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AKB48の小野恵令奈ことえれぴょんが
今夏限りでAKBを卒業する
そんな夏なんだ

買ったときは三十センチほどだったマングローブの木が
もう一メートル近くに育った
葉を触ると
つるつる ....
水晶の心臓をもつあのこの
心音は途切れずに
星雲で脈打っている。まなざしは
林の陰のように微笑んだまま
朝食をいただいている
鉄塔の影はのび
山際の空が紫にいろづく
せせらぎを
さかの ....
点滅途中の信号機
音の鳴りはじめた踏切
遮断中の横断歩道
アルコールを含んだ私の頭の中

かんかんかんかんかん

かたんかたんかたん
ことんことんことん


汚された制服を着てい ....
ラジオノイズ

三秒先の暗闇から

明日の天気を届ければ

雲を脱ぎ捨ててしまう

その少女、青いシャドウ、巨大な蛾のような

指先に灯る重力が

心をそっと撫でてゆく

 ....
からっぽな心身にはなんでも入る
八杯目の焼酎も
ヒーリングミュージックも
ノイズも
精液も
入ったはしから空になる

ただ身体を通り過ぎてゆく
栄養にならない黒いかけら

歯も
 ....
希望があるから絶望があるんである
絶望したくなかったら
希望なんぞ持たぬがよろし

数独を解くのに飽きたわたくしは
今日七杯目の焼酎をつぎながら
わたくしの幸運なる結婚生活について
(た ....
きみのせいで夏が終わらない

扇風機がかきまわす生温い空気のなかで
今日六杯目の焼酎を呑む
ツクツクホウシが鳴き出して
もうとっくに朝だということは自覚している
ついこのあいだまで
わた ....
 
 
都市の息づかいの奥へと
延びていく砂利道
書きかえられた公図の写しを
大事そうに抱えた男が
小さな石の陰でうずくまっている
眼の中を覗き込む
そこは既にもぬけの殻
わたしの数 ....
生まれた姿は裸ンボーン
親もビックリ驚いた
生まれた時から裸ンボーン
肋骨ガラガラ鳴らしたさ
それでも大事に育てられ
今では立派なミュージシャン
肋骨叩きの第一人者
確かに時々避けられる ....
みずうみにすんでいる女の子は
キスがへたくそで色白で
酸素のいろや木漏れ日の匂い
澄んだ朝の空の温度なんかにくわしいけれど
マニキュアの冷たさや
つま先の孤独なんかは知らなかった
毎日すこ ....
鹿沼公園 梶ヶ谷第一公園 あさやら公園 じゅん菜池緑地
こうえんらはその下で ゆるく手をにぎってつながっているという

きょうも
ひとりの女(ひと)がだまってベンチに座ったままだ
こうえんは ....
女という物体は生きている
水を入れたコップに落とされた
一滴のミルク
絡まった細い糸
水中を漂う霧
少しずつ溶けて
最後は白濁

男という物体は動いている
幹に絡み付こうとする蔓
 ....
コンクリートが濡れていた
僕は朝からの買い物でせわしなく移動していた
掌で抱えた袋には
甘い匂いのストロベリーがたくさん入っていた
老婆が向こうの道路で
子供の手を引いていた
子供は小さす ....
 
 
お前はまちがっている
と言われたって
世の中がまちがっているのだから
正しいかもしれないだろう

けっきょく
誰にもわからないのだ
ただ、ここに居ては
いけない気がするだけ ....
灰色の町

「じゃあ、また。」で別れた後は
いつもの現実に帰ってゆく
流れる景色に消えてしまいそう
君がいないこの町は
嘘みたいに音や色が消えて
ただ君の匂いだけが残るの

心の穴が ....
ことばが流れていってしまった

ぼくのくじらは
それを追って
がばーっとのみこむ
ことはできなかった

衰えてしまって
かなしげな
目をしている
つきのくらいぶぶん
すくって
わたしが
かなしみを
わすれたころ
すくわれ
あなたには
すくう
わたしも
かなしみも
あとかたもない
むくわれない
 
 
樹皮から分泌される
石英に群がる
葉脈という葉脈
と、忽然とヒト
背骨に埋め込まれた記憶から
逃れることもできない
鉄製の門扉は赤血球に錆び
こんにちは
いつかヒトは幼い代 ....
浜にあげておいた
古い舟は
帰ってくると沖に流されてしまっていた

海を眺めると
海面を文字が跳ねていた
潜ったかと思うと
再び跳ね上がる
いつまでも跳ね続ける
不完全な単語の
文 ....
優しくなってしまいそうな時間
だれのことも恨みたくない
悲しくなってしまいそうな時間
ねえ もうゆるそうよ

口をすべらしてしまいそうな時間
なにげに告白でもしようか
重荷になってしまい ....
砂浜から間抜けた様子で眺めていました

流されないように飲まれれば良いよ
と貴方は仰いましたね

空の上から耳を打たれた人人は
履歴書を埋める作業が大好物で
細細と癖のある字で書き込みま ....
おまえの不在と

おまえのそばにおれの不在


見える世界に傷つけられて

見えない世界で痛みと自失

だから幸福なんてないんだと

だから永遠なんてないんだと

うそぶかな ....
いちょう並木のカフェに自転車で現れた
荷物をおく椅子えらんでいた

どこに座りたい?
ここに決まってるじゃない、

同棲とはまいにち会うということだ
秘密をじゆうに探すということだ
頭 ....
厚く垂れ込めた雲の上に
もうひとつ、血色に染まった鮮やかな雲が
たなびいているのを
私は知らない

知らないままに見えないままに
鍵を開けて
ただいま
散らかった部屋
私と家族で ....
愛しか数えたくないのに
私の変換は
愛でなく 哀とでて
悲しくさせるのです

人差し指が枯れるほど
押しているのにみつかりません

あなたのかいたさよならが
削除されずにそこにある
 ....
素肌にニッケルを重ねて
二十四時間過ごしてみろよ
アレルギー反応を起こして
素肌がかぶれたやつらには
百八人の経産婦がやさしく
ステロイド製剤を塗ってくれる
三畳一間の小部屋のなかで
ジ ....
どこからか草刈り機の音が聞こえる
生ごみをコンポストに入れる
夕方の風は涼しくて
空には五本
爪で引っ掻いたあとがある
端っこの赤いところから
ゆっくりと解け、崩れていく
なにかもっと真 ....
景色を忘れた心の
そんな電車に乗る
何かが心で
何かに流れる


この私は流れるだろう
私の 見えないものにも 色は
電車はある


電車の上を
色の上に背負って
どこにいく ....
隣のビルが見つめている
夕焼けの頃
熱い視線で

緋色の丸い目玉
上から下に舐めるように

ニヤリと笑うエントランス
時々人を喰っている

宵闇が訪れると
目玉は見えなくなり
 ....
 光に目を凝らすと
 色彩が失われ
 あらゆるカタチはこわれている
 ひとつの塊にしかみえなくなっている

 蠢くものの姿がみえない
 ほかと選別できないから言葉がうかびあがら ....
橘あまねさんの自由詩おすすめリスト(1707)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
えれぴょん- 真山義一 ...自由詩1510-9-1
一瞬の影- こしごえ自由詩5*10-9-1
透明になった人間- 梨玖自由詩110-9-1
熱圏- 相馬四弦自由詩3*10-8-31
炭食い- 佐々宝砂自由詩510-8-31
訣別- 佐々宝砂自由詩8*10-8-31
やつあたり- 佐々宝砂自由詩510-8-31
砂利道- たもつ自由詩610-8-30
裸ンボーン_(未詩・独白)- プル式自由詩210-8-30
ダイアモンド・シスター- アヅサ自由詩6*10-8-30
公園の手- 乾 加津 ...自由詩10*10-8-30
子どもの目の届かない冷暗所・夏- 木屋 亞 ...自由詩1*10-8-30
天使ちゃん1回100円- 真島正人自由詩5*10-8-29
芸術論- 小川 葉自由詩210-8-29
灰色の町- itukamitanij ...自由詩210-8-29
降参- sanat自由詩410-8-29
泪月- 自由詩110-8-29
代名詞- たもつ自由詩410-8-29
- AB自由詩410-8-29
ながれるとき- 朧月自由詩110-8-28
たのしみいろのうみ- りこ自由詩5*10-8-28
おまえの不在- 吉岡ペペ ...自由詩5+10-8-28
いちょう並木のカフェ- 吉岡ペペ ...自由詩210-8-28
17時27分- 錯春自由詩310-8-28
クリックの夢- 朧月自由詩410-8-28
アンテベート- セガール ...自由詩310-8-28
見失う- 北野つづ ...自由詩810-8-28
月曜日の川原で、いつも- 番田 自由詩110-8-28
夕目- うずら豆自由詩310-8-28
ピアノ協奏曲「月光」- 石川敬大自由詩2110-8-28

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