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雲が白く山肌を覆う
そんな雨が途切れた夕方に
幻を見たような気がした
むせかえる夕立の後で
耳元で囁いた
その柔らかい息づかいが
脳裏に焼き付いて
繰り返すフラッシュバック
目眩の底に ....
私はとても疲れている
世界を歩くことなどないままに
夜としての流れを見ているように
光であることを感じている
この光の向こうで 夜として存在し
風となって吹いていることだろう
私は食い ....
迷いの無い太陽の
熱が降り注ぐ
一身に受けたら蜂の巣になるね

残った部分で
再生するのは
多分性根ということなのでしょう

根本的な解決をみず
連鎖してゆく悲しみの道

未来も ....
乗馬パンツを試着する
膝に白い羽毛を見つけ
これにファルコンの綴り
を刺繍してもらう

*

まわるまわるルレットの
太陽
を日付変更線で切り取り
新しい布地と縫い合わ ....
三角方眼定規で
下くちびるを切った
風が薫って
夏草が
指から
ほどけていった

立体裁断で
ドレスを裁つ
いつだって
晒されぬままの布に
踊り
今はおそらく
泣いている
 ....
郵便が届く
土間には闇が煮凝っている

突然降り始めた雨が
突然止む
いつでもそのようにして
決定がなされる

封をした血
もしくは黒い布
もしくは蛇の地図
砕けた枯葉

ば ....
 
 
家に帰ると
知らない人がいた

遠い親戚なのだと
母が教えてくれた

秋になれば
コオロギが
玄関で鳴いている

追い出さないで
耳をすまして聞いてい ....
バラ色にエンジンが燃える瞬間に奇声と歓声が同時にあがる
崩壊してく高速ビルのなかでする最後の咳き込み
粘膜がいてーよちきしょー
あんなにぴんとしてすでに完璧に完成してたのに
それをうわ ....
かりんとう一袋を手土産に
Mr.チャボ宅に駆けつけた時には
怪人ジャガイモ男 愛称ジャガヲくんは
すでに卓袱台をはさんでチャボさんと差し向かいで
「こんな世の中 守る価値があるんですか」
 ....
{引用=
「おはよう、
せっせとお弁当箱に昼食を詰める
この世界のなんらかに収まりなさいと
話しかけてくる忙しげな背中
通学路に捨てられた雑誌には
艶びかりする牡牛の角と蛙の屍
女の子の ....
 
 
水で出来た線路の上を
指列車がやってくる
わたしは道路の言葉で話しかける
指列車は親指を振って応えてくれる

空から墜落しそうになっている空を
真夏の工場群が
かろうじて支え ....
     若)まろがふたり でそろった!
     いまからね、バチバチッと
     かっこいいとこ見せあうからね
     その間に 逃げるんだよ

     面白そうだからって見ていて ....
夢見がちな昼下がり
のん気な猫と素気ない曇り空
今となっては通い慣れた道だけど
さよならを言いに来たなんて言ったら信じてもらえるだろうか

始まりは水たまり
きっかけはメガネの縁と反 ....
そら
おそろしい
しずけさ
ふくらむ
むねに
雷霆ひびき冴えかえる

たれこめて
いずれふって来る
私の上に

見つめあえる
傘は
無用であります
そういったものは
そ ....
夜に歯が立たなくて
おちるまえに爪で
ひっかいた月が
やっとちょっと欠ける

いろんな想いのせいで
雨っていうのがふって
恵みだって祈りを
捧げる民族になりたい

当たり前の空気を ....
あなたのくちびるから海がこぼれる
塩からい水が胸を濡らすから
わたしは溺れないように息をする
そっと息をする


空の高みが恋しいと指先をのばし
両手を広げてみるけれど
あなたの海が追 ....
ぜんぜんすごくないんだぼく
さすがになんにもできないんだ
こうなっちゃうと
地球を逆にまわさなきゃ
反対側にうつって
誰もいない月の上に立って
本当のことを
ただただ本当のことだけを ....
  いびつに
  きみをだきしめる
  できるだけ身ぢかく
  みつめるため



  しろい
  しろい
  息できない
  うまく笑えない
  とても、
  ビュー ....
{引用=
 
窓の外
ふるえていた風が
いつの間にか足元を這い回り
行き場をなくしてうろうろとしているので
夕刻、わたしは
ゆるやかな地平の傾斜に沿って
飛び込んでくるひかりの粒の ....
眠いから寝た
疲れたから寝た
悲しいから寝た
わかんないから寝た
水たまりみたいに寝る
昼間に寝る
ずた袋みたい
粘土

つまんないから寝た
寂しいから寝た
頭痛いから寝た
覚 ....

いたいくらいしあわせな状態で
激しく花が咲き乱れるつかのまのまんなからへんで
超ざわざわゆれる全部のなかから迷う事無く
きれいなのをみんなえらんではちぎって
えらんではちぎってキレー
 ....
 
 
梅雨の湿った風に吹かれいると
いつの間にかぼくと妻は
古ぼけた感じがする列車の
最後尾の座席に並んで腰掛けている
列車はカタンカタンと
紙のイメージの中を
ゆっくりとしたリズム ....
そんなのはいや
だれかが言った通りに終わりが来て

そうじゃないの
だれかが言った言葉は無視されて

川は流れて
雨が川になって
それでも流れるしかない水の想いに

映してみるのは ....
夢にまたあれがでてきた
あれいらいだ
シンゴが洞窟を持ってしまったのは

女の子との別れならいくつも経験していた
それまで好きで別れたことなどなかった
そんなお人よしではなかった
連絡を ....


小さい頃
簡単に見つけられていた
色のない蝶々が
最近見つけられなくなってきた

視界の端で
鋭利に騒ぐ蝶々を
捕まえてはネットの中に
押し込めることを
よく していた ....
げんこつみたいな心がね
ごろごろするから痛すぎる
ぎゅうっと ぐうっと握ってる
そおっと開けばいいのにね

つんつんとんがる手の平は
だれの心も指している
ふわっと さらっと流れるような ....
水たまりで加速する人格
の輪郭に適度な凶器が刺さったままだから
もはや懐かしいんですよすでに全部が
といいながら地図を破り捨てて笑った
まさこをみたのはそれが最後だったってお兄ちゃんが ....
眩い光りは衣を重ね
いつまでも消え去らぬ 
それは人知れぬ
夏の海峡の 輝きを増した陽炎
落ちてきた 数知れぬ星達をあつめた天の河のように
静かによこたわる
無数のきらめきは、時を惜しみ
 ....
いらないものを
雨に流すから
雨は泣いてしまう
あなたも
私を捨てるから
私も泣いてしまう

雨に濡れて
泣いてる雨に濡れて
とうとう止んでしまう雨のほうが
勇気があるの

ひ ....
カムパネルラの瞳が
どこからかしずかにみおろしているような星空

君の沈黙 君の横顔
それはなにかうつくしく けれどものがなしい
予感に満ちているようで
僕も黙ったままでいる

僕の脳 ....
あまねさんの自由詩おすすめリスト(1904)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
梅雨明け- ミツバチ自由詩7*10-7-17
明日を、忘れ去るな- 番田 自由詩310-7-17
まばゆい太陽- 朧月自由詩210-7-17
立体裁断(連詩)*夏野雨、渡ひろこ、他- たちばな ...自由詩13+*10-7-17
立体裁断- たちばな ...自由詩10*10-7-17
訃報- 春日線香自由詩610-7-17
遠い親戚- 小川 葉自由詩410-7-17
デパス_アテント_一杯のスープ- モリマサ ...自由詩310-7-17
怪人ジャガイモ男、正午の血闘(Mr.チャボ、少年よ大志を抱け ...- 角田寿星自由詩710-7-16
逆創世記- 高梁サト ...自由詩15*10-7-16
夏休み- たもつ自由詩910-7-16
まろまろ- 鵜飼千代 ...自由詩10*10-7-16
2:12- BOOKEND自由詩3*10-7-15
名の無い死- こしごえ自由詩3*10-7-15
手強い夜に抱かれて- 朧月自由詩310-7-14
海のあなた- 石瀬琳々自由詩20*10-7-14
シフォンケーキ惑星- ゆうと自由詩2*10-7-13
ビューティフル- 草野春心自由詩4*10-7-13
息を吐く- 黒木みー ...自由詩210-7-13
寝た- salco自由詩9*10-7-13
春/夏- モリマサ ...自由詩110-7-13
嘘つき- たもつ自由詩810-7-12
こっちの水- 朧月自由詩310-7-12
洞窟の夢- 吉岡ペペ ...自由詩1410-7-12
昆虫図鑑- ゆるこ自由詩410-7-12
手遊びの今日- 朧月自由詩510-7-12
未来少年コナン- モリマサ ...自由詩510-7-12
七夕- 月乃助自由詩16*10-7-11
雨とふたりで- 朧月自由詩510-7-11
カムパネルラの瞳- 塔野夏子自由詩8*10-7-11

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