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午前5時ちょっと過ぎ
遠くでまだ怒鳴り声が聞こえて
今日は眠るのを諦めた
父が支度を済ませ
家を出るのを久々に見送る
「まだ寝てなかったのか」なのか「もう起きたのか」なのかは ....
幼さをなくした私の顔を見て
母は泣くのだった
それは
私には知り得ない
何かが何処からか沸き上がった瞬間だったのだろう
過去を、或いは近い未来を思い
幼さをなくした私の ....
陸と海を別つ隔たりなど
無いに等しい
屈折した光さえ
愛せてしまうのだから
陸と海を別つ隔たりなど
無いに等しい
毎日 同じ時間 同じ場所で擦れ違う
名前は知らない
年齢は知らない
どんな声なのか
どんな顔で笑うのか知らない
知り得ているのは 君が
僕を知らないことだけ
毎日 同じ時間 ....
今年一番の寒さだ と
ニュースキャスターは何故か誇らしげに「お伝えしました」と締め括る
この街は相変わらずシャッターストリート
人生の末路を垣間見た なんて
嘘さ きっと
....
いくら待ってもその時は来ない
どこまで歩いても空は終わらない
誰も迎えに来ない疑似逃避行
回復を図って腰を下ろすが
いくら待ってもその時は来ない
道すがら拾った意志だった ....
こんなにも焦がれた
秋の黄や茜や擦れた緑は
「それらに不必要な色なんだ」と
中学の頃 化学の教師が親切そうな顔で言っていたのを何故だか思い出していた
あんなにも愛でていた色は
命の光彩で ....
郷愁を誘うメロディーが
滅多につけないカーステレオから流れ出すと
僕の空は92年のあの時に戻るのです
僕が故郷と呼ぶ場所は産まれた土地のことではなく
自我が形作られた父の転勤先のことで
....
車椅子を押す老人
毛布に包まれ
それに乗る老婆
誰の目にもとまらず
過ぎて行く人 人 人
悪いのではない
ただ寂しさだけが駆け巡ったんだ
未来から目を背け
まだ先の話だと
....
乾き始めた体が
今 欲するのは
貴女と云う名の海
ただ 名も無い
いまの“わたし”では
ただ 同じと
海鳥が鳴いた
感情の交差点に信号が点る
読み解くのが苦手だと諦めるヤツが渋滞を生む
苦手意識か我儘か
他人に回答権利を与えるくらいなら
少しくらい痛い目を見る方を選ぶ
兄が彼女を連れてくる
姉が彼氏を連れてくる
私はカーテンの閉めきられた部屋に追いやられる
急になんの話だって顔をしないで
私は嘘吐きだ
それを前提に聞いてほしい
....
何時も通りの喧騒と猥雑の中で
デスメタルを聴きながら自分なりのラブストーリーを綴る
小さな手帳を覗き込む君には聞こえない音量を保ちつつ
何時も通りの喧騒と猥雑の中で
デスメタル ....
貴方の運命に在るだろうか
私の名前は
最後のスタッフロールに在るだろうか
しびれるくらいみつめあうの
幸せだけじゃない少しの葛藤や不安を束ねながら
しびれるくらいみつめあうの
subaru★さんの徘徊メガネさんおすすめリスト
(15)
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
雷咆
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徘徊メガ ...
自由詩
4
12-3-29
茶の間19時30分
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徘徊メガ ...
自由詩
9*
12-3-3
水葬
-
徘徊メガ ...
自由詩
4*
12-2-25
車で擦れ違う関係
-
徘徊メガ ...
自由詩
7*
12-2-4
-4℃のキス
-
徘徊メガ ...
自由詩
3*
12-1-24
散在
-
徘徊メガ ...
自由詩
4*
12-1-20
理想は崩れ去る運命
-
徘徊メガ ...
自由詩
4*
11-11-23
遊具に囲まれた桜の木と7歳の少年のノスタルジア
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徘徊メガ ...
自由詩
5*
11-11-21
きっと私もそうだろう
-
徘徊メガ ...
自由詩
7
11-11-13
渇望の抑止
-
徘徊メガ ...
自由詩
4
11-10-6
行路
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徘徊メガ ...
自由詩
2
11-10-4
狼少年
-
徘徊メガ ...
自由詩
3
11-10-1
デスメタルを聴きながら
-
徘徊メガ ...
自由詩
2
11-9-29
「片隅にでも」と祈るばかりの日々
-
徘徊メガ ...
自由詩
4
11-9-28
動止
-
徘徊メガ ...
自由詩
4
11-6-15
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