
玄関のドアを開けてみる
ツルツルの警察官が立っていた
まことに申し上げにくいのですが
近所の公園のかたすみに
あなたの遺体が見つかりました
と言うので
下半身ですか上半身 ....
調子に乗っている女の子に
ゴリラみたいだねといいたい
あと
ねずみみたいだね
といいたい
そのあとドレッシングをあたまからかけて
たべる
海老を

アゲハの幼虫を飼ってたら
蜂が出 ....
ていでんのよる
きみとみていた

あのよぞらを
わすれない

ほしでみたされていく
あのよぞらを

いきのびて
みていたよるを





せいぎのみかたは ....
わたしのベッドが
まだ、暗い空に
飛んでいきます
頭から夜の続きに
衝突して
夜が砕けていく
「すみません。さむいからおろしてください。」
ささやかな願い事にも
毛布を巻き付けていた
 ....

午後四時
青の上から
橙や赤や紅色が
塗り重ねられてゆくのを見ながら
大急ぎでベランダのシーツを取り込む
あのうつくしい仕事をしている人が
どんな人だかは知らないが
時折
ゆるめ ....
あなたは、君臨する。おとこの、欲望の筋肉に。旅人の、ではなく。農夫の土地に、金星の種を蒔く。収穫し、貯蔵して。子々孫々まで、支配する。



わたしの偶像、わたしの。ふくよかな、母体よ。あな ....
胎児

鰓で呼吸していました
母が引越しのための交渉している
子宮の中が狭苦しくなったので
ぼくはからだを硬くしました

誕生

はじめて空気が
喉をとおったとき
胸が裂ける痛み ....
ルールを忘れた
隠れん坊の鬼
もういいかいも忘れて
まあだだよを聞いている

年月は過ぎ
西の空から
日暮れになると
たくさんのもういいよ

さがす人は
もういない
 ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3291)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あたっちめんと- 洛陽自由詩411-8-27
日曜朝、七色カフェにて- ぶるーび ...自由詩411-8-14
あなた- 草野春心自由詩411-8-7
翳り- 草野春心自由詩511-8-7
- ズー自由詩3*11-8-2
めだまやく- 中川達矢自由詩15*11-7-28
国語の試験- 草野春心自由詩5*11-7-13
かび- はるな自由詩411-6-29
衝動、抑えて、微笑、- c自由詩3*11-6-28
転生- 草野春心自由詩5*11-6-27
追想- 霜天自由詩6*11-6-18
多忙- 小川 葉自由詩4*11-6-15
空についての四つの短編- 石田 圭 ...自由詩2311-6-13
モニュメント・エックス_(生体反応の設計)- 乾 加津 ...自由詩22*11-6-11
くさかんむりの広がる野原で- 草野春心自由詩26+*11-6-5
- 寝坊ぎぶ ...自由詩5*11-6-5
無題- ぎよ自由詩411-5-28
バナナは_おやつに入りますか?- 北大路京 ...自由詩14*11-5-18
初恋- 小川 葉自由詩311-5-16
眠り- 小川 葉自由詩511-5-15
捨てられた詩- 草野春心自由詩13*11-5-8
かみさまの間取り図- しもつき ...自由詩1911-4-19
植えられる- リンネ自由詩911-4-14
めいれいがじがばちをやしなうがごとし- 6自由詩211-4-10
余震- 小川 葉自由詩1211-3-13
月のとびらとうそ- ズー自由詩5*11-2-23
美術用品のある日常- 吉田ぐん ...自由詩3311-2-21
poetarot(女帝のカード)保存版- みつべえ自由詩511-1-24
呼吸期- 殿岡秀秋自由詩811-1-18
ルール- 小川 葉自由詩311-1-16

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