すべてのおすすめ
澄みきった青空に
白い帽子が
よく似合う
まぶかにかぶった
はずかしがりや
冬の朝にそびえる
富士山 どでーん
良きダイビングするために
黒いゴーグルの女は
永く待ち続けたのです

よき便りも
悪しき結末も
畢竟それだけの事だったのに

大陸性高気圧は
水銀柱を押し上げ
ちぎれた雲が
南へ ....
一陣の風とともに
夏が 去る
この夏もついに
去年の夏はすでにくちはてる

おさない日
戦火
くりかえされた汐の満干
階段にひしめいた軍靴

あれる海も
もえる恋も
一族の歓談 ....
雨が降ってばかりの午後の終わりになって
雨が止んでばかりであること、感づいた
数億粒の喪失、愕然として足を止めた
ずぶ濡れのアスファルト踏みしめるゴムタイヤ
が群れ行き
音、が愛撫を ....
温い溜まりへ ひとつ
温い溜まりから ひとつ
蛇口の縁から
温い空ろ の余滴
そこから始まった
輪 は
瞬時に
洗面器の縁で 
終わる

ほら
蛇口の 縁で
ふたつ目が諦める頃 ....
骨壷をもうひとつと
父親は頼みました

寒い寒い一月の斎場で
白い骨になってしまった
母親を乗せた
鉄板をみんなで囲みながら

葬儀屋が用意してくれたのは
大きな骨壷がひとつと
 ....
暑中お見舞い申し上げます
 今年は母さんの新盆だから
 せめて墓参りにくらいは帰ってきなさい
                  父より

   追伸
   そういえばクロがおとと ....
その夜、男の子と居た。
でもやっぱり
手をつないだ相手は「夜」

男の子は何時でも皆先に眠る
子供のような寝顔でぐっすりと眠る
手をつないでくれるのはいつでも「夜」

ひとりぼっちにな ....
かなしみがぼくを襲う日は
なぜだか
地下鉄にのりたくなります
そんなときのために買っておいたオレンジカード

そんなときにしかひきだしから出しません
つめたい改札口は
地下への扉
あ ....
はだくると風がきけえま
かみんくる海になせてま
へめろほな丘にゆめめら
あろめてら嘘がはてらま

きら片靴を
てけれくらしま

はろさるい夏はきらとま
[まめ]

こまめにつかめ
たかめをつかめ

まめにかめかめ
わかめにごまめ



[ひめぎみのかぞえうた]

いちのひめぎみ いばらひめ
にいのひめぎみ にんぎょひめ
さ ....
お気に入りの真っ白なマフラーに
コーヒーをこぼしてしまっても、
「あら、バケツを持ってきてくださる?」と言える余裕。
それをココアで満たして、マフラーをココア色に染めてしまいます。
「雪が降っ ....
東京でも月ぐらいあるんだろう

でもほら
あの浜でやったように
月光の下
唄ったり踊ったり できたのか

お前が東京の大学に合格したとき
お前の母ちゃん幸せそうで
やっと大工の親方に ....
夜は夜だけ、朝は朝だけが
それぞれ忘れて それぞれ離れて
もとにもどらない

小さな声で 名前をよんだら
自分が間違っている気がして
はずかしくなった。
ノートにうそをいっぱいかいた 箇条書きで 適当に、

殴り書きで ちょっとだけ 詩人を意識しつつ おままごとみたいに

読み返したくない ただその詩を破りたくなるだけで

なんにもかわんな ....
寒いね。と言った。
当たり前だ。冬なんだから。
こんな日に裸で歩いてる変質者に会いたいものだ。
そうしたら、ば〜かと叫んでやれる。


クリスマスだからって、一人。
クリスマスだって、何 ....
漆のように黒い闇が無限にひろがる宇宙の
おぞましい永遠の闇また闇の中に白い服が
浮かび小さな一点の眼がみつめる青い星の
なんという美しさ神様あれが人類の隠れ家

それにしてもあれは何だろ ....
おふろに一緒にはいってくれるきみへ
にくにくしいねといったときに
なぐらないでくれないか
わたしはこんなにほねほねしいのに
といったときに
胸のふくらみをつつくのをやめてくれないか

と ....
電力が足らないよぉ
資源が枯渇してゆくんだ
地球が枯渇してゆくんだ
だ か ら
電力に変えたい 電力に変えたい 電力に変えたい


駅のホームおじさんが傘でゴルフのスイングしてる ....
いちばん最初にその音を聞いたのは
体育の時間
運動場のまんなかで
野球をしてるみんなにまざって
ちっちゃい歌をうたった
こんな歌、誰にも聞こえないよーって
言うみたいに ほら
誰かがホー ....
粗大ごみの上でうたえば 黒ねこににらまれるし

公園へ行けば 空があたしをふみつぶすし

嫌われものは うたもうたっちゃいけないの?

やさしそうな人はあたしを追いはらって

あた ....
言葉たち
あちこちで
みしみしと
ひしめきあっていて

言葉たち
時に
きゅうくつだったり

なんとなく
楽しかったり
はやく詩になりたいなぁ
なんて

 ....
にんぎょうをひろいました
どろをきれいにあらって
あたらしいふくをきせて
るぅ となづけました
おなかがすいたというので
くだものをかってきて
かわをむいて
るぅ となづけました
 ....
おまえが
にゃあ
しか言わなくなってから
三ヶ月過ぎた
冬の上野公園で
壊れている
おれ
ショウジョウバエが2匹
離れない
ベンチ
に横たわって
斜めに見る
空はどこまでも
 ....
空の底に飛んでいく何かを眺めたいのですが
ただでさえ寒いこの部屋の 窓は開けません

想像してください
「矢印が3つばらばらに別の方向を指していて
 その三角形の真ん中には 目のグラフィック ....
お借りしていたものをお返しいたします。
と、鍵を送りました。
怪我をしないように、布織紙に包みました。
手紙を添えました。

精一杯の優しさなんだろうと、
直属の上司が電話をしてきました。 ....
途方もなく繰り返される通勤という愚行
なんとか自由になろうと編み出した歩行
いまでは神保町から西新橋まで徒歩強行
満員すしづめと戦いながらの空しい思考

電車と速歩各一時間でストレス解消成功 ....
父はつまらぬ魚屋でございましたが、係累は多うございました。
たいそう古くから魚屋を営んでいたと申します。
けれども嫁はどこの馬の骨ともつかぬと祖母は母を貶めました。
わたしは母の係累をひとりも存 ....
東京駅の地下街で倒れた

「わかりますか?」と問われ

わかっているのは君のことだけだったので

「ラ・フランスは長野の特産」と、さっきわかったことを答えた。
青春がんばって 土を蹴って走り続ける
シナプスまで酸素が行き渡らなくなったら
さあそこに見えた青春がんばってる僕
よくやったよくやったと
手をたたいて褒めていた
聞こえるパチパチ 
まわり ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3291)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
どでーん- 春日野佐 ...自由詩7*03-12-20
青空を見上げているスイマー- まんぼう自由詩103-12-20
夏、去る- 狸亭自由詩203-12-20
黄土色- A道化自由詩303-12-20
温い空ろ- A道化自由詩503-12-20
一月八日_白山郷共同斎場にて- 山田せば ...自由詩1503-12-20
猫の出家- 山田せば ...自由詩2803-12-20
ネムリガホシイ- dendrocacali ...自由詩503-12-19
かなしみサブウェイ- かなりや自由詩403-12-19
きら片靴を- 佐々宝砂自由詩2*03-12-19
りりと☆のことばあそびうた、また- 佐々宝砂自由詩5*03-12-19
例えば- 浅野 す ...自由詩703-12-19
月に吠える馬鹿(2)- AB(な ...自由詩603-12-19
べつ- dendrocacali ...自由詩103-12-19
ついでのついでに。- あいこ自由詩503-12-18
クリスマスカラー。- 千翔自由詩203-12-18
いまでも地球は青いの- 狸亭自由詩503-12-18
きみに- 竹節一二 ...自由詩803-12-18
電力に変えたい- Monk自由詩803-12-18
とろうる- みい自由詩3*03-12-17
きらわれもの- あいこ自由詩403-12-17
未詩- 小池房枝自由詩603-12-17
るぅ- アンテ自由詩7*03-12-17
木枯らし- 岡村明子自由詩7*03-12-17
帽子が飛んでいってしまった- nm6自由詩5*03-12-17
こんな一日- 浅野 す ...自由詩703-12-17
歩行による思考の試行_- 狸亭自由詩403-12-17
ゆうこく- 佐々宝砂自由詩7+*03-12-17
わかった- 山内緋呂 ...自由詩6*03-12-17
青春シナプス- ヤックる自由詩103-12-17

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