すべてのおすすめ
怪我をしていない指に絆創膏を貼ること

月の色に似たボタンを海に投げること

カビたバナナをゴミ箱に捨てること



パジャマを着ると、おへそがみえるということ
見えなくなるほど
すぐ傍にいるのに
いないのだ いつも

散り始めた
桜の花びらの下を
通り過ぎた時
いないはずの
梅の香りと
すれ違う
不意の挨拶の
仄かな風が吹いて
見えな ....
海上、
都市をつくろう
なにもかも波になれば
こわれるのに
疲れました
飛沫のように暮らす
花にも、
貴方にも
四月半ば
笑ったまま
夕飯の仕度をして
いくつもの
さみしい
たましいが
夜のツバメさながらに
ひらひら
とびまわる

生きている
人間は
なぜに
あんなにも
桜、桜と騒ぐのだろうと思い
やってきて
白いはなびらの ....
関係なんて
関係なく

あなたにとって
大事な人がいれば
それは宝で

あなたのことを
大事といってくれるなら
それは希望で

関係なんて
関係なく

それはもうすでに
 ....
あぁ全てのひとは 
透きとほったぜんまいを背中に巻かれて 
晩夏に樹からぽてっと落ちる 
あの蝉に似ています 

(宇宙の銀河の果てから観れば 
 ひとの百年は一瞬です・・・) 

あ ....
灰色のひかりが街道に爆発している

そのひとつひとつが銀河のようだ

とらえ所のないまぶしさに視線を落とす

花びらがアスファルトにこびりついている

となりの土に草葉の緑

それ ....
花びらたちが役目を終えてきみへと流れ出す
きみから涙は出ないのに
あしもとには戻らないため息の砂塵がしみ込んで
希望が小さい竜巻のよう わたげのよう
くるりくるりのてーま 

空けた球体の ....
群れるなよ
青空が
桜にささやいて

とりもつはずの太陽は
笑うだけ
雲を浮かばせながら

だれかの影も
立ち止まっている
でも
またあるきだす

たくさんの花びらが
祝福 ....
潮騒がさわいでいる
白い手のひらを翻しながら


あなたが光を浴びて笑う海辺です
わたしがまぶしそうに昼の月を探す
あなたが風に吹かれてたたずむ海辺です
わたしが泣きだしそうに砂に貝を拾 ....
幸せは保存できない
冷蔵庫の中にあるやつは
消化され、忌まれるうんちになる
おしゃれな洋食屋さんで食べるハンバーグは幸せだが
その幸せは、家には帰る頃にはなくなってるから
たいしたやつではな ....
春が咲く
アリ ア ルウ
美しく香るときを待って
種を手のひらにくれたひとを駅まで
アリ ア ルウ と若さを数え
目で追う 見上げる ひかりたち
半月 日々にゆき交う道
…さくら
いち ....
日ごとに沈む陽をすい込むので
黄色になるのかしら
彼と彼女たちのやさしいくちづけの為に
そよと風は吹く
ふれあうように抱きしめ
愛をささやいて
微笑むの
いちめんの菜の ....
いのちはあの一本の樹と
わたしの間にあります
やわらかく俯くようにあります

夏の庭の青い花が
ゆらゆらと何かを祈っています
太古のことではないこと
だけが確かなことです

大切なの ....
{引用=
その珈琲豆は挽かないほうがいいです その鉄のにおい
そのままでいてとてもわるい

この身には
どろみず色の牛乳紅茶が
湧きつづけていてとてもわるい

ひしめく指と指の間から
 ....
もっともっとすばらしいゆめをみせてくれよ、と、
格好つけてわらう小鳥たちはわらわれる
おそいわよ、なんて言われたって
あなたのじかんとわたしのじかんはちがうなんてこと
はじめからわかってるんだ ....
まず人間であって微笑んで

はたけを耕している

最後までたがやしている無心に


野良ぎがやぶれていたってかまわない


無心はかたちや定義をこえているから

そしてひとのは ....
健康的な朝を
求めてある
夜ではない

闇を味方にして
明けない夜のあげる
かちどき

夜風が吹いて
飛び散る星の
窓の外


日の出る朝を
待ち望んである
夜ではな ....
帰り道を覚えることが
いつも 正確だったら 僕はうれしいと思えるけれど
正解はでない 暗がりの中で 
しあわせにしますと 言ったけれど

なかなか きみをえがおに できない

お味噌汁を飲み干して

おかずに手を伸ばして

やめて

ときどき きみを 見る

むずか ....
大学生ぐらいの小さな女の子が

自分と同じぐらいの大きさの

真っ赤なケースで

たぶん中身はそうであろう

金管楽器を背負って

のしのしと前から歩いてくる

普段は金ぴかの ....
きみを
たいせつにされていない時間をくべて
かなしい町にしよう
はじまりしかない町

  わたしが保証されるほど
  糸が切れていくようなので
  まちがったままでいいのです、
  す ....
  薄桃色の
  柔らかなパジャマ越しに
  君の左胸に
  そっと僕の手を置く



  温かくないけれど
  正しくもないし
  なんの役にも立たないけれど
  君にあ ....
 
よあけの窓より 行き来するひとびとは
雪よりけわしく
雨よりゆるやかな化粧師
よるの窓のように
反射するではなく
向かい合うでもなく
透明に塗られた、大気のうえを 行き来する
やさ ....
吸い込まれていくその先は
さいぼうの隠れ家
手を振る、手をふるう
ぼたんになる、頃になる
おや、もうあんなにも遠くに
浸透してしまった窓のつらなり
わたしは遅れた足取りで
ひとつ、ふたつ ....
 
 
ゆっくりとした花の先端から 
二人で汽船に乗る 
生き物の物真似をして過ごす 
生きていて良かった、と時々思い 
絵葉書の側で時々笑う
 
 
                         120229




ぐちゃぐちゃな画面をワイプするようにバスの轍が汚れた雪を掻き集めては押し広げて長靴の歩行者を呼び集めては轢き倒すスニー ....
忘れ去っていく言葉よりも
あなたのいのちの清さにふれて瞼が閉じる
いつまでも文字にならない
あなたの悲しげで透明な息づかい
反復するあなたの鼓動が
休もうとしている風を揺るがす

あ ....
からからからと
風は吹いて
真っ青な空に
よどんだ雲
冬のにおいに
春の予感もまじっている

さむいなあ
さむいな
からっぽだな
からっぽだ
からから
からと
風は吹いて ....
容疑者の写真がニュースに流れている

月が北東に隠れようとしている

あれは北西なのかも知れない

月が容疑者のように

どちらの方角にも気配を撒いている

三日月ぐらいの形を見つ ....
あまねさんの自由詩おすすめリスト(1904)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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