すべてのおすすめ
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逃げる父
母は捨てた
兄は堕ちた
姉は隠した
子どもは愛されている?

?.

高い水草の生える湿地帯で生まれた男や女は
高い水草の生える湿地帯で外を向いて車座になった
 ....
わたし すがた けした わたし すがた けした わたし
そして すがた けした わたし きえた せかい けした

代入因子。(過去の)どうでもいいこと。
素晴らしく単調な日々を送る事に疲れた背 ....
海を埋め尽くす無数の海獣
それらの移動に
海は慄き
激しく毛羽立つ

逆巻く海鳥の交尾
海獣の胴震いに振り落とされもせず
雌鳥は厚い皮膚の皺の狭間に産卵する
そして独身ものは空中を埋め ....
ベランダに産まれた雛を祝福します
遠吠えでもいいでしょうか
忙しさに そぞろにかまけます
できないものはできないので

ベランダで空地の雑草が生い茂ります
今なお 石に躓く幼さですから
 ....
開いた左の瞳から
閉じた右の瞳に応える
言葉だとわからないほど
小さな言葉で
あたたかさと重さの言葉で
話しつづける
常にあたりを流れていて
片目を閉じると現れる
会 ....
無数の硬い実だ
日陰の広いテラスの横で
落葉したポプラの木に実るのは
黒く枯れた夢だ

初春の陽射しに映る
しろく輝くビル街は
湖水の向こうの蜃気楼
見たことの無い未来だ

二人で ....
草深い宇宙の
風景の灰色の中で
疼く不満や寂しさは
如何なる文化の残骸だろう

石垣に染み付いた地衣類や
鉱物を喰う黴は
硬い石の上に一時記憶され
やがては落魄する

地球儀と砂時 ....
北海道の地方都市では
量販店はひたすら郊外型になってしまって
駐車場は平地で2000台収容
回転式のエントランスに
何カ所にも設置されたエスカレーター
天井は高くて空気もよくて
新宿のビッ ....
ヘルシー!


輝く瞳
食い過ぎれば

とっても
ハーミィ!
せいぜい
バカの一つ覚え繰り返し
流行の映画観に行けば
流行の台詞

超感動!

感想を
考えるにはビッ ....
ああああああああ
どうしよう…

そうだ!
転がってみよう!!

ああああああああ
どうしよう…

貧乏ゆすりがとまらない

ああああああああ
どうしよう…

頭の中がスッ ....
すべては往き交う
静かに往き交うひとときにも
ぼくらは美しさを
聴きとることだろう

黒い制服をつけた少女の
青色に平らな瞳の上に
たとえば小さな弓をみつけた
下弦の音色

頬にか ....
って言ったのは
    懐かしかったからだよ


おっぱい大好き
って人を前にして言うのは
確かに恥ずかしいこともあろうが
それは別に恥ずべきことでもなく
男も女も関係なく
哺乳類全 ....
贅肉でわらってやる
黄金色 帝王切開 まだら継ぎのパパイヤ
僕という僕の欠片
サンダルの裏で黙れずに
悲鳴はいつも、はやくころして
墓標には水飴たらして
蹴り倒して欲しい
カボチャのお面 ....
 パラダイスが弱っているよ
 ああ、早くしないと
 早くキスしないとみんなダメになってしまう

 夕焼け雲の形をした船は沈み
 トカゲたちの種の命脈は絶えちゃうんだ
 僕はぐったりと射精し ....
                       きゃらめる 4

  うみ

  1

ふるどうぐやで
ぐうぜんみかけた
すなはま
ちょうどもてあましていた
とっておきのゆうぐれ ....
くつひもほどけた

かれはかたむすびしかできなくて

ここのつのかたむすびがつながっていた

あたしのは

よわいよわい

ちょうちょむすびで

ふんわりさしてたので

く ....
地球にやさしくと言うのなら

  食うな

お前が食うということは
即ち地球を貪るということだ
気付や
どあほう


安全な食生活がお望みならば

  食うな

この世の中 ....
ふと手に触れた夜が
地平線を見せてくれた
幻と幻の間をふちどる
ほんとうのかたちを見せてくれた


水たまりの上に跳ねる言葉を
橋の向こうから見つめるもの
影と影の間のまなざし ....
阿呆は夢見る
阿呆は
阿呆たる故を忘れて
飽きることなく
後悔の下ごしらえを整える

阿呆
見るべき夢を
忘れる
阿呆
己を
飽きることなく
忘れ
相応しくない場の中に
そ ....
ぎゅっと握りしめた
こぶしの隙間から零れ
夜の奥底に染みてゆくもの

去り行く後姿に
聴こえぬ声で
いつまでも叫び続けるもの

(時間の純粋結晶が
 悲しみなのだということ)

 ....
洋なし色に 辺りが包まれ
萩焼のカップには
チャイの印香が漂う中
窓辺からは
いつもと同じ風景

いや 今日は
こんもりと茂る葉の代わりに
樹木には 綿雲の実がなり
成熟したそれは
 ....
   せんえんさつ
                ちょきん
   ちょきん

   はさみのおと   



   ためても

         ちょきん

   ....
なわとびなんて 久々だ ふふ
どうやら下手になったようだ はは
目の前の子どもも下手糞だな いひひ
私も練習したものだ へへ
ずいぶん鈍ったものだがな はは

子どもと練習してみるがな あ ....
ふとい尻尾さかだてて猫の目ギラリ
白兎の胎内に酒はたっぷり
うすよごれた虎はねくたれてくたくた
つくりつけの本棚はがらあきだった。

未明。ゆたかな黒髪に顔うずめて
あふれてくるくやし ....
  窓の隙間を
  風が通って
  カーテンがふくらんだ
  手のひらのくじらは
  ホッチキスとして
  毎日暮らす
  風の折り目が変わって
  混じる
  かすか ....
匂い立つ深緑と
立ちのぼる雲の下で
十日間だけの地上を生き急いだ
蝉が逝く


追いかけっこに夢中になって
境内に滑りこんだ少年達も
盆を過ぎたころ無口になって
夏が逝く


 ....
ここで
てをふることにする
かぜふくにせよ
ゆきつもるにせよ
きみはもう
とまってはいけない
いちにちやふつかは かまわない 
けれど
ここで
てをふることにする
蔦は一列二列と  ....
                      communication breakdown (1〜3)

  キュウリ

ある日目が覚めると
きみと知らない女の子が
向かい合って朝ごはんを ....
もう六〇年、過ぎて行ったのですね、早くも、
理想を追った仕事師の日々。酒に、そして女にものめり
モリちゃん、ハリー、長い長いつきあいだったな、僕とも。
とうとう還暦祝の日がやって来て、今宵は一杯 ....
縁側
手相を診てあげる
と広げさせた手のひらの大きな皺は
私とそっくりで
  ああ、こんなところにも
  血が隠れとった
と同じ眉をして笑った

  今年も本家から柿が届いたから
  ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3291)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
家族譜- 音阿弥花 ...自由詩7*04-2-19
隠遁- 黒川排除 ...自由詩304-2-19
- 音阿弥花 ...自由詩604-2-19
ベランダに朝- nm6自由詩10*04-2-19
ノート(卵)- 木立 悟自由詩404-2-18
旅立ち- まんぼう自由詩504-2-18
宇宙暮らし- まんぼう自由詩304-2-18
イトーヨーカドー- 石畑由紀 ...自由詩1204-2-18
ウィルスは既に通り過ぎて笑う- 北村 守 ...自由詩5*04-2-17
どっきどき!!- 自由詩4*04-2-17
仰げば- バンブー ...自由詩404-2-17
おっぱい大好き- AB(な ...自由詩604-2-17
【_fancy_】- 吹雪自由詩204-2-17
急いでキスして- 右肩良久自由詩804-2-17
きゃらめる_4- アンテ自由詩5*04-2-17
くつひもほどけた- かなりや自由詩4*04-2-16
主張する肥満爺- 北村 守 ...自由詩304-2-16
降り来る言葉_XII- 木立 悟自由詩204-2-16
今そこにある喜劇- 北村 守 ...自由詩3*04-2-15
悲しみ- 青色銀河 ...自由詩504-2-15
雲の卒業式- 湾鶴自由詩1104-2-15
ちょきん- 自由詩2*04-2-15
風の子は育つと何になる- 長谷伸太自由詩3*04-2-14
パンドラの箱- 狸亭自由詩504-2-14
手のひらのくじら- カンチェ ...自由詩304-2-14
沈める寺- 石畑由紀 ...自由詩504-2-13
送る- バンブー ...自由詩1004-2-12
communication_breakdown_(1〜3)- アンテ自由詩12*04-2-12
還暦祝歌- 狸亭自由詩304-2-12
民謡- 石畑由紀 ...自由詩704-2-12

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