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夏の
体の
着衣のまわりくどさを
一枚、一枚、可愛がるように
指でしか剥ぎ取れぬ熱を
一枚ずつ剥ぎ取ってきました


あ、
そういえば、
非常階 ....
あなたはいつも少しかなしい
春の肌の女の子 薄桃色の乳首のように
きれい
「あなたはいつも少しかなしい」
ハッカのにおい
耳たぶをふるわせた「かなしい」を思い出して
まるくなる
私は ....
今日は納豆ひやむぎだった
昨日も納豆ひやむぎだった
そういえば一昨日も納豆ひやむぎだった
いつごろごはんとか食べたのだろう
納豆1パック69円
ひやむぎ1袋42円
ロヂャ ....
呼んでる
わたしは はんぶんだけの さいぼうだけれど
くらくて とくんとうごく かべのへや
まってる

淋しいと 引っ込むみたい
雨が浸みると 歩くのいやいやって するみたい
満ち潮
 ....
平日のストレンジャーは 知ったかぶりでを街を読む
河岸を撫で上げて 風は
わかい緑のたちこめる
捕まって あおられて 木漏れ日の空を仰ぐ
油断だらけの表皮に 羽は
微動の小虫 無数の交差 半 ....
もうすぐ船が発ちます
朝までには雨の都に着きます
深い夜にさしかかる船室で
二分の一の足取りの 旅の者は寝床に誘われ
誰も彼ものまぶたが重く まどろんだ呼吸が漂っています

共犯者のあなた ....
昼下がり
あなたが汗を降らせて
春の風
ひよどりが笑う
日が出ているのに くらやみ祭り?
そう

日を見送ったまち
どぉぉん…
真っ白い麻のシャツ  灼けている手の甲
見つめても  ....
部屋の明かりを閉じると
雪のシャワーが見える
毎日見下ろす家々の存在が
ゆるやかに散りゆくのを追っている
濃紺に不透明水彩をのせた
薄桃と薄紫
小さな明かりの秘やかなおしゃべり
シャワー ....
ミルクが欲しい1歳は
男が欲しい21歳に
あっけなく捨て去られる

新しいゲームソフトが欲しい12歳が
プラダが欲しい32歳の
財布から金を抜き取る

夢が欲しい33歳は
安定が欲し ....
からだにはいつも火の精が住んでいて
受け入れる場所で炎を上げる
紅をさしたような君の唇からは
水の精がそっと頬を濡らす

「知っていますか、
 とってもやわらかいんだ。」

強く抱かれ ....
100円の森であなたを捜す
あなたは私の5cm上で
森と遊ぶ

母さん
私は5歳です
あなたを見つけられなくて
今にも泣き出しそうなんです
今は大人の身体に居るから
平気なふりで立っ ....
あまねさんの自由詩おすすめリスト(1901)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
脱衣録- A道化自由詩2506-7-27
あなたはいつも少しかなしい- たちばな ...自由詩16*06-5-2
おまんま- 日雇いく ...自由詩3*05-10-20
満ち潮- たちばな ...自由詩7*05-9-20
緑のヌード- たちばな ...自由詩4*05-5-22
約束- たちばな ...自由詩405-5-15
くらやみ祭り- たちばな ...自由詩205-5-11
美笛峠- たちばな ...自由詩205-4-2
滑らかに廻り続ける欲望の輪- 大覚アキ ...自由詩126*05-2-27
想うからだ- たちばな ...自由詩705-1-4
母は100円の森で- たちばな ...自由詩16*04-11-25

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