すべてのおすすめ
人差し指だけそっと僕にくれる約束
どちらにも向かない視線
彼方から明後日を探す方法
夢のない本当、夢がある嘘
一度だけ電話をする六日後
誰にも言えないことを誰にも言わずにする ....
  出る幕ではなかったのだ



  悲しみも
  砂粒のごとき憐憫も
  わたしの心の切れ端ごと
  烏に啄ばまれるがいいのだ



  それは景色ではなかった
  累々 ....
けだるい床に敷かれたままの寝具が
なだらかな山を見せ
私は脚を崩し
あなたはインドの仏さまのように
片腕で頭を支え横になっている
輪郭だけを知っているつもり
ぬくもりに残像を刷る朝
(  ....
心ってきっと
からだの奥になんかない
入り口にあるとおもう

目も耳も
からだじゅうのあなのちかくが
心のはじまりだね

ほんの小さな
文字から私の旅ははじまる
今日といういちぺい ....
もう二度と行かないし
もう二度と帰って来ない
フェリーの二等客室に籠りっきりで
俺はずっとノートに言葉を書きつけていた

海の色はクリーム色
世界は脅威だ
俺の知っていることは
世界の ....
記憶の向こうに遠ざかる 僕にとっての友達は
きっと僕を知るには
わからなすぎたのだ あまりにも 
そんな気がした 冷えている 今日は
きっと 少し そんな気がした
街の中は 何かそんな気 ....
トマトみたいな恋がしたくて

キュウリみたいなあの子とか

レタスみたいなあいつとか

全部全部

食べつくして

やっと最後に残った

トマトみたいな恋

あなた ....
  .
寄せては返す波のようだと
きみは言う
波をかぶれば返りそうな
小さな舟にぼくらは乗って
それを岸から見ているぼくら
波寄せ来れば砂は崩れ
どこに運ばれてゆくのかわからない
{引 ....
トレモロ、
ふかい積雪のなかに、
なめらかな素足が埋もれている。
雪に焼けていく皮膚が
雪を焼くという反応。
果たされなかった握手と、
連絡の途絶えたわたしたちの氷河期。


pen ....
窓の縦線だけが
くっきりと濃く
あわあわと振れる宙
影の格子の濃さを嗅ぐ

遠くて近い
雑踏のざわめきは
緊迫する耳の内圧につれ
次第に弛緩し浮遊する

易しい無理を
口 ....
昨日が楽しすぎたから
今日こんなに寂しいわけじゃない
嘘をつくのだって
ほんとうのせいじゃない
雲が浮かんでいるのではなくて
空が高いだけ
そうやって
そらをはみ出していく
そうだろ  ....
蝶ちょに話しかけたり
ヌガーの包みを集めたりする
きれいなものがすきで
両うでに花束を彫り込んでいた
茶色いひとみは遠くがみえない
さみしいが口ぐせで
不思議に肌は湿ってた
朝と晩と ....
幸せにしてやる
なんて失礼だよね
そんなこというから
雨だってどしゃぶるよね

幸せってなんだろって
考えようとしたのに
叩きつけられてくる
雨に興味がわいた

人が人がの列に
 ....
ペットボトル栽培の並んだ
彼女の菜園を見つめる
二匹の猫が
僕の気配に、耳を動かした

機械式の右手を上げて
敵意がないことを示す
猫はこちらを見ていない
夏の予行演習

あと10 ....
今日は夜がいつもより
地面に近いね
きっと人に用がある
そう思うんだ

夜だってひとりじゃさみしい時も
あるよね そう思って
この重いくろに耐えている

いつも気づかないことに
気 ....
こおりがとけてゆく
こおりがとけてゆくから
わたしははんしんはんぎの
ありかたをそこにながす
はんしんはんぎはうみまでながれるだろう
そしてなにか
おおきなものをみつけるだろう
そし ....
{引用=

おともなく
とりがおちている
水色の
ふちの欠けたバケツに
吸殻を捨てる
おわった花火が
ひたされている

夏は、ここで
行き止まりだった






 ....
呪文をとなえるみたいに
あめだまをころがしながら
光の中を進めば進むほど
あんまり寒いので
動物園なんかはすっかり氷付けにされてる
入園できそうもないので
そのまま帰った

幽霊が ....
ぐんぐん ぐんぐん上昇していって
ふわん
平行になる
それが夜です

空はくろなのに
ところどころオレンジ
それが夜です

両手を静かに大きくひろげた
女神がいるよな
それが夜で ....
  静か
  僕は
  夜だ
  眠る



  雨よ
  僕の
  音を
  啜れ



  雨よ
  僕の
  夢を
  齧れ



  何処
 ....
 
 
なぜこんなにも
ひつようのないものが
そぎおとされて

ひつようなものだけが
せかいをこうちく
してしまうのだろう

なぜこんなにも
ひつようのないものが
なきさけび
 ....
女教師 と 女学生

『 遠足前日 』
 

* : * : * : * : *


先生:ってことでね、おうちに帰るまでが遠足です。 なにか質問がある人ー

生徒:はーい!  ....
ただ一度だけ生まれて
背伸びして開けるこの世界の窓に
あなたが見えた

わたしがまだわたしだけであった頃
それは始まりで、終着で、永遠だった

知ったのはずっと後になってからだけど
 ....
  きいてね。
  きいたこと、あってもね。
  うるさいだろうけど、ね。
  ねぇ、きいてね。



  きいてね。
  その耳たぶでね。
  もっと奥のほう、
  まごころ ....
不安って食べられるかな
自分の不安を自分で
やっつけたい

足元がすーすー寒いから
ふかふかの靴下みたいな言葉でうめる

平気なふりして
笑ってみるの
口角にーっと上げてみる

 ....
ああよのなかのひとは
こんなにはやく
いえにかえるのですね

まだあかるいみちを
ふりかえることもなく
ひとにもまれて

ゆうげをすませても
まだはちじ
なにもすること ....
だいどころのまどから
こもれびがおちている

どこでみつけたのか
いっぴきのはたらきありが
ひとつぶのさとうをかかえ
そのひとすじのこもれびを
いまにもわたろうとしている
 ....
いまさらに
君に何か伝えるものがあったような気がして
しきりに思い出そうとしているのだけれど
出てくるのはもどかしさばかり
でもほらあれあれって
思い出せない人の名前のように
それ ....
わたしやきみたちは剥がされていく
記憶に明日は無い
プレイという名のメールが送信されて
マストアイテムたちの需要と供給のバランスがくずれる
やさしい言葉たちがまたねと飛び去 ....
沸点で淹れた紅茶に
蜂蜜と
生姜の絞り汁
握り拳よ
芯部に響け

きみたちが求める女に
雄々しさはあるのかい
絞め殺したくなるような可憐さ
汚したくなるような透明感
ほんとうは
 ....
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