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春の宵は曖昧で怠惰
見上げる天(そら)は光れども
夜の端で霞みを湛える
物憂げな月は淡い光で人を包み
背の枷を下ろせと言わんばかりに
全てを浄化しようとする
春の宵は曖昧で怠惰
....
大きな帽子を被ったまま
月を背中に立っている
これといって悲しいことがないのに
乾いた瞳から涙が零れた
なあんにもない空っぽの現在(いま)で
船のように揺られている
ここから一歩も ....
橘あまねさんの春仙さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
春宵
-
春仙
自由詩
4*
12-4-21
とおりいっぺんの涙
-
春仙
自由詩
7*
12-4-13
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