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昭和麓拾年に第一詩を叫んだ
涙と共に溢れ出た其れは
母親を始めとする数人の中での
第一詩だった

昭和奈奈拾麓年に童貞詩を読んだ
熱い感情で紡がれた其れは
拾麓年目の人生の中に於いての
 ....
あなたの子供は駈けていきました
あなたの急を知らせに
道の向こうの
そのまた向こうまで
私が知らない間に
他の多くの大人たちが
それぞれの世界の片隅で
何も変えられないでいる間に
あな ....
そうして
僕らのこれまでの順路を
紙の上に書き出してみる
その上に雲なんか浮かべたりして
無駄に力を入れて笑ってみたり




過ぎ去ったあとで
自然に昔話ができれば
それはそれ ....
 ヘッドフォンはあたしを救ってくれない
 次第に締め付けられる頭
 バロメーター
 あてにならない
 不可能に蛍光ペン
 それから
 食卓

 世迷言 垂れ流す 毎日
 途切れない  ....
救う

掬う

なぜ同音なのでしょう

溺れかけの金魚を
掬い上げて
救いました

いやいや
待てよ
金魚が溺れるわけがない

慌てて水に戻したら
金魚は一目散に逃げ ....
さびついた
すいどうのじゃぐちを
ひろってきてくれたひと
さぁて きせきとやらを
おこしてみようか
ぐるぐるうでをまわしながら
ほんとなんにもないなあ
おしいれやどうぐばこをぶっしょ ....
ワリカンで飛んでったビールが
水族館で破裂した

目の前真っ暗
お先真っ暗

手さぐりで見つけたイカが
実は海に住んでいたらしくて
私は溺れた

コレくらい沈んだ
すこしだけ、遠くを考ることにして
足元の言葉など
深めの空へ向けて投げる
そこまで
届いた音を見届けてから
ぼくの窓からロケットを打ち上げる


高いところ
見渡せる、空が近い
た ....
歌が聴こえない。
碁盤の目の街角で、
うなぎの寝床のその奥で、

紋屋町に紋はない。
糸屋町に糸はない。
今織町に今はない。

上七軒の花が枯れている。
織機の歌が聴こえ ....
たくさんの紙片が撒かれて散って落ちてきます
これは誰かのカーテンコールなんでしょうか

私はそれを静かな病院の採血待合室、
大きな等身大以上のガラスから見ていました

降り積もる紙片
溶 ....
その頃
ぼくらといえば
美しい霜のうえを
自転車で完璧な曲線を
描きながら
ふるえる独奏者としての
ふるえるりんごの夕陽のことばを
所有してました
複雑なぼくらのようなわたしたちの
 ....
これは1618年にロバート・フラッドという名の錬金術師が発明した永久機関です。さしずめ「アルキメデスの螺旋」の応用といったところでしょうか。この螺旋の管が水車の力でまわると水は上方へ運ばれそこにある枡 .... 改札口で君のこといつも待っていたのは
ノグチゴロウだったけど
実はぼくもノグチゴロウと同じように
君のことを待っていたんだ
あの頃はまだ改札口に駅員さんがいて
切符を切ったり回収したりしてい ....
おおきくいきをすいこんで
少しずつ、大きくなっていく
何かをひとつ手にするたびに
少しずつ削られていくとして
今ポケットの中で
残されているもの


ひかりが、まぶしい
冬の午後
 ....
街の箱

そこで遮断機は間延びした挨拶をする
走り出した少年は億劫な表情で振り返る
無益な背中へ 罵声を上げるかも知れない
少年の背後でにじむ夕暮れは
街を陥没させ、
「磔にされた。」
 ....
すべての歯の間という間にクッキーを詰めてにやりと笑ってみせるとあんたはにかっと笑って各々の歯の間に胡麻を挟んで見せて、全部食べろと言うので舐め取ってみるとさながら胡麻クッキーが如しだ
 ....
アリプールで
ミクロの透明感

重力感ふり落ちるプチ人マンダラフィギア
壁掛けのネジを無限に配列し
がががとすり切れる子供の肩口
刻印は自由 肉片は関節

それでいく
それでいく ....
一番好きだったのは

二人のくちびるが
触れるか触れないかの瞬間

三回目に逢った時
予期せぬ打ち上げ花火に照らされて
アスファルトに映った影くっきりと

四月が来て
もう逢えない ....
転ぶ
そして
また転ぶだろう
僕は
望みどおりに
爆発的転倒哲学を打つ
言葉は生き埋めた
いちいち
いちたすいちの答えを反芻して
ぎゅっと
唾を飲みこむ
どうしても生きる意味が
 ....
おいしい
おいしいと
たべつづけ
たべすぎて
すこしだけ
もどしてしまいました
くちから
はきだしたものが
あまりにも
きたなくて
きみわるくて
こんなにも
きもちのわるい
 ....
雲のよく見えるところまで

歩いて

写真を撮ります

残された言葉を

写真に撮ります

笑顔や うつむいた顔も

まぎれこみます


今 撮らないと

もう 2度 ....
帰る家がない ほんとうに帰る家がない
廊下しかない 部屋がない 電気が点かない
真っ暗な廊下しかない 歩いていても帰れない
帰る家ではない
動物が居る 百万匹居る
五月蝿くて仕方ない
 ....
電信柱のカラスを
仰向けにしてしまってよと
君がそんなことばかり
言ってたから
のど飴を舐める旅に出て
もう
帰って来れなくなった
冬の太陽が投下する限界を浴びて
蜜柑を剥くのが憎らし ....
絶望を語る人は
絶望を語る上において
楽しそうだ

恋の苦しみを語る人は
恋の苦しみを語る上において
楽しそうだ

国を憂うことを語る人は
国を憂うことを語る上において
楽しそうだ ....
豆腐の角に頭ぶつけて死ね
角の豆腐屋に頭ぶつけて死ね
豆腐屋の角に頭ぶつけて死ね
「奥さん」
と呼ばれて振り向いた
そこにはオウムがいた
オウムはオウムスタンドに
鎖で繋がれて
にこにこ笑っている
「なあに」
とわたしは答える
オウムは首をかしげ
「こんにちは」
 ....
おッ母さん
久しぶりに夜更けに実家に帰って
ダイニングテーブルでうたた寝してる
アンタの背中を見ていたら
おッ母さん
なんだかもうアンタは
死んじまってるんじゃないかって
そんな気がして ....
プリンが食べたいの
入院している妻がそう言うので
会社の帰りにコンビニに寄って
プッチンプリンを買って面会に行った

病室の硬いベッドに二人並んで腰掛けて
プッチンプリンを食べながら
や ....
向かい風の吹いている
地図の上です
収縮と膨張を繰り返す波打ち際の
緩やかなカーブをなぞること
波音は届かずに
待ち焦がれるばかりの



海岸線が近い
そうで
少しずつ僕らに迫 ....
チョコチップクッキー
ひたすら食べ続けて
気分悪くなって
悲しくなってテレビつける

そしたら
チョコチップクッキーのコマーシャル
チャンネル変えても
チョコチップクッキーのコマーシャ ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3291)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
蒼イ春_/_9TEEN_the_Night- 虹村 凌自由詩7*05-1-31
駈けていった- 岡部淳太 ...自由詩12*05-1-30
通り雨が過ぎても- 霜天自由詩1505-1-30
ファミリアル- 細川ゆか ...自由詩205-1-30
すくう- 大覚アキ ...自由詩505-1-29
もしもし- アンテ自由詩805-1-29
ブれる- 加藤泰清自由詩205-1-28
ロケット- 霜天自由詩705-1-28
「_西陣。_」- PULL.自由詩3*05-1-27
紙片- ふく自由詩4*05-1-27
うた- 青色銀河 ...自由詩905-1-25
そろもん(骨董屋の話)- みつべえ自由詩405-1-24
私鉄怨線- 大覚アキ ...自由詩1*05-1-24
信じられる、大きさに- 霜天自由詩705-1-24
街の箱- プテラノ ...自由詩5*05-1-23
おやすみ前の偉大なるディスカッション- ________自由詩3*05-1-23
壁抜けレーシング- 瓜田タカ ...自由詩305-1-23
九まで数える- 大覚アキ ...自由詩705-1-22
転ぶ- 第2の地 ...自由詩205-1-21
おいしいね- 大覚アキ ...自由詩205-1-21
撮影- こむ自由詩3*05-1-20
帰る家がない- 第2の地 ...自由詩605-1-20
カラスは仰向けに- 第2の地 ...自由詩305-1-19
賢者は多くを語らないと想像していたい- 煙と工場自由詩1305-1-19
角について- ミサイル ...自由詩505-1-18
オウム- チアーヌ自由詩805-1-15
母に- 大覚アキ ...自由詩605-1-14
プッチンプリン- 大覚アキ ...自由詩1105-1-14
白い音の手紙- 霜天自由詩2605-1-13
チョコチップクッキー- 大覚アキ ...自由詩605-1-13

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