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空で眠るのに必要な高さをはかろうとすればいつも
そびえたつビルの屋上に十三人の男女の影が並ぶのだった
みな一様にうつむき
しかしてんでばらばらにアスファルトの彼方を指さして
 ....
換気扇の吐き出し口から、ファンの雑音に混じってすすり泣く声が聞こえます

外はこんなに天気がよくて
芝生の緑が鮮やかなのに。
グミの実についた水滴が光を含んできらめいています
軋んだ声で ....
本当に信じてくれるなら
何にも聞いたりはしないで
やさしい言葉をかけて
僕の瞳を覗き込んだりしないで

ねえ、君はいい子
だから白ゆりの歌なんて唄わないで

ほら、叫び声が聞こえる ....
魔女になる
わたしに
閉じ込めたい
たったひとつ
ふれた
あの眼の奥
同じ
死のにおい
きれいな蝶
ひらひら
この指に
殺された
帰宅中の電車に揺られて
辺りをキョロキョロした

ハッと我にかえり
自分が何故
キョロキョロしたのかを
考えてたら

懐かしい香りで
無意識のウチに
君を探していたんだ

お香 ....
産業の海は
寒色インク
どぶのグラデーション
おっと
空だよ
自然の絵描きは
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱欝
今日は      鬱
やっつけ仕事で  鬱
鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱鬱欝
排水溝から
 ....
君にとっての世界

それはこの部屋のなかがすべて

出かけてくるよ

君は寂しげに小首をかしげ

ドアをあける気配に

まだかなまだかなと待ちきれない様子で玄関を覗き込む


 ....
ギリギリ夕陽
飛び込んできた
稜線に消える
明日また
おとうさん
僕の人生
背中が重い
眼に点々
血の点々
書類の上に
フォーカス
日々と言う字が
焦げだした
ギリギリ夕陽
 ....
曇天から垂れ下がる梯子
見つめる君がいて(天使だった)
問いかける

帰還はいつのこと

・・・・・・

土は汚れ
川の水は濁り
かなしみの花が咲く

無口な冬の日溜まり
 ....
長渕剛の歌を聴いていた
「俺の太陽」というタイトルであった
なんて良い名前だろう
そして 灰色の風景の向こうに いつも 
僕の耳を素敵な感覚がかすめる
そこは儚い

青い微熱  うつぶせの日記

ぼくの息づかいったら  こんなにも  儚い

三つめの春が  言葉もなしに  やって来るってね

だれもしらないよ  


宇宙の ....
月を揺すりながら宇宙の
中空散歩の夜が落ちてきて 
ショートスカートをするり
とくぐりぬける箒星の尾っぽで
果てまで飛んで行けたらなと
思うのはなぜなんだろう
かすかに星の砂を
片手 ....
散らかった部屋に磁石を投げ
ロープで手繰り寄せると
首の長い釘が引っついてくる
片付けないでと張り紙された
思春期の部屋
鍵のかわりに挟まれた紙片を
慎重に戻し
スリッパを履く母親

 ....
タマラ
おんなたちに
混じって
暮らしていたから
夜は
誓いの言葉を
忘れてしまった
見上げれば
黄色い星を
記した
10センチ四方の布に
耳鳴りがあたる
三日間
心 ....
丸みを帯びた花びら一枚 好き嫌い 好き嫌い

くびれ撫でる花びら一枚 表の艶 裏のスモーキー 好き嫌い 好き嫌い

女の湿気 外からの単調の雨の音

虚ろな指先で ほのめかす花びら一枚 好 ....
きょうの花びらを忘れない

玄関にまかれた花びら

あのひとの爪みたいだ


やわらかな色づき

ほのかな湿り

美しく朽ちてくれ


この桃色を掃きながら

ふっと心 ....


私がタンカーを見ているのだ 私の
目の前には 海原がそそり立ち
桜の 老木の 肌も露わ
ひび割れた匙で抉ると嗚咽が漏れだす
轟音はずっと工場から
朝と夕 右の煙突を光が射抜いたあた ....
春の宵は曖昧で怠惰
見上げる天(そら)は光れども
夜の端で霞みを湛える

物憂げな月は淡い光で人を包み
背の枷を下ろせと言わんばかりに
全てを浄化しようとする

春の宵は曖昧で怠惰
 ....
悪いことはたくさんしてきました

それは 神様だっておなじでしょ

神様を ぶったわけじゃないけど

ひとまず ごめんなさい

神様に謝っても 仕方ないか

神様も そう思うでしょ ....
僕らは見知らぬ未来を味方につけるため
騙し騙しの今日をやり過ごし
昨日の名前を付けるために墓を立てては
名前を付けると昨日が色あせ遠くなってしまいそうで
やっぱり何も刻まないこともある
無言 ....
 
 
平泳ぎが得意で
早退した
陽の光はまだ幼く
犬の背中も
温かく照らした
国鉄の線路は
歪んだ円を描き
わたしは
父の利き手を
思い出すのだった
その作業と
役割につい ....
有限時間というリュックサックに

たくさん詰め込んだ愛や心配

一つ出し二つ出ししてゆくうちに

リュックサックには

あなたのこころが入ってゆく


それがあったかくて

 ....
軟弱な下心が充満する
とれかけたパーマの匂いを
舐めながら目をつむる
背ける
(皮膚は1つにつながっているからね
触れられるのは恐ろしいこと


夕方の友達と、ヒマワリと、煙草を ....
お玉杓子のような百舌達が 
雨上がりの空に 
ばらまかれては、舞い下りて 
すすき野原にすーっととまる 
静寂のひと時 

ばらばらだった者達は 
ひとつになり 

きらきら光るすす ....
今日という日を 
宇宙にひとりの自らでみたす迄 
私の体は幽霊です 

机の上に置かれたコップは 
水を入れるために、ある。 

窓から射す日に 
水面のひかる
あの瞬間を、待ちわび ....
山を二つ越えた 谷あいに
老婦が ひとり住んでいる

杉森の影をうすくうつす そこに
ばあさまの名前のついた泉がある





涌きでる清水は 億年の/恵み
甘く やさしい

 ....
そこに
握り締めていたものが
怒りだったのか
憎しみだったのか
恐れだったのか
あるいは優しさだったのか
まるで思い出せない

たとえ
プライドの端を踏んづけられても
握らない ....
重たくって仕方がない
だからといって、隣に体重をかける
やさしさと気苦労で受け止めてくれるその大きなグローブは、
毎日その体をすり減らしては、中心をさらけ出して
受け取る以外にも心をけずり、
 ....
             明滅する赤や緑の光を浴び
             暗闇にしまうまは横たわる
             静けさの中でざわめきだけが
             息 ....
猫がお爪でミモザボンボン
ぷしゅんと割ったら
月がこぼれた

裸足の人に降りかかって
足をびちゃびちゃ言わせながら
彼は森の協会へ

神父さんたらうっかりしてて
黒猫しまい忘れて ....
あまねさんの自由詩おすすめリスト(1904)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
使徒たち、あるいは土曜日に朝食をとらないわけについて- 動坂昇自由詩312-4-23
明るい庭で- ゆべし自由詩212-4-23
太陽はいらない- в+в自由詩112-4-23
美音- 自由詩312-4-23
無意識に- ちゃんこ自由詩512-4-23
は_く_さ_い- 和田カマ ...自由詩3*12-4-23
うつろぎのひと- 恋月 ぴ ...自由詩26*12-4-23
ギリギリ夕陽- 和田カマ ...自由詩1*12-4-23
問い- 乱太郎自由詩16*12-4-23
俺の太陽- 番田 自由詩112-4-23
微熱- マーブル自由詩312-4-23
宇宙中空散歩の夜- マーブル自由詩812-4-23
秘密- mizunomadoka自由詩112-4-23
1- ズー自由詩2*12-4-23
湿の淡い夜- 朝焼彩茜 ...自由詩6*12-4-21
きょうの花びら- 吉岡ペペ ...自由詩912-4-21
212- しべ自由詩512-4-21
春宵- 春仙自由詩4*12-4-21
神様- 水玉自由詩812-4-20
墓の名- マチムラ自由詩9*12-4-20
利き手- たもつ自由詩612-4-20
天気雨- 吉岡ペペ ...自由詩512-4-20
9月の恋- c自由詩712-4-20
山の笑い_- 服部 剛自由詩312-4-19
ひとの器_- 服部 剛自由詩412-4-19
静という泉- 月乃助自由詩16*12-4-19
げんこつ- nonya自由詩31*12-4-19
から頼み- 自由詩112-4-19
夜を仰ぐ- 石田とわ自由詩8*12-4-19
ミモザボンボンの夜に- ゆべし自由詩2*12-4-19

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