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佇んでいたのだろう
あの時のわたしは

苦手なことを並べた
傷付きたくなかった
それでも出会いを求めて
やって来た

缶ビール片手に
やわらかな言葉で話す
路上に座り込み
生活者 ....
あんがいね
すっきりしているんだ

ずっとわだかまりだった
何がいけなかったのか
手繰っても
たたみなおしても
「もう一度」と
組み合ってもらえなかった
正解のないわたし ....
昔とおんなじだったというのは
本当には少し違っていて

こうだったら良かったのにって
ふたりだった



会えば楽しいけれど
別れたとたんどっと疲れたり、

約束して ....
零れる光の碧(みどり)の中を
お散歩するわたしは
待っていない



もう、
不安や警戒とは
距離を置いたのだ



「森林浴の効能」なんて詩
書いたっけ

 ....
我が家には
クイーンサイズのベッドと
アッキーの為のロフトベッドがあります

わたしがずっと寝ていた時には
社会人と起きている時間がずれるので
和室に布団を敷いて寝ていました
 ....
ふれる

ふわり

まとう

ふわり

なぞる

ふわり

なでる

ふわり

かじる

ふわり

つまむ

ふわり



ふたりがひとつに ....
生徒はいないけれど、わたしは詩のせんせいなんだよと娘に言ったら、「わたしが生徒になるから詩を教えて」って言われて教えるものはないから書いたもの見せてって言った 気がつくと
このところずっと
背中を
壁につけていた気がする

壁は
崖なのかな
盾を
背負っているのかな
前への注意はしているけど
なんて考えていたら

壁からの
 ....
とししたのメンズは
いどんでくるから
つかれちゃうのよ


かちたくもないけど
かつし


かてばかったで
つぎから
てきよばわりされるし





そう ....
きらりひかる
たあいない ことばのはし

きらりひかる
いたみをのがすてのひら



きらりひかる




「義妹が大腸癌だったんだけど位置がよくて、肛門は残せたの」
 ....
雛菓子をつまむ指先の
その感触は
母さまの温もり
 
ひとつまみ
もうひとつまみと
雛の飾りから拝借する君の
{ルビ当=あ}て{ルビ所=ど}ない{ルビ戯=たわむ}れは
長き ....
伝統の中で
裏切りから始まった20年は
三日天下のようなもの

暫く触らずほっておけば
後世に検体の価値を成す

パクリーマンは
自爆連発のネズミ花火のようで
中国の祭典かと思わされ ....
無線紙の上
這い伸びる
黒インクの静脈は
冬ざれの様相で
ひたひたと
忍び寄る

絡み付く
{ルビ荊棘=けいきょく}の枝を
程良く剪定し
暖炉に放るのだが
パチパチと
節は爆ぜ ....
神楽坂を下る

「いっしょに帰ってもいいですか?」
「あぁ」

宴席でのお酌も拒むあなたと
いっしょに帰る

ーー 合評会の後だから?
ーー 「ゆきうさぎ」が好きなのかな?

 ....
             ひとみを閉じていればいい
             こころを閉じていればいい
             電車が通過する前の
             空気と地面の振動が ....
あなたが待っていると
思っていた
あの路地の入り口で

殺そうとする全てを欺いて
あなたに会いに行くには
どうしたらいいのかと
             
線路を渡った
       ....
お兄ちゃんは アッキー
妹は あっちゅ

ふたりとも「あ」から はじまる

あっちゅの舌たらずを
利発で達者な女の子にかまわれて
いつのまにか ついていたあだ名
「あっちゅ」

語 ....
重ねると傷になるからね
特に完熟

「桃太郎」は品種名
「トマト 妻せつ子」はブランド名

品種による
大玉、ミディ、ミニは、あるけれど
それだけではない、育て方で
品種の普通より小 ....
        埃っぽいよね


             埃っぽいよね


      埃っぽいよね    埃っぽいよね



           埃っぽいよね

     ....
昔 うちの父さんは
カレーライスにソースをかけて
スプーンをグラスに突っ込んで
上から下までぐるぐる混ぜて
それはそれはおいしそうに頬張っていた

ある日 それを友達に
なにげなく話した ....
          ホルマリン浸陰嚢びちゃり鈍い音を立

                 て

          潰れる   潰 れる    潰     


            ....
             あつかましいとか
             じぶんをしらないとか
             いうことだけはごたいそう

             とか

     ....
          ひとりの物になる為につくり込まれているわたしは
          その為に負う孤独には強くあるよう鍛えられている
          それはとても危険なことで
       ....
乾 加津也さんの鵜飼千代子さんおすすめリスト(23)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
手をとる- 鵜飼千代 ...自由詩18*14-11-24
あんがいね- 鵜飼千代 ...自由詩15*13-11-25
あのね- 鵜飼千代 ...自由詩14*13-11-21
碧(みどり)- 鵜飼千代 ...自由詩14*13-5-29
ベッドルーム- 鵜飼千代 ...自由詩12*13-5-1
ふわり- 鵜飼千代 ...自由詩15*13-4-20
詩の先生- 鵜飼千代 ...自由詩15*13-1-3
おかえり- 鵜飼千代 ...自由詩14*12-12-21
ゆううつ- 鵜飼千代 ...自由詩20*12-10-6
きらり_ひかる- 鵜飼千代 ...自由詩10*12-9-9
桃の花- 鵜飼千代 ...自由詩16*11-5-15
あぁ五月蝿い- 鵜飼千代 ...自由詩4*11-1-12
シロフォン・クーゲルバーン- 鵜飼千代 ...自由詩18*11-1-6
コロッケ- 鵜飼千代 ...自由詩17*10-12-21
線路沿いの春の日に- 鵜飼千代 ...自由詩17*10-12-11
あの路地で- 鵜飼千代 ...自由詩6*10-11-27
あっちゅ(改訂)- 鵜飼千代 ...自由詩14*10-11-20
トマトのはなし(改訂)- 鵜飼千代 ...自由詩15*10-11-4
エコひいき- 鵜飼千代 ...自由詩10*10-10-15
カレーライス- 鵜飼千代 ...自由詩20*10-10-4
流れ_る- 鵜飼千代 ...自由詩6*10-9-29
そういうひと- 鵜飼千代 ...自由詩3*10-9-8
ひとりの物になる為に- 鵜飼千代 ...自由詩18*10-9-2

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