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アテネ・フランセの
フランス人のフランス語の先生に
彼は恋をしました
ジュ・テームあなたが好きです
彼のフランス語が通じません
日本語も通じません
ミラボー橋の下を
セーヌ川は流れるそう ....
***


シルバーの空に映り込むことを知りました


もう
春とは違うよと教えられ

枝先からこぼれそうな
それも
また


みたことのあるカラーでした


***
その日は雨だった
けれど
私は友達二人と老夫婦とで阿佐ヶ谷住宅近くの
うどん屋へ向かった
阿佐ヶ谷の駅までバスで向かい阿佐ヶ谷駅からは
すぎ丸というコミュニティーバスに乗った
すぎ丸の中は ....
松林のにおい
やわらかに透過する光
あなたのその目じりのしわが好きだった
波風がうばっていく言葉に
その想いものせて

わたしたちはあめふらし
ふいに雨音が恋しくなる
傘の下で肩を並べ ....
泣きはらした様な空が
広がり
あたしのうちまたを
細い暖かい体液がまたながれて
玄関の先の土を濡らしてる
うすぎたない腕を
切れそうな糸のように伸ばし
母が若い稲のようにふさふさとゆれ
 ....
肚、なくなって久しいが
これを求める人々があとを絶たないのを見るにつけ
渇望されていることを知る

現れる土壌でないことを
察していても
なお
とびちるこぼれるあふれる
亀裂は断続する黒点
から
ただれて
淡々と
丸いメロディ
一、二、四
円周率の汀に咲けなかった蘭の
つぼみ
ひらくたおやかな
ゆびへ
黄色い
なみだぼ ....
                   080523


99と書く
次は100だと思うとそれ以上書けなくなる
思い切って進め
そんなこと言っても可哀想だと思う気持ちがあり
迷っていると
 ....
こどもの頃

僕はポポという おもちゃの兵隊に優しくキスをした

ポポは照れ臭そうに 真っ赤になって土に潜った


ポポを知ってるのは僕だけ

僕のことを知ってるのもポポ ....
ある日めんどりは思いました
どうしてわたし
歩いているのかなあって
ためしに羽ばたいてみたけれど
やっぱり重くて飛べなかった
もう何年経つかしら
最近は疲れちゃって
毎日卵は産めないわ
 ....
地球がもう少し傾いてたら
この斜め振りな雨に濡れることはなかったかもしれない。


寝ぐせとも天パとも云えぬような頭からは
まっすぐな言葉は生まれない、かもしれないから




今 ....
本のページをめくる
あなたの指が
風のようだと思った


あなたの中で
長い物語ははじまり
長い物語はおわる


本を閉じると
あなたはすっかり年老いて
物語のドアから出てゆく ....
誰もいない教室で
机の落書きを消す

たいていが内容の無いもので
消すのにためらうこともないのだが

ふと窓をみると
結露したときに指で書いたのだろう
一つの文字が見えた

「海」 ....
(チューリップが 咲いたよ)

君は少しずつ
透きとおって消えていった
虹色の血液をめぐらせる
心臓と血管だけは
しばらく其処に残っていたが
やがてそれらも
透きとおって消えてしまった ....
西瓜のように
まるい地球をぶらさげて
その人はやってきた


裸で生きるには
夏はあまりにも暑すぎた
冬はあまりにも悲しすぎた


ぽんぽんと叩いて
いまは食べごろではない
と ....
虹のようなところに
キャベツが生えている

抽選でもれなく
誰でも食べることができた

今日はマリーという人が
当選した

まだ生まれたばかりだった
ソメイヨシノ
はクローンです
と理科の池野先生が言った
そこの桜も
不忍池のも
ポトマック川のほとりのも
同じように咲きます

その花達は
実を成すためではなく
咲くために咲 ....
魚を丸ごと
皮も内臓もぜんぶ食べた
それは
ゆうべのことだ


目覚めると
私の骨が泳いでいる


なんたるこった
私を食べてしまったのは私だろうか


どこをどうやって
 ....
                080328



グライダーのように
空中ブランコのように
限りある人生を
ぶらぶらふらふらしていると
フラスコの悪魔に喰われてしまいます

化学 ....
五月の地表を離陸したこいのぼりたちは
太陽から吹いてくる風を上手い具合に活かして
素晴らしいスピードで重力圏を離脱した

それはこいのぼりたちにとって
反乱であり革命であった

こいのぼ ....
電車の好きな少年だった


窓のそとを
いつも景色を走らせていた
乗客はいなかった


やがて彼は
景色のなかを走った
走りつづけた


いくつかの景色をつなぐと
電車にな ....
今日は
自分であることが 
うれしかった 

ぼくを囲むお年寄りの 
無数の瞳をうけとるように 
語らうことができたから 

今日は 
自分であることに 
じっと耐えた 

ぼ ....
息子を公園に連れていって
一緒に滑り台で遊びながら
あんな時もあったな
なんて思う日がくるんだと思う

仕事が忙しくて
一緒に遊んであげられなくて
お父さんきらい、なんて
言われた時も ....
エンジンのいらない 未来の飛行機が ひんやりとしずかに 旋回している メキシコのような景色の あちらこちらで 牛の化石が見つかり どれもこれも 老衰に違いない 長い時間を生きたのに 石になるまでには  .... 裸の男たちが 松明をかかげ
夜を徹して 雪の上をはしる
燃えさかるのは 暗幕に
連綿とつづく ひとすじの夢  
曙とともに 冬がおわる
ほとぼりがさめるころ 妻子の留守を
みはからって 鬼がかえってくる
おまえもおれの だいじな友だち
からだにめりこんだ 豆をほじくりだし
つまみにして 酒をのみかわす
たんぽぽ畑でたんぽぽをたくさん摘んで
たんぽぽの冠を作ったり
たんぽぽの首飾りを作ったりして
夕方になって
空を見上げても
まだ明るくて
いつまでも明るくて
ほっとしていたら
そこへ
 ....
足を拾いに行きました
海の匂いのする街でしたが
この街に海はありませんでした
足を拾いに行きました
この街にも海があればいいと
子供の頃から思っていました
父に海をねだったこともありました ....
                   080103

寂しすぎる空間に卵を落とす
目玉焼きを作るのだ
フライパンの中で目を覚ましたケダモノが
電磁探傷を開始するので
傷だらけのフライパン
 ....
海の動物になりたかった
海に行きたかった

底の方で
脊髄が列車のように並んで
色のない海老が
乗客のようにじっとしている

マリンスノーの中
錆びてしまいたかった

潮を ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3291)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
フランス- yo-yo自由詩5*08-6-12
об.- かたくり ...自由詩108-6-11
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あめふらし- ku-mi自由詩18*08-6-2
スローターハウス7- モリマサ ...自由詩2508-5-27
肚のチカラ- 長谷川智 ...自由詩4*08-5-27
_ささら- 鈴木自由詩308-5-24
99の次は100- あおば自由詩6*08-5-23
おもちゃの兵隊- 末上シン自由詩5*08-5-22
はばたくめんどり- チアーヌ自由詩308-5-16
かもしれない事情- ku-mi自由詩11*08-5-3
- yo-yo自由詩21*08-5-2
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春の窓辺で- 塔野夏子自由詩7*08-4-5
地球人- yo-yo自由詩9*08-4-4
キャベツのしくみ- 小川 葉自由詩908-4-4
さくら祭り- AB(な ...自由詩9*08-4-1
しおざい- yo-yo自由詩15*08-3-28
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宇宙こいのぼり- 大覚アキ ...自由詩6*08-3-21
電車- yo-yo自由詩26*08-3-7
石の顔_- 服部 剛自由詩308-2-22
日々の隙間- 小川 葉自由詩808-2-17
SF- 砧 和日自由詩11*08-2-17
そろもん(炎の歌)- みつべえ自由詩208-2-14
そろもん(旬の歌)- みつべえ自由詩608-2-11
たんぽぽ畑- チアーヌ自由詩308-1-27
帰郷- Tsu-Yo自由詩1108-1-4
電磁探傷- あおば自由詩4*08-1-3
機関車とくじら- AB(な ...自由詩607-12-16

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