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捨て金魚をした

近所に川がなかったので
人の多い駅前に捨ててみた
金魚だってわかってもらうために
「大学と手毬です 可愛がってください」とでっかく書いた
気になって一日に何回も駅 ....
全身黒ヘッドフォンが千羽飛ぶ 都会の空に響く雑音



一羽からは TOKYO-FMのハーフのDJの声
(猛暑苦)
一羽からは ソフマップに行くとかかっている歌
(広東語)
一羽から ....
少女は部屋の四方の窓を全開にして
綱を握りしめて
鐘を力いっぱい打ち鳴らした
なぜだか判らないけれど
とにかく屋根には鐘があって
そして鳴らさずにはいられなかったのだ

鐘はボワァ〜 ....
正午だ
ダッシュ!お昼、のあとでゆっくりと《神々を噛むためのガム》を買う
お気に入りのキシリトール、あの木陰がいい
アラニン化合物、腰をおろしてゆっくりと
フノラン(FN)とリン酸カルシウム( ....
165cm
背伸びする 172cm
椅子の上に立つ 212cm
たんすの上に ひざまずく 423cm
屋上にいく 2665cm
富士山に登る 377765cm
飛行機 エコノミーに座る 1 ....
ヤモリが窓にはりついている その腹は白い わたしはそれを見つめながら 目の前が
急に真っ白になってしまう もがいても晴れぬ霧のなかで 人恋しさに泳いでいた視線
が骨格を発見する 継ぎ目の無い骨はセ ....
昨日はオレンジの匂いのする君の部屋を出ると見えたいっぱいのコンクリートを僕は何も考えないことでやり過ごした。
僕の頭中いっぱいの僕でさえよくわかっていないものは君の部屋のオレンジの匂いに少し似ている ....
かかとが少し痛いけれど
あなたがくれたこの靴は
いつでもはいていないと 
誰かにとられてしまいそうで
ばんそうこうが蒸れて 
きずぐちに良くないと知っていても
はかずにはいられない
むか ....
1. 太陽のひとしぶきが僕の額に夏を刻印する夜明け


2. 僕はパジャマの袖を不器用にたくしあげながらテーブルに付く


3. 風のブランコに押されてレースのカーテンが膨らみ高まってゆく ....
たとえば
クロワッサン と アールグレイ・ティー の 朝食
よろしければ目玉焼きも付けますが

たとえば 
チャーハン と コーンスープ の 昼食
よろしければしゅうまいも付けますが

 ....
ルールーと悲しい音を立てて回る歯車を引き止めて
唸っているゼンマイに電気を通すとそれなりに揺れている
動力に油をさしすべらせることによって加速は増す
近くの見知らぬ工場から無断で引いている電線の ....
今の気持ちを残そう
コトバにのせて残そう
ヒトは忘れる生きものだから

今の気持ちを残そう
ヒトは変わる生きものだから
変わる生きものだから
今日の真実も明日は虚無
だって変わる生きも ....
裏庭のトマトをもぐようにわたしはわたしになまえを
いくつもつける
(たとえばフランチェスカ、など)
そこにいるわたしテーブルのうえのわたし
わたしがすでにいないところにいるわたし
テーブルの ....
ぼくの名前は秒針
チッチッチッチッと音を鳴らして
0秒から59秒まで
時間を知らせるのがぼくの存在

ぼくはある待合室の掛け時計の中にいた
ぼくのことを見詰めている
ひとりの女の子が居た ....
簡単に分け与えた
朝を隔てて越えるもの
下向きになって思う空気は
まだ近く 目の中で止まらせたままの
駅の中で

何も 言えないほどには
透き通っていた
その時間僕達の足が
誰かと  ....
ハピネス。
幸せについて語ろうとすれば
それは光のように輪郭をなぞって透けていく
影はすべて
光を雄弁に語るハピネス。
流れ、を捉えることが難しいのと同じくらいに
私たちが生き残るのは ....
 
 冬の間に完成された景色は
 硝子瓶に詰められてきらきらしていた
 細やかなバランスをとって
 その中を動くものはなかった二月

 桜は荘厳に咲いて
 壮麗に散って
 始まる年ごと ....
  わたし
  ごくつぶしの耳鳴り芳一と
  反転した橋の下
  こうもりみたいな夜を過ごす
  森の、もっと森の方
  ただのニレだったという屍が
  糸を引いて地面に伏せるまでの時 ....
窓を開けてテルヒコが部屋へ入ってきた
アキヒコと名乗りわたしのベッドにもぐり込む
夜は深く闇の中で身をこわばらせるわたしの隣で眠るアキヒコ
焦げ臭さとほこりっぽさがわたしのベッドを焦がす

 ....
私が小さな頃、ママが作ってくれたキャベツいっぱいのチキンヌードゥルスウプ。それは簡単なインスタントスウプでパッケージには英語でテイストグットって書いてあった。もう、ママもそのインスタントスウプも見当 .... 大好きなあの娘から
着信がありました

何度も何度も呼びかけて
夢にまで見た後に
朝起きると
たった一件だけありました

僕は君に会いたい

君はどんなつもりでかけてきたのでしょう ....
たもつさんの自由詩おすすめリスト(3291)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
捨て金魚- 嘉村奈緒自由詩33*03-8-3
ヘッドフォン蝶- nm6自由詩303-8-1
意志- アンテ自由詩2*03-8-1
《SUGARLESS_XYLITOL》- 川村 透自由詩3*03-8-1
等身大- 湾鶴自由詩7*03-7-28
夜護- 黒川排除 ...自由詩203-7-25
そんなオレンジ- 山本リョ ...自由詩203-7-24
くつずれ- かなりや自由詩1*03-7-24
『柑橘系の簡潔な朝の叙述+PS』- 川村 透自由詩103-7-24
はえがたからないようにして- かなりや自由詩5*03-7-14
海浜プラクティスランドの憂鬱- 黒川排除 ...自由詩303-7-11
変わるものだから- KEIK ...自由詩303-7-9
テーブルのうえのフランチェスカ- なを自由詩3203-6-18
精神科の待合室でのつまらない妄想。(千葉県民の会で朗読したや ...- よだかい ...自由詩1603-5-21
恐竜の背中のカーブ- 合耕自由詩503-5-13
ハピネス- いとう自由詩5703-5-12
キラメキ- マッドビ ...自由詩303-5-6
ニレ- 嘉村奈緒自由詩1303-4-19
『カナリヤのテルヒコ_2003』- 川村 透自由詩4+03-4-11
Is_it_good_or_not?- 芳賀梨花 ...自由詩10*03-4-11
電話- shin自由詩303-4-3

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