すべてのおすすめ
何かを伝えるために生まれた
それが 私

けれど何を伝えるのか
けれど誰に伝えるのか
忘れてしまった 時の中に
それも 私

たぶん言葉ではうまく言えないだろう
たぶん涙がでてしまう ....
ヤギの角から
風が飛び立ってゆきます
壊れた蓄音機からは
もう染みださない炭酸
かわりもしたし かわりもしない
時計の螺子を抜くと
走りだす犬のシッポ
揺れては困るウッドチェアに
蜘蛛 ....
ゼリーに閉じ込めました
あるのならば 白桃や苺や なんやかんや
できることなら 凍った息や大根の湯気

風船の実の中にあるチョコレートは
あると思っていたけれど
6歳のときに無いことを知り ....
なぜ
目がさめるんだろうって
思ってた
まだ小さなころのこと
ずうっと眠っていられたら
幸せなのに

お金がかかるからよ
カナコさんがわらった
ブランコが行ったり来たりするのは
 ....
大切な人への手紙は
必要以上に 重い部分をを伝えてしまうから
僕は二通の手紙を作ります
さらけ出す文を一通作って
あなたに出す二通目のほうには
一通目の表面だけを丹念に ひろいあつめ
恥ず ....
ちっちゃくて硬い。
鈍色にくすんだ鉄のかけら。
美しい鳴き声は持たない。
美しい模様もない。

田舎の物置の
米ぬか臭い片隅で
ただ生きてゆくために
もぞもぞと生きている。

生の ....
君とアリス・ドライブの途中
蒼い森の入り口で白い車の息があがった。
僕は
車のボンネットを開けてしたたかに朝の蒸気を浴びる
ナビ・シートでは彼女のソウルが
コールタールの音をたてているんだろ ....
西北東三方を山に囲まれ
南東は関東平野に面する内陸県
高崎から下仁田を結ぶ上信電鉄沿線
南蛇井あたりの豪農の何代目かの曽祖父の放蕩がもとで
国を追われて富岡に出てきた祖父徳太郎は
赤貧洗うが ....
おっぱいは
大きさではなく

伝わってくる君の
優しさを感じる場所

それは心の上にある
十一月の夕暮れに
落とした財布は
世界の意味にすっかり濡れて
もう使い物にならない
ちょうど
開かれることのない
窓の高さで生きる
ぼくらのように

おとといと昨日と今日の夕焼けの違 ....
お前は
ビタミンを含みながら落ちていく

お前のばか
嬉しいばか

お前は
ビタミンの味も知らないで
そんなに若くして
ビタミンを含みながら落ちていく

お前のばか
お前のばか ....
ありがとう
うまかった

ありがとう
まずかった

いつも
いつも
飢えていて

ありがとう
食べてきた

皿盛りの肉
絞った蜜
犬の舌焦げ

ありがとう

母の ....
なぜだか忘れてしまったりするので
書いておく
そこにも あそこにも

ピリリと鳴ったり 震えたりすると
ポケットの上から触れずにはいられない
現代人なのですか といわれればそれはそうですが ....
雨が降って。誰かが傘をさしたら。
あなたの色を探したい。
いつか、さしていた、あおいあおい傘を。
ほかの人の傘なんて目にはいらない。
あなただけのを見つけたい。
すべてが無駄じゃなかったと伝 ....
いま目の前に
浅い
しかし広い水溜まりができた

やがてそこには
緑か芽吹き
足首くらいの
浅い海となった

しばらくすると
浅かった海は
私の身長ほどの
深い海となった

 ....
  

ラベンダー絨毯の中
東へ東へ向かうバス
点在するハーブ園
スィングするカラフルな文字
流れる
ラジオから
セージ、パ リ、マリ 、タイム、、、
と聞こえ
行くのですか
と ....
どうして口をへの字に曲げてるの
彼が訊く

だって重力の法則には逆らえない
不満 怒り 悲しみ 憤り
みんなして私の口を両端から引っ張るんだもの

どうしてそんなに不味そうに食べるの ....
ぺるせうすざの
はしっこで
にじをみていた

あおくひかる
ほむらのようにゆらぐにじ

ときおり
ちいさなほがはぜ
あたりがすこしだけ
あかるくなる


はくいきはかなしく
 ....
 
わたしのせなかというものを
つくっていただけるのであれば

どうか車輪の跡を忘れずに

しあがりのまえに
たっぷりと日干ししたものに
あなたというものを
ペダルにのせて
し ....
きれいなものにあこがれて。
でも、てにとどかずに。
みにくいものがあふれています。


じぶんをせいとうかしようとして。
みにくくなっていく。
いきていくっていじがわるい。でも、しにたく ....
烏瓜が真っ赤に色づき
葛の葉っぱがみんな枯れ
桑の木がセミヌードになるころ
カマキリは生きながらに枯れる

雄を食ったのは晩夏で
そんなものとっくに消化して
それでもまだ冬がこないので
 ....
いまはもうない家の
いまはもうない裏の畑で
空いっぱいに舞っていた
アキアカネ。

物干し竿に 洗濯物に
それをとりこもうとしてる母の髪に
それを見ている私の肩に
アキアカネ。

 ....
1.夢前編:クレバス

  ワンルーム まっ白で
  床に 暗い
  クレバス
  あって

  確かに そばに 
  何か 
  あって 



  落ちた。



 ....
凸凹配位座はいつでも漂っていて
なにかの拍子に
繋ぎ合っている手のひらの合間にもある
ついさっきまで当たり前のことが
風ひとつ吹いただけで
何ひとつ理解できなかったり
その道理に畏れたり
 ....
『長いキス』

君がコーヒーを運んでくる
その姿が近づいてくる時から
すでにキスが始まっている


『キス』

キスするのには理由がある
簡単な理由だ

ふたりがキスしよう ....
「ばかね」
彼女が笑った。
俺は初めて、ばかでよかったと思った。
お池のコイ
腹を浮かせて
ぱくぱく
お母さん私は今日も
息を吸っています
音がないコーラス
コーラス隊は女ばかりじゃないのですね
コイなんですって
コイですってば
コイです夕方の ....
口笛が遠くまで聞こえるのは
まわりに誰もいなかったからだ
分かっていたんだろう


少女よ
どこにも行かなくていい
君が知ってる誰もかもは
どうせ君の知らない場所で笑っている


 ....
何度ささやいたかわからない
あいしている
のうち
一度だけは
「哀している」
と言ったのだ
きみは気づかないが

かなしもまた愛し
あいしもまた哀し

きみが肩に頭をのせているあ ....
よくあるタイプの夜だった
目は!ラン!として
窓の外がテレビの中にあった海を
ぐっと伸ばし
カジるとカルシウムの味が漂って
観測衛星になった

鏡へ吸い付いたりもしたけど
(朝日や夕日 ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3291)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- 春日野佐 ...自由詩303-11-17
タイムハウス- 湾鶴自由詩203-11-17
ゼリー- 湾鶴自由詩303-11-17
開いた手- アンテ自由詩403-11-17
言葉の端- 小太郎自由詩603-11-16
ゾウムシ(百蟲譜4)- 佐々宝砂自由詩403-11-16
『境界船アリス・ドライブ』- 川村 透自由詩9*03-11-16
今吉とこま- 狸亭自由詩503-11-16
おっぱい- ミサイル ...自由詩303-11-16
遠くでぼくらが病んでいる- 青色銀河 ...自由詩403-11-16
お前のばか- k o u j i * ...自由詩1003-11-15
食べてきたものたちへ- k o u j i * ...自由詩29*03-11-15
巻き戻しの早送りで- nm6自由詩803-11-14
雨が。あなたを。- 千翔自由詩203-11-14
陸の海- 長月 猫自由詩103-11-14
ハーブ園- AB(な ...自由詩12*03-11-14
だだっこ- 卯左飛四自由詩2*03-11-14
じゆう- 青色銀河 ...自由詩203-11-14
おもいあと- Monk自由詩803-11-13
きれいな- 千翔自由詩403-11-13
カマキリ(百蟲譜2)- 佐々宝砂自由詩203-11-13
アキアカネ(百蟲譜1)- 佐々宝砂自由詩603-11-13
小詩集「十一月十三日の朝の夢」- バンブー ...自由詩203-11-13
月の村- AB(な ...自由詩1003-11-13
小詩集「君の指に触れずに君と指きりをした日」- ミサイル ...自由詩403-11-12
生きていてよかったと。- 千翔自由詩603-11-12
カープ- サダアイ ...自由詩603-11-12
いつか大人になる少女達へ(おもいで)- からふ自由詩2603-11-12
しぼむ- 岡村明子自由詩1003-11-12
ヨクアルタイプ- dendrocacali ...自由詩503-11-12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110