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森が本だと想像してみる、
一頁一頁が緑の葉っぱで出来ていると。
陽の差し込む部屋でそれを開いている
まるで十四歳の気分で

カサカサした木の皮の表紙をめくると
光の透ける葉脈から文字が浮か ....
詩は 言葉のグラデーション

そこに 恩やメロディーはない
もっともらしい 言い訳や教訓も
自分で少し考えてみたら?
親にも言われなかったこと
言われているような気がするの

すでに
 ....
雨 雨
切々と うたう

わたしはピアノを弾いている

絵も描けず
詩も書けず
下手な暮らしをしているが

わたしはピアノを弾いている

今この瞬間
いくつもの
想いが
浮 ....
ベランダで
入道雲に向かって
指揮棒を振るおかあさん

白いシャツはヴァイオリン
大きいシーツはティンパニー
弟のズボンがフルートで
私のワンピはトランペット

晴れた日の
洗濯物 ....
ひもとくこと
ひもとくことを おぼえよう
ねこのみみ鳴り
蜘蛛の巣のひかり
淡くて せつない
綿菓子のような
こはるびよりの
あさひを浴びて
わたしのしっぽは
大きくふれる
幹をい ....
あなたが
後ろからそっと私を抱きしめる
せせらぎが流れるように
肌を滑る冷たい腕

蒼白い月明かり

私はまるで
羽衣を纏った 一晩の天女

シーツの波間を漂う蓮
水草の絡まる細 ....
遠慮がちに
欠ける月を見た

半分も満たすことができず
けれど決して消えない

いつまでも
見ていたい
月だった

ワイヤーを巻かれた幹
黒く浮かび上がる建物

携帯に落とし ....
安らぎの意味も忘れるほど
孤独を噛み締める夜

走り去っていく
あなたの夢が
繰り返し浮かんでは
消えていく

幸せな夢を見られないなら
眠る意味って
ないのかな

朝日が街の ....
乾 加津也さんのAkari Chikaさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
The_leaf.- Akari Chika自由詩6*11-12-31
グラデーション- Akari Chika自由詩4*10-11-1
pianissimo_words.- Akari Chika自由詩8*10-9-30
カラダがうく- Akari Chika自由詩4*10-9-20
ひもとくこと- Akari Chika自由詩2*10-9-20
蒼月- Akari Chika自由詩2*10-9-1
震える心- Akari Chika自由詩1*10-8-30
Lavo- Akari Chika自由詩2*10-8-30

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